平清盛の娘・健礼門院徳子ゆかりの寺
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- 旅行時期:2015/01(約11年前)
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by あおしさん(男性)
八瀬・大原・貴船・鞍馬 クチコミ:5件
ここは平清盛の娘で、高倉天皇の皇后になり、安徳天皇の母だった健礼門院徳子が後半生を過ごしたお寺で有名なところです。
父清盛は藤原氏をマネして、天皇の外戚となるため、徳子と高倉天皇を結婚させました。
政略結婚ではありましたが、安徳天皇を生み、父・清盛が喜びのあまり涙を流したときが彼女にとって一番幸福だったことでしょう。
しかしその後は天国から地獄へまっしぐら、夫・高倉天皇の死、木曽義仲や源頼朝などの源氏勢力の旗揚げ、父・清盛の病死、やがて平家一門は源義経により壇ノ浦で敗北します。 徳子も平家の武将たちや、清盛の妻・平時子、わずか8歳の安徳天皇、平家の武将たちの妻と一緒に海に身を投げますが、彼女だけは助けられ、このお寺で尼になり、安徳天皇や平家一門の菩提を弔ったということです。
「平家物語」は後白河法皇が彼女を訪ね、彼女のあまりのわびしい生活ぶりに驚き涙する、というところで終わります。
男たちの権力闘争に翻弄された生涯を送った彼女は「平家物語」の悲劇のヒロインと言えるでしょう。
このお寺は7年ほど前に放火にあい、徳子の時代からの本堂などは燃えてしまい、今は再建されたものです。
晩年の徳子を偲ぶようなわびしい雰囲気でした。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/11/15
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