世界遺産です♪
- 5.0
- 旅行時期:2017/09(約8年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
長崎市 クチコミ:57件
三菱長崎造船所第三船渠(せんきょ:ドック)は約5年に渡り崖を削り、海を埋め立てて明治38(1905)年に完成した当時東洋最大のドックでした。造船業形成期であった三菱長崎造船所の前身である三菱合資会社時代に作られた大型乾船渠(ドライドック)であり、満潮時に船を引き込んだ後に運河のように水門を閉めて排水し、船の修理や整備を1世紀を経た現在でも現役で行っています。竣工時は長さ222.2m・幅27m・深さ12.3m・建造能力3万重量tだったものが船舶の大型化に対応するために戦後三回拡張整備されており、現在では深さは同じであるものの長さは276.6m・幅38.8m・修理・建造能力9万5千重量tになっています。排水を行う電動ポンプは竣工時から使われている英国シーメンス社製のもので、こちらもやはり1世紀を経た現在でも現役で活躍しています。その他船渠底や壁面の石垣も当時のものがそのまま使われており、第三船渠自体が竣工時の姿を残す資料館になっています。
平成27(2015)年の世界遺産登録の構成要素のひとつになりましたが、現在でも大型船舶や自衛隊の艦船などの整備をしている関係で非公開施設となっています。
船渠そのものを間近で見ることはできませんが、長崎港を出入りする船舶や対岸のグラバー園からは遠目で見ることができます。入渠中の船舶がなければわかり辛いかも知れませんが、ちょうど海上自衛隊の護衛艦が入渠していたためわかり易かったです。グラバー園からだと角度がないため見辛いようにも思いましたが、雨の中の軍艦島ツアーの中で良かったと思えたことが船窓から見えた第三船渠だったことが唯一の救いです(笑)。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 軍艦島や長崎港巡りの船舶からやグラバー園から見ることができます。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 遠目に見ても大きさがわかりました。
クチコミ投稿日:2017/10/12
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