リニューアルされた部屋、品数の多い食事、満足できる宿でした。

３月の平日に宿泊。
まず最初に、３月の宿泊はおすすめしません。なぜなら、卒業旅行の学生が多く風呂でのマナー・宿内でのマナーがなっていません。おまけに混み合います。
それ以外の期間ではオススメですけど。
まず、チェックインは１５時。１５時頃のチェックインはフロントがかなり混み合います。チェックイン後少しでも早く外湯めぐりに行こうとする宿泊客が多いため、チェックイン開始後は大ラッシュ。電車でのお客が多いため、車で行く場合も電車の時間をチェックして、その時間をはずしてチェックインするとよいです。

外観：昔からある建物をリフォームしているので、外側から見えない部分はボロボロの部分もありますが、基本的には問題なし。
館内：リフォームされていてきれいです。今回は１２畳和室に宿泊しましたが、あまり古さは感じさせません。部屋内のトイレ・洗面所付近と出入り口のドアはリフォームされてきれいですが、さすがにコストダウンのために安っぽさを感じる感じです。
部屋にはチェックイン時から布団が敷かれています。広いお部屋なので邪魔になることもなく到着後に風呂へ入りその後、食事までゴロゴロして疲れた体を休めるには丁度よい感じです。
部屋タイプには、川側と山側とありますが、どちらも良好な風景は望めませんので、特に気にすることはないと思います。
風呂：城崎は外湯めぐりがメインのため、内湯は普通のお風呂です。露天はあとから追加で作った感じです。男風呂・女風呂は朝夕入れ替え制で、くるひの湯の露天風呂は檜木風ですが、湯船の上からオーバーフローはしていません。屋根のある部分も少ないので、冬の雨の日は少し入り辛いです。内風呂は２段になっていて、湯船の上からオーバーフローしていますが、成分表には、【源泉掛け流し・循環・加温・加水・消毒】の表記は見当たりません。どちらも４３～４４℃くらいの湯温です。
一方のげんぶの湯の露天風呂は半露天になっており、元々内風呂だけだった部分に作った感じで、ほんの少しだけ外が見えるといった感じです。こちらの半露天は少し小さめで３～４人程度が入れる感じです。こちらも【源泉掛け流し・循環・加温・加水・消毒】の表記は見当たりません。
カランやシャワーの整備はしっかりさられており、湯の量は十分あります。
脱衣場のロッカーにはカギがありますが、壊れかけてきる感じの部分もあります。
どちらのお風呂も宿泊者数に対してキャパが足りないと感じました。（ほとんどの人が外湯めぐりに行くので、意外と混むことはありませんでした）

食事：朝夕ともにビュッフェタイプで予約制ではありません。夕食は１７時からで、予約制ではありません。入口のカウンター前に並んだ順番になりますが、席の位置は時間帯によってかわります。（制限時間を把握するため）
おかずの種類はとにかく多い。和洋折衷デザートも豊富。ライブキッチンでのステーキと天ぷらが人気です。ただし、オープン直後はライブキッチン前はかなり混み合い出来上がりが間に合っていません。人気のステーキは、一人が何個もとらないように１回で３切れしかもらえません。（一旦、席に戻りとりに行くのは何度でもOK）天ぷらはエビ・ハモ・大葉がありましたが、ハモの天ぷらがおいしかったですよ。
その他、寿司は６種類程度、カレーに豚の角煮、ホタルイカの酢味噌和え、ローストビーフ、甘えびの刺身にしゅうまいなど。デザートは、ケーキにプリンなど１０種類程度ありますが、どれも甘味が強いので多くは食べれない仕組みになっています。
飲み物はドリンクバーでコーヒー、緑茶、ウーロン茶、ジュースなど。牛乳がないのが残念でした。（夕食）
夕食は２時間の時間制でしたが、１時間もあれば十分です。１７時直後のオープン時は人が多く、３０分もすれば一旦おさまり、また増えるといった感じの波があります。また、料理は無くなっても次から次に出てくるので慌てる必要はないと思います。
朝食は７時からで、こちらも予約制ではなく並んだ順番になります。席は夕食とは違い、好きな場所に座れます。学生が多い時期は７時からの朝食が人が少ないのでオススメです。
朝食も品数が多く、オススメは自家製出汁の茶漬け、ライブキッチンのところにあるオレンジ風味のドーナツ、パン類がおいしかったです。（ごはん派なので両方食べましたが）
朝食は夕食と同じドリンクバーにコーヒー、お茶類にプラスして牛乳とオレンジジュースがありました。
とにかくここの宿で食事で不満を感じることはありませんでした。

外湯めぐり：城崎温泉のメインの１つが外湯めぐり。ここの宿からは少し距離がありますが、宿専用の循環バスが出ています。（宿のHPを見ても、実際に行くまで理解できなかったので説明）
バスは到着日は１５時から乗れます。１５分間隔で出発しています。
浴衣に着替えフロント横にある外湯専用の受付に行くと、羽織とタオルなどを入れるカゴを貸してくれます。玄関には外湯用の下駄やぞうりと傘、そして循環バスの時刻表とルート地図が置いてあります。
玄関前のバスに乗ると当日使えるパスポートを渡してくれます。出発時間になるとバスのルート説明をしたのち出発します。夕方のルートと朝のルートは違うので注意が必要です。
外湯は平日に順番で休館日があるので、予め行くお風呂を決めていた方がよいと思います。
夕方のルートはルートは宿　→　城崎モータープール　→　鴻の湯　→　Uターン　→　まんだら湯　→　城崎モータープール　→　宿
というルートになり、往路と復路でモータープール以外は同じ場所には停まりません。
また、専用の停留所以外にも停まることはないので注意が必要です。
地蔵湯・柳湯・一の湯・御所の湯は城崎モータープールプールで下車。
鴻の湯は鴻の湯前で下車、まんだら湯はまんだら湯バス停で下車がよいらしい。
御所の湯は、はまんだら湯バス停が近いですが一旦、鴻の湯まで行ってUターンしたあとなので、モータープールから歩いたほうが早いです。
最終のバスは２２時頃なので、それに間に合うように考えておく必要があります。ただし、最終便はみんなが乗って帰ろうとするので、とにかく混み合います。
場合によっては乗れないこともあります。
朝のルートは最初に駅に寄り、モータープールの代わりに公園前に停まります。
鴻の湯、まんだら湯以外に行く人はここで降ります。
朝８時の出発でチェックアウトの１１時までに３つくらいは入れます。
外湯の混雑状況は
http://www.tamepo.jp/~ck/ks/sotoyu_viewer.html
でリアルタイムに確認できます。
朝の外湯めぐりは晴れていたので、宿まで歩いて帰りましたが１０分程度なので十分歩いて帰れます。
総評：ズバリ、この価格でこの施設と食事、大変満足できる宿でした。ただし、３月のこの時期は学生が多く、脱衣場の床に服を広げてスマホいじりをしたり、掛け湯をせずに入る人がちらほら。最低限のマナーを守れない人がいたことに少しイラっとしましたが。
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クチコミ投稿日：2017/03/20