常設展示品などすべて写真禁止!地元の大家の絵も展示なし。
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- 旅行時期:2017/11(約8年前)
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by tadさん(男性)
下関 クチコミ:143件
昨年夏、入館したのだが、今回も長府を通ったので入館してみた。ホームページを見ると、借り物を並べた特別展示ではないというので、常設展示中心だとわかり、入館する気になったのだ。ここは優れたコレクションを持っているのを知っているからだ。
で、中に入って呆れた!地元出身の大家、狩野芳崖が一枚も常設展示にない!40枚もコレクションを持っているところなのだが。。当然、いくつかは見られると期待してきたのだが。。
岸田劉生や藤田嗣二などが展示してあったので、数枚、写真をとろうとしたら、ダメだと言われた。ショック!今時の流れと違うだろう。。。
近年、世界の一流美術館は、どこもフラッシュ、三脚なしの撮影なら許されている。バリでも、ロンドンでも、イタリアでも、台北の故宮博物館でも同じだ。此処は、館長以下、すぐに会議を開いて検討してほしいものだ。なぜ、世界の美術館の多くが撮影許可にしているのか、調べてほしい。馴染の作品ができると、愛着がわき、また本物が見たくなるものなのだ。素人の記念写真はその意味では、自分の関心を高める効果がある。
今回のようなばらばらの絵画がすこしづつ、並んでいるだけだと、記憶にも残らないし、どうせ、すぐ忘れる。作品リストももらえないし。。それを繰り返していると、こういった美術館には足が向かなくなる。ところが、ロンドンのナショナル・ギャラリーや東京国立博物館、国立西洋美術館、東京国立近代美術館など、何度行っても飽きるどころか、またお気に入りの作品に再会したくなるものなのだ。ロンドンではルネサンス作品やターナーの傑作品など、数えきれないほど、毎年のように何度も訪問してきた。しばらくすると、また本物が見たくなるものなのだ。(もっとも、日本では、名品をすぐに引っ込める悪い癖がある。本当の傑作を常設展示する習慣ができていない。設備も悪いからだろう。ルーブルでモナリザを、フィレンツェでヴィーナスの誕生を引っ込めたりはしない。)
この美術館では、狩野芳崖などの何度でも見たい名品がかなりあることを知っている。工夫して常設展示にいいものを並べてほしいものだ。写真撮影も少なくとも常設展示品では許可していただきたいものだ。(借り物を並べる特別展示には興味がない。その美術館のコレクションが貧弱であることを宣伝しているようなものだから。。)日本の地方のケチケチした美術館には、一度行き失望すると再訪はないと思う処が結構あるのだが、ここはそうなってほしくない。
- 施設の満足度
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2.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 展示内容:
- 2.0
クチコミ投稿日:2017/11/20
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