由緒ある梅園
- 4.0
- 旅行時期:2013/02(約11年前)
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by norisaさん(非公開)
熱海 クチコミ:7件
この熱海梅園の歴史はユニークなようです。
熱海に温泉療養施設である「きゅう汽館」が開館したそうですが、丁度そのころ赴任した内務省初代衛生局長である長与専斎という方が、温泉治療は一日中部屋にいるのではなく、適当な運動が必要ではないかと提唱したそうです。
そこで、横浜の豪商・茂木惣兵衛さんや議員、地元の方が梅園の造成に協力し、1886年に完成させたそうです。
つまりこの梅園は見るための庭園ではなく、湯治客が足腰を鍛え、良い空気を吸うために造られた、当時としてはモダンなコンセプトでスタートしたのですね!!
開設2年後に皇室に献納され皇室財産となり、熱海第二御料地・第三御料地に編入されるなどの変遷を経て、昭和22年(1947年)に宮内省から皇室財産税として、物納され国有財産となったと資料にはあります。
熱海市は、この園を昭和6年から昭和35年まで約29年間直接管理し、その保護に努めてきましたが、その際にこの梅園を風致公園として都市計画決定し、国に払下げの申請をし、大蔵省より熱海市に無償で払下げられたそうです。
約64品種約730本の梅がありますが、歴史があるだけに古木もたくさんあります。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/11/10
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