全国の中高生など若い方必見の記念館
- 5.0
- 旅行時期:2017/10(約7年前)
-
by ワンダラーさん(男性)
舞鶴 クチコミ:8件
かねて話には聞いていたが、初めての訪問。
小生は戦後ベビーブーム世代で、父親は南洋からの引揚者(復員軍人)、小学校の担任の先生にはソビエト連邦に抑留されていたシベリア引揚者の先生もいらした。ラジオでは尋ね人の放送が流れ「引揚」は身近な話であった。
もう70年前後経過して、敗戦後の引揚者の苦労とか引揚事業ということは風化してしまい、今の若い世代は全く知らない生徒、学生も多いでしょう。
ソ連からのシベリア引揚者が多く帰国を果たした舞鶴市関係者が、国の援助なしに引揚記念館をつくって後世に遺した努力は、正に世界記憶遺産に値すると思う。
書く物がなくて白樺の皮に文字を彫ったという「白樺日記」は、その象徴で、実物を見て改めて感激した。
解説のボアンティアさんがいる(実際の引揚者世代ではない)ので、話を伺うと、実感が伝わってくる。質問もできるし、興味のある展示は、もっと掘り下げた話も聞くことができるので、ぜひ、お薦め。
東京の新宿住友ビルにも抑留や引揚をテーマにした平和祈念展示資料館があり何度か行ったが、総務省委託施設で入場無料で解説員も多いが、引揚桟橋に近い舞鶴での展示とボランティア語り部の話の方が見学者の心に伝わるように感じた。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2018/07/23
いいね!:0票