私がまだ二十代の青年だった1990年代、“脱ダム”の風潮が大きく盛り上がっておりました。そのひとつの象徴として、この「川...
続きを読む辺川ダム」と、それによって破壊される「最後の清流・川辺川」が、クローズアップされておりました。
(いや、関心のない方にとっては、まったく関心がないニュースだったかもしれない・・・と、今になっては思います)
当時でダム計画が公表されてから、すでに30年近く、水没予定地の五木村の方々は、長年の反対運動に疲弊し、すべての補償に合意し、いよいよダム本体の工事が着工される・・・そんな頃でした。
その現地を、この目で見たい、撮りたい、歩きたい・・・と訪れた私は、若かったな・・・。水没予定地にあった、五木東小学校の木造校舎が、とても印象的でした。
あれから、さらに20年近い時間が流れましたが、川辺川ダムの本体工事は、事実上“凍結”状態。一方で、五木村の中心地・頭地は、山腹を切り拓いて造成した代替地へ完全移転し、国道445号線はトンネルが連続する新道に切り替わっております。
守られた(?)“最後の清流”と、この半世紀余りの時間の流れに、思いを馳せられてみてください。
いえいえ、気軽にドライブで車窓を楽しまれても、もちろんOK、です。
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投稿日:2014/07/20