円山頂上から見た場合
- 4.0
- 旅行時期:2015/07(約10年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
札幌 クチコミ:1139件
毎年ものすごい人出で皆が穴場探しに奔走する豊平川花火大会。
今回は、円山頂上に来てみた。
標高255m、打ち上げ場所より2.5kmほど離れている。
暗い中を自分の足で登山しなくてはならないので、ロープウェイで容易に登れる藻岩山よりはすいていると思った。
ちなみに藻岩山は標高531m、打ち上げ場所より3kmほどで円山より少し離れている。
藻岩山は、真駒内の花火大会のときは幾らか人出があったようで、今回の豊平川では当然、もっと混んでいることが推測された。
円山の登山道は、森の中の道で夜は真っ暗だが、昼間はこれでも小さな子供も登る入門の山だ。
木の根や石がごつごつしているが、大勢の登山者が踏み歩いた道なのでごろごろはしていない。
昔、登山道が八十八ヶ所巡りの霊場だったこともあり、暗闇に佇むお地蔵さんが不気味だが、随所で木々の隙間に街明りが見え、立ち止まって耳をそばだてれば、街の喧騒もかすかに聞こえてくる。
登山用ヘッドライトを持って行ったが、100円ショップのLEDライトがかなり有効であった。
なお、同じ考えを持つ人はいるものである。
誰もいないと思われた登山道の途中で、別のグループに追いつくと、いままで不気味だったお地蔵さんは何でもなくなり、気にならなくなった。
山頂では10人ほどの人達がいた。
山頂部は岩山のようになっていて、東南方向が開けているが、他は高い木々に阻まれて景色は見えない。
しかし、目の前には宝石箱をひっくり返したようなパノラマが広がり、息をのむ絶景に皆見入っていた。
そんな街並みと我々を、上空に立ちのぼる満月が静かに照らしていた。
ちょうど隣の旭山記念公園で、旭山音楽祭が開かれており、オペラの歌声もときどき風にのって聞こえてきたが、音楽祭の様子は木々で隠れていて見ることはできない。
なお、蚊などの虫が多く、虫除けスプレーは必須である。
また、登山なので汗ふきタオルやペットボトル飲料などを持って行くとよい。
うかつにも熊鈴を忘れてしまったが、一応、周辺、北海道神宮付近でも早朝などに熊の目撃情報がときどき寄せられる場所である。
花火は遠く、宝石箱の一角から鮮やかな小さな宝石が幾つもわき上がっているような感じだった。
迫力には欠けるので、やはり近くで見た方がよいが、普段なかなか見られないアングルに、1回ぐらいは見る価値はあると思った。
広く開けた視界には、遠く別の花火も見え、わずかであったがダブルで花火大会を楽しむことができた。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.0
- 円山頂上からの場合
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 円山頂上には10人ほど
- 催し物の規模:
- 3.5
- 雰囲気:
- 4.5
- 街の夜景&花火
- バリアフリー:
- 1.0
- 円山頂上に登った場合
クチコミ投稿日:2015/08/01
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