周辺は散策するのに良いところ

3.5
旅行時期：2015/10（約10年前）

小岩井クチコミ：8件

小岩井農場の入園口から園内に入らずに、西側、県道２１９号線を越えて進んでいくと上丸牛舎や資料館がある農場の一角に至ります。資料館の右手に日本で最初に造られたというレンガ造りのサイロがあり、その前を少し進むと「宮沢賢治詩碑」が立っています。

詩碑は、『すみやかなすみやかな万法流転のなかに　小岩井のきれいな野はらや牧場の標本が　いかにも確かに継起するといふことが　どんなに新鮮な奇蹟だらう』と刻まれています。そばにある説明板によると、心象スケッチ「春と修羅」のなかの詩「小岩井農場」（パート１）から撰んだものだそうで、宮沢賢治は、小岩井農場が好きで何度も訪れたとあります。詳細は、添付写真を参照ください。

「宮沢賢治詩碑」のある辺りは、小岩井農場の歴史を学べる資料館や現存する日本最古のサイロ、上丸牛舎などが点在し、放牧されている牛も見ることができます。観光客が多い“まきば園”から少し離れていることもあって、観光客が少なくゆっくりと散策することができました。
なお、私たちは利用しませんでしたが、まきば園内「あそびの広場」北側にあるトンネルを起点とし、上丸牛舎「資料館」前を終点とする“上丸遊歩道”が設けられたそうなので、まきば園から「宮沢賢治詩碑」に行かれるか方は上丸遊歩道を利用されたら良いでしょう。上丸遊歩道は700ｍあり、階段や勾配があるため、車いす・ベビーカーは通れないそうなので注意が必要です。