旧暦の10月11日から17日にかけて様々な行事が行われます。
平成28(2016)年は11月9日から16日まで。
期間...
続きを読む中は平日でも多くの人が訪れていました。
境内では、神在祭、縁結大祭、十九社祭、神等去出祭などが行われます。
そのうち、神楽殿で行われる夜神楽を見てみました。
夜神楽は、ほぼ期間中の夜7時から行われます。
会場は畳敷きの大きな広間ですが、正座ではなく、簡易長いすに座って参加できるので、膝が悪い方でも安心して参加できます。
そして、いよいよ始まると、神職の祝詞がえんえんと続きました。
更に、奉納者の願が読み上げられます。
10分、20分、…50分…長い前座です。
夜神楽はまだかな…。
後方の席では、途中退室する方もぱらぱらと出始めました。
そうしているうちに、やっと巫女さんの舞が始まりました。
やっとか…
ところばすぐさま、参加者が都道府県ごとに起立してご祈祷が始まりました。
いつ夜神楽は始まるのだろうか…。
ついに、帰りの電車の発車時間が近づき、やむなく途中で席を離れました。
前座だけで終わってしまった…。
さて、後ほど、地元の方にその話しをすると、それは既に夜神楽を見ていたと言います。
実は夜神楽とはご祈祷のことで、前座だと思っていたのが夜神楽そのものだったというのです。
そして、最後に縁起物の振る舞いなどが行われて終了するとのことです。
あと少し、最後まで残っていれば、ありがたい縁起物が配られていたらしいのです。
予定の電車に間に合わなくなるので、仕方ありませんでしたが、実はその地元の方も、実は夜神楽が面をつけた舞などではなく、ご祈祷だったと最近になって知ったとのことです。
高千穂などの夜神楽を見ていたので、てっきり夜神楽とは舞のことだと疑いもしませんでしたが、由緒正しき夜神楽とは、そういうものなのかなあと出雲大社に勉強させられた気分です。
ちなみに、終了時間が遅く、帰りの各方面への電車などがなくなってきますが、他の参加者は、終了後に神楽殿の前からタクシーを利用して、JRの出雲市駅まで戻る方も多いとのことです。
神楽殿の前では、夜遅いにもかかわらず、多くのタクシーが待機していました(予約車ではありません)。
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投稿日:2017/01/20