清涼飲料水の大量生産に成功した人物の旧宅です。
- 5.0
- 旅行時期:2018/08(約6年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
長崎市 クチコミ:57件
イングランド出身のロバート・ウォーカー・ジュニアが明治中期に建てられたと考えられるこの建物を1915年大正4(1915)年に購入し、昭和33(1958)年に亡くなるまで居住していたものであり、彼の死後妻のシゲコ・メーベルが母屋の一部を市に寄贈し昭和49(1974)年にグラバー園に移築されたものになります。
父親である英国の船長であったロバート・N・ウォーカー海運業を中心とした貿易事業を幅広く展開し成功を遂げ、明治37(1904)年には〝バンザイ清涼飲料工場〟を開業し、ジンジャーエールなどの大量生産に成功しています。その事業を受け継いだのが次男のロバート・ウォーカー・ジュニアであり明治41(1908)年のことでした。
父親であるロバート・N・ウォーカーはたいへんな親日家であったそうで、自ら設立した清涼飲料水メーカーの商品名に〝バンザイサイダー〟〝バンザイレモネード〟とネーミングを付けたほどだったと言われています。グラバーとともに創立した〝ジャパン・ブルワリ・カンパニー〟は、現在の麒麟麦酒株式会社の前身となっています。
現在は通路を兼ねた旧宅となっている旧ウォーカー住宅。他の資料館となっている旧宅とは少し趣が異なっているようにも思えます。またなぜ〝バンザイサイダー〟だったのか?勿論〝万歳〟の意味を込めてのネーミングだったのでしょうが、どうも日本軍の万歳特攻と被るところがあるように思えてなりません。成功した人物に意見をすることはできなかったのでしょうが、少しネーミングに違和感を感じた旧ウォーカー住宅でした。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- グラバー園の順路最後の方に位置します。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 雨が降っていても多かった…。
- バリアフリー:
- 3.0
- 建物内は木なので滑ります。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 通路化しているのに違和感を感じます。
クチコミ投稿日:2018/08/07
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