国東半島 真木大堂
- 4.0
- 旅行時期:2012/02(約14年前)
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by leslyさん(男性)
宇佐・豊後高田 クチコミ:7件
鉄筋の宝蔵庫の中には仁聞(にんもん)の遺作と伝えられる九体の仏像が安置されています。本尊の阿弥陀如来像は藤原期の作と言われ、寄木造りの巨像、像高は2.17メートルもあります。その周りに鎮座するのは四天王像。こちらも藤原期の作。四天王は四方を守護する神として考えられ、その形相は邪鬼をもおとなしくさせてしまいます。その隣には不動三尊像・中央に不動明王、右側に矜羯羅童子(こんがらどうじ)・左側に制咤迦童子(せいたかどうじ)この三尊も藤原期の作と言われています。密教におけるの最高の神、大日如来の化身とも言われ、憤怒相はまさに荒れ狂う情熱です。熊野磨崖仏の不動様とはまったく違う表情ですね。そしてその左側には水牛に乗った大威徳明王(だいいとくみょうおう)が鎮座しています。高さ1.3メートル、この木造としては日本一大きな大威徳明王像は、六面六臂六足、頭に3面をいただいています。この像も藤原期の作と言われ、水牛に乗っているところから農民にも親しまれ、信仰されて来ました。
真木大堂の裏には古代公園があり、多くの石造物が配置されています。苔むした石造物は本当に年代を感じさせます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/06/09
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