おびただしい数の鳥居、お塚、キツネ・・・異世界。

5.0
旅行時期：2018/04（約8年前）

by なぽさん（女性）

伏見クチコミ：2件

全国に約3万社あるといわれる、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・諸願成就の神さま「お稲荷さん(=稲荷大神)」を祀る稲荷神社の総本宮。トリップアドバイザーでは外国人に人気の観光スポットNo.1、関西でも初詣の参拝者数No.1という超人気の神社。拝観料無料、24時間・年中無休というのも親切です。

お稲荷さんとして親しまれていますが、特に有名なのが連なる朱塗りの鳥居。本殿背後より稲荷山の参道に並び立つ1万基もの鳥居は、願い事が「通る」という願掛け、また「通った」というお礼の意味から奉納する習わしが江戸時代にブームになって以来今に至るそうです。魔除けの効果があるという朱色の、トンネルのように連なる「千本鳥居」は圧巻です。

そのすべてが神域という稲荷山(標高233m)に、稲荷大神が降り立ったのは奈良時代和銅4年(711年)とのこと。この稲荷山に登り、神蹟やお塚を参拝することを「お山する(=お山めぐり)」というそうで、ぐるっと巡拝してお山めぐりして来ました。清少納言も参詣したことが「枕草子」に記されているそうで、そんなことを考えながら歩くとまた感慨深く。友人との約束があったため、大急ぎで回って2時間ほどでした。おびただしい数の“私のお稲荷さん”的存在の個性的なお塚や連なる朱の鳥居、「お稲荷さん」のお使いであるキツネもあちこちにいて、独特な世界で見どころ多く、2時間飽きることなく楽しく参拝しました。