本州では有り得ない駅前にあるミズバショウの湿地

4.0
旅行時期：2015/04（約11年前）

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JR星置駅近くにあるミズバショウが群生する湿地です。
駅前はマンションやスーパーが並び、バスが発着。朝は通勤客で込み合う札幌のベッドタウンです。
そんな駅北口を出て左手に2、300ｍほど行くと、何と林に囲まれた湿地があるのです。
ビオトープの小さなため池などとは違い、100ｍ四方ほどあります。木道が整備され、ベンチもありました。
JR函館本線の線路沿いにあり、車窓からも星置駅を出て銭函、小樽方面に進むと見える線路沿いの林です。
4月の中・下旬ともなるとミズバショウが白い苞をあちこちにのぞかせます。
本州では尾瀬などの高地の湿原に咲くミズバショウですが、北海道では低地でも普通に見られます。
札幌市内でも、中心部では北大植物園の池、西岡公園、そして石狩市の石狩川河畔にあるマクンベツ湿原などでまとまって見かけますが、実は普通の野山でも川沿いや池などあちこちで見かけます。ただ、群落の大きさやアクセスを考えると、星置緑地が一番良いです。
同時期、星置緑地ではほかにも鮮やかな黄のエゾノリュウキンカや白～紫のキクザキイチゲ、赤花のコジマエンレイソウなどが咲き、緑地の入り口にそれらの花の解説板が立っています。
緑地では手稲山の伏流水が湧き出で、林床に広がる水が日の光と青空を映して輝いていました。
朝や夕方が美しくおすすめです。朝、訪れた時は、春の清々しい空気の中、散歩に訪れる人もちらほら見かけました。夕方もきれいなようですが、遅くまでいると夜は駅近くの暗い林のため、怪しい人がでるという噂もあり、あまりおすすめできません。