京都という街は、京都タワーにしろ、京都駅ビルにしろ、京都水族館にしろ、計画時点で決まって住民運動が起きている。とくに京都の...
続きを読む場合、景観維持のため建築物の高さに関する規制があり、このことが逆に京都タワーの展望台高さが高々地上100mしかないのに市街地が良く見通せる結果となっている。東京等高層ビルの立ち並ぶ地域から訪れた観光客であれば京都タワーの外観から受けるイメージに、敢えて展望台に上がろうという気も失せるかもしれないがそうではない。展望台へはタワーのあるビルのエレベータで一旦11階まで上がり、そこでまたエレベータを乗り換え二層になっている展望台の上層側に到着する。直接ビルの一階から展望台に行くことができないのは、恐らく最初にビルが出来た後にタワーが追加で建てられたことによるものだろう。展望台の上層側は各窓枠毎に無料で使用できる多くの望遠鏡が置かれていて、主な観光地が見える方向には丁寧にステッカーで案内されている。ここからは、あらためて京都の市街地が360度見渡せることがよくわかる。こうやって見ると京都は周囲が山で囲まれていて盆地なんだと実感できるし、また例えば三十三間堂などは長手方向の立地状況がよく俯瞰できる。京都タワーからの展望は夜景も美しいが、自分が訪れたことのある場所等を確認するうえでは昼間しかない。展望台の下層部へは階段で降り、ここからエレベータで下に降りることになる。下層部には望遠鏡の設置はなく、展望台の構造上 タワー下側周辺をよく見る事が出来る。
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投稿日:2014/07/04