その審美眼の確かさには舌を巻きました
- 4.5
- 旅行時期:2014/10(約10年前)
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by たびたびさん(男性)
桐生 クチコミ:26件
大川美術館は、桐生市出身の大川栄二という個人のコレクションを展示する美術館。大川栄二は、三井物産に入社後、ダイエーの副社長なども勤めますが、いわばサラリーマン。しかし、その審美眼の確かさには舌を巻きました。
氏がほれ込んだという松本竣介の圧倒的な存在感は目を見張るもの。そして、松本竣介が兄のように慕ったという難波田龍起の企画展でしたが、同じような匂い。松本竣介は30代半ばで亡くなったのですが、難波田龍起は、90歳まで。確かな写実力をベースにしながらも色の美しさが強調された時代や造形をテーマにした時代を経て、抽象画の世界に入って行く。しかし、歴史を重ねたことで、その抽象画には何とも言えない美しさがキラキラ輝いています。難波田龍起は初めてではなかったのですが、一連の作品を見ることで、堂本印象のような、巨人の風格を感じた次第です。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/10/28
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