阪急電鉄だと河原町駅から京阪バスが便利な清閑寺 (せいかんじ)
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- 旅行時期:2011/09(約14年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
二条・烏丸・河原町 クチコミ:96件
清閑寺 (せいかんじ)は「歌の中山寺」ともいわれるが歌の中山とは清水寺から清閑寺にいたる山路のこと。阪急電鉄河原町駅から京阪バス五条京阪経由82c・83・84・86系統で8分、バス停清閑寺下車徒歩5分で参拝できる。
いい伝えでは清閑寺に住む真燕僧都が夕暮れに美しい女が一人で行くのを見て、ひとめぼれし今で言えばナンパだろうか、「清水への道は何れですか」と声をかけると女は「見るにだに まよふ心のはかなくて まことの道を いかでしるべき」と言い捨てて消えてしまった。真燕僧都は女は仏の化身(けしん)だったのかと自分の不思議な体験を言い伝えた。その後不思議な女が歌を詠んだ清水寺から清閑寺にいたる山路を「歌の中山」と言うようになったそうだ。
世阿弥(ぜあみ、1363−1443年)の傑作の一つで源氏物語の主人公・光源氏のモデルといわれる嵯峨天皇の12男・源融(みなもと の とおる、822−895年)の六条河原院を舞台に、人間の栄光と時の移り変わりをしみじみと謡い語る能「融」にも「歌の中山清閑寺」が登場する。室町時代には既に「歌の中山」が「清閑寺」の通称になっていたことがわかるが美人化身(けしん)の話は世阿弥の好みでもあったのだろう。
- 施設の満足度
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3.5
- 施設の快適度:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2012/02/27
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