中世の繁栄に思いを馳せる「根來寺」
- 4.5
- 旅行時期:2018/11(約7年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
岩出・紀の川 クチコミ:5件
「根來寺」は12世紀 覚鑁(かくばん)上人によって開かれた新義真言宗の総本山、15~16世紀には広大な敷地に堂宇や子院が建ち並び大寺院として繁栄しましたが、秀吉と対立し紀州攻めによって僅な堂宇を残し 大半を焼失しました。
戦火を免れた「大塔」(国宝)は木造建築の多宝塔としては日本最大で、内部を拝観させて頂くと ちょうど高野山の根本大塔に似た存在であると感じられ、よくぞ残ってくださったと感動しました。
ほかにも「大師堂」(重文)が、根來寺の中で最も古い14世紀の建物です。
後の復興により「大伝法堂」「光明殿」など江戸時代以降の立派な堂宇や名勝庭園もあり 現在も見所は多く、丁寧に歩くと1~2時間はかかりますが、繁栄した中世の頃と比べるとすっかり規模は小さくなってしまったようです。
先に 離れた所にある根來寺一山の総門である「大門」を訪れましたので、その距離から中世にはどれ程の大寺院であったかを想像することができました。
- 施設の満足度
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4.5
クチコミ投稿日:2019/11/20
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