軍艦島ツアー

世界遺産　軍艦島にいってきました。

• 3.5
• 旅行時期：2017/07（約8年前）

by Tonyさん（男性）

長崎市 クチコミ：7件

　軍艦島に行ってきました。いま軍艦島ツアーは大変な人気で土日は前もって予約しておかないと当日ではなかなか難しいようです。ＷＥＢで調べると幾つかツアー会社がでてきて価格も4000～5000円で微妙に違います。それぞれ売り文句があって、安い、早い、船が大きい　などと書かれていますが、肝心なのは上陸率です。軍艦島は外海にあるので必ずしも上陸できるわけではなく天候や風向きそしてツアー会社によって左右されます。つまりＡ社が上陸できても必ずしもＢ社も上陸できるとは限らないようで、これは船の種類や船長さんの腕によるそうです。私は折角なので上陸率の一番高いと　される軍艦島コンシェルジュ　という会社のにしました。
　軍艦島は炭鉱の島ですが明治から開発が進みどんどん進化していったとのこと。幾つか私が勘違いしていたことがあるのでご紹介します。
①　炭鉱は島のしたではなく海の下だった。
　私はてっきり軍艦島そのものが炭鉱の塊なのかと思っていたのですが、鉱脈は海の下。その為に島からまず垂直に掘り進み、そこから横方向にに数キロに渡って掘り進んでいったとのこと。その深さは600ｍ以上、スカイツリーより深く垂直に穴があいていて工夫の皆さんは、これまたスカイツリーと同じ速度のエスカレーターで垂直に下って行ったそうです。すごいですね～、地図を見せてもらいましたがバイオハザードにでてくる基地みたいでした。
②　軍艦島の人々はとってもお金持ちだった
　なんか炭鉱の島というと悲惨な労働環境をイメージしがちですが実際は最先端の設備が導入され、そこに住む人々の生活も大変豊かだったそうです。勿論、累計で250名以上の方が亡くなられたのも又事実で厳しい労働環境だったことことは間違いありません。ただ、そこに住んでいた方々の写真や談話（音声が残っている）をきいているととても明るく例えば昭和の三種の神器といわれた冷蔵庫、洗濯機、カラーＴＶの普及はいち早く進み、島内には九州で一番早く映画館も出来ていたことか。お給料は当時の平均月収の1.5～10倍。地位の高い人や工夫の中でも危険な作業にあたっていた熟練工の中には5年で家5件をたてるほど高額な給料をもらっていた人もいたとか。

　残念なことに軍艦島自体は老朽化がすすみ一部の地域しか見学できません。また、炭鉱内部は閉山間際に大きな事故があった際に海水を注入してしまったので全くみれないとのこと。私たちが参加した軍艦島コンシェルジェにはデジタルミュージアムという施設があって、この辺の立ち入り禁止区域や構内の様子をＶＲやＣＧで再現してみせてくれます。もともとはこの施設をみると（８００円）船に乗り込む際の優先搭乗券がもらえるとことだったので申し込んだだけだったんですが、見学してみると思いの他よかった。お薦めです。

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クチコミ投稿日:2017/07/28

• 施設の満足度: 3.5
• 利用した際の同行者: カップル・夫婦（シニア）
• アクセス: 3.0
• 人混みの少なさ: 2.0
• 見ごたえ: 4.5
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