義仲寺(ぎちゅうじ)は、源義仲(みなもとのよしなか・木曽義仲1154−1184年)の死後、愛妾であった巴御前が創建したもの...
続きを読むと伝えられている。義仲寺を有名にしたのは旅の俳人・松尾芭蕉(まつお ばしょう1644−1694年)だ。1684年、旅の途中初めて大津に訪れた芭蕉は義仲寺に滞在し、境内に設けた無名庵で句会も行った。1694年、旅の途中病に倒れ大阪・南御堂前の花屋仁左衛門宅で「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」の句を残して客死したが「義仲の墓の裏に埋めてほしい」との遺言通りなきがらは義仲寺の源義仲の墓の隣に埋葬された。この2つの墓を芭蕉の弟子の又玄(ゆうげん)が詠んだ「木曽殿と 背中合わせの 寒さかな」の句碑が墓の側にある。芭蕉ゆかりの品が資料館に展示されており、芭蕉ファンには見逃せない寺だ。
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http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10236909/
(写真は義仲寺の芭蕉の墓)
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投稿日:2008/09/25