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鶴岡カトリック教会天主堂

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黒い聖母マリアの肌色は何故に、褐色なのか

  • 4.5
  • 旅行時期:2017/07(約8年前)
ウェンディさん

by ウェンディさん(女性)

鶴岡 クチコミ:4件

日本にただ一体しかない聖母マリアの像があるのは、山形県鶴岡市の鶴岡カトリック教会。
静岡カトリック教会の聖堂に安置されているマリア像は、他の地域で見かけるマリア像とは異なる特徴を持っている。

異なるのは、肌の色。
聖母マリアの顔の色はいわゆる欧州人系の白に近い肌色ではなく、日に焼けた様な褐色の肌。
故に、このマリアは黒い聖母とも呼ばれている。

マリアの肌色が褐色の理由には様々な説があり、教会の公式見解は旧約聖書の雅歌にのこされた下記のフレーズで、もともとマリアのモデルとなった民族の肌色が褐色だったとする説だ。
「イスラエルの娘たちよ、わたしは黒いけれども美しい。ケダルの天幕のように、ソロモンのとばりのように」

そして、他にも説があり、その一つがコンキスタドール(征服者)たちによる強制改宗の為のツールとしての褐色の聖母マリアが作られたとする説/於南米だ。
また、欧州の山間部では昔から褐色の肌のマリア像を信仰する地域もあるという。

日本にたった一つしかない黒いマリア像。
その背景に隠れているのは、一筋縄ではいかない宗教の黒い渦かも知れない。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
4.0
鶴岡城跡公園から徒歩5分
人混みの少なさ:
4.0
空いていました
見ごたえ:
5.0
黒い聖母は必見

クチコミ投稿日:2017/09/26

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