明治維新のキーマンだった商人の家
- 4.0
- 旅行時期:2016/03(約8年前)
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by norisaさん(非公開)
長崎市 クチコミ:5件
グラバー園には昔はなかった長いエスカレーターが二基あります。
これはかなりのバリアフリー化です。
さて、グラバーがグラバー商会を長崎に作ったのは何と24歳ということですから、商魂の才能は並外れていたようです。
ちなみに、江の島で有名なサムエルコッキんグは29歳で会社設立しましたが、明治維新前後の欧米の野心ある実業家は維新の志士並みに若手が多かったようです。
グラバーは明治維新のフィクサーともいわれています。
彼は武器商人でしたが、南北戦争で使われ、戦後に余った武器を二束三文で買い叩き、薩長に高値で売りつけて巨額の財をなし、ビジネスを急拡大します。
開発途上国に巧みに入り込み、その国のインフラから重工業、そして生活必需品へと入り込むーーー。
これこそが勝利の方程式といえるでしょう。
しかし、明治維新前後はまさしく日本の危機でした。
というも、アジア、アフリカ、南米など欧米以外の国々は欧米列強により、ほとんどが植民地化されるか属国かされつつあったからです。
その激動の時代に日本に乗り込んで大成功した彼の暮らしぶりが分かる美しい公園です。
なお、ここは高台にあるので三菱重工をはじめとする長崎が世界に誇る重工業の拠点が望めます。
無数のクレーンやらドックやら大変な規模ですし、稲佐山や長崎の街々も望める好立地です。
駐車場はないので下の公共駐車場をご利用ください。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2016/04/26
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