冬の日本海。フワモコの波の花は、風にポポポーっと舞い上がる!
- 4.0
- 旅行時期:2014/01(約10年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
七飯・江差 クチコミ:48件
初めて実物の波の花を見ました。場所はかもめ島にあるかもめの散歩道の先!突堤の近くです。
訪れたのは、バリバリの冬型の気圧配置の日。開陽丸などがある島の東側は波も穏やかだったのですが、ひとたび島の西側に回り込むと、北西の季節風が吹き付け、そこにはまごうことのない冬の日本海の姿がありました。時々吹雪模様となり、作業のために手袋を外そうものなら、たちまち手がかじかんでしまう、気温の低い一日です。
そんな気象条件でしたが、東側はかもめ島の陰になり、風も波も穏やかでした。島の東側には、波打ち際に木道が整備され、かもめの散歩道と名付けられています。散歩道の先はちょうど、島の北側に出たところ。突堤より先は、風にあおられた荒波がザブザブと打ち付けていましたが、島の西側から続く千畳敷の岩盤の一部が波打ち際に広がり、散歩道に直接打ち付けることはありません。ただ、時々高い波がくると、道にも波がせまり、ヒヤッとすることも。波の花はそんな道の護岸にへばりつくようにありました。フワモコの泡のかたまりです。それまでに飛んだ花で道には泡が散乱していました。しばらく眺めていると、風でホコホコと揺れていた泡が、一時の強風を受け、ポポポーっと一斉に舞い上がります。とても愛らしい様子に寒さも忘れて眺めていました。
散歩道には手すりが付いていますが、突堤を越える階段などは降った雪などが凍りついていました。滑りにくい靴である必要があります。また、風を完全にシャットアウトできる防水の利いたフード付きのコートなどが良いと思います。突堤の上は、凍りついており、風も強く荒波も打ちつけていました。景色もそんなに変わる訳でもないため進むべきではないでしょう。
波の花は偶然見ることができました。風向きなどの気象条件が異なったら、こんな間近では見ることができなかったかもしれません。なお、この場所以外にも、島の上に上がった遊歩道からも断崖の下で舞い上がっているのが見えました。少し入り江のようになった風の抑えられる場所でしたが、時々回り込んでくる強風に高く舞い上がる様子が、上方から小さく見えました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.0
クチコミ投稿日:2014/01/19
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