高野山奥の院

高野山の聖域「奥之院」

4.5
旅行時期：2015/10（約9年前）

by Ake Bingaさん（女性）

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高野山の「奥之院」は弘法大師が深い瞑想に入ったまま、生き続けているという伝説を伝える、最も神聖な場所です。
「一の橋」から「御廟橋」まで、2キロあまりの参道を行くのが正式だそうで、鬱蒼とした杉木立の参道沿いには20万基ともいわれる供養塔が立ち並び、ひんやりとした空気で、厳粛な雰囲気に身が引き締まります。
歴史好きの方は、戦国武将や諸大名の供養塔を沢山見つけることができると思います。
敵味方もなく、宗派も越え、あらゆる人々がお大師様のもとに石碑や塔を建て供養したいという思いは、今も続いているようです。
帰りは「英霊殿」の方から「中の橋」まで参道と違う道を通ると有名企業などの新しい供養塔を見ることができます。

奥之院の一番奥まったところにある「大師御廟」の前でお参りさせていただいたあと、開創1200年でしたので、参拝記念に「献木」(高野山の森林保護のためのもので、一口 2,000円)をさせていただきました。
ささやかな感謝の気持ちでしたから、お返しなど何も期待していなかったのですが、記念品として「五色の腕輪念珠」をいただきました。
御廟の傍らでお大師様と共に生きてきた杉の霊木の念珠で、有り難く大切にしていましたが、一度も腕には着けていなかったので…、一人で四国八十八か所巡礼を始めた夫に使って貰うことにしました。
次は、八十八か所巡礼を終え、最後に高野山奥之院で結願成就する夫と共に参拝したいと思います。
なお、「献木」は今も受け付けているようです。