大名文化とはこんなにも煌びやかなものだったのか。
- 4.5
- 旅行時期:2011/09(約14年前)
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by モッサンさん(男性)
熊本市 クチコミ:5件
本丸御殿にある大広間を奥の部屋に進むにつれ飾り金具や天井などの豪華さが増していくが、昭君之間は中でも最も格式の高い部屋である。大広間の各部屋の名前は基本的に壁や襖に描かれた障壁画の題材から名付けられており、その名の示すとおり悲劇の美女王昭君の物語が描かれている。古くから残されていた資料に基づき再建されて間もないだけに大名文化の粋を集めた創建時の本当の煌びやかさとはこんなものだったのかと感嘆させられる。昭君之間は鉤上段(L字型の床が一段高くなっている)が設けられ、床の間や違い棚、付書院などを持つ書院造りとなっている。天井は折上げ格天井と呼ばれるもので、花や木など60枚ほど描かれた天井画の美しさに見入っていると首が痛くなってくる。普通の寺院等の障壁画等は時代を経た美しさはあるが、本丸御殿は当時の色合いのイメージを知ることができる点でとても良い場所だと思う。バスツアーのため時間も食事も決められているため、江戸時代肥後藩の献立を再現したとされる本丸御膳を食べることが出来なかったのが心残りである。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2014/02/25
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