十数年ぶりに再訪
- 4.5
- 旅行時期:2014/08(約11年前)
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by ミロヒさん(女性)
京都駅周辺 クチコミ:43件
京都 島原に残る唯一の揚屋建築の遺構です。
島原の中では、外観の格子窓が町家とはちょっと異なる、見るからに立派な建物です。十数年前、まだもてなしの文化美術館となる前の角屋の特別公開時に来て以来の再訪です。中に入ると朱塗りの漆喰の下の中戸口には暖簾が下がり、ちょっとタイムスリップしたよう。
台所は大広間の様な広場で、しっかりとした大黒柱が支えています。構造上弱い為、今は補強用の柱が別に立っています。見所は遊宴の席に使われた、それぞれ特徴のある趣向の凝らされた各部屋です。網代天上の網代の間、、大座敷 松の間の前には主庭に臥龍松が見事です。
前回訪れた時は、2階の客間も特別に見られました。2階には更に凝った客間があり、螺鈿の間、、扇の間、青貝の間、華やかさは見事でしたが、今回は見られませんでした。見ることが出来るならば必見です。
角屋は幕末には勤皇、佐幕派双方の会合場所となり、勤皇志士たちが宴席を行ったところですが、一発触発の状態で何も起きなかったのは興味深いところです。
一見の価値のある美術館ですが、場所がちょっと不便です。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2014/10/25
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