接客の信頼感と、B787ならではのシャワートイレ

ANA885便、羽田発クアラルンプール行きビジネスクラスの搭乗です。チェックインカウンターには接客にあたるスタッフの写真入りネームプレートがあって、ANAの労務管理に少し不安を感じます(笑)が、同じくカウンター置かれているキャンディーには日本的心遣いを感じられホッとします。数か所のANAクラウンプラザホテルでも同様のサービスがありましたし、国内線プレミアムクラスのキャビンでも配られます。安いキャンディーで顧客の心をつかめられるなら、費用対効果という点でも文句のない作戦ですね(笑)。さて機材は久しぶり2度目のB787でしたが、ANA国際線に限定すれば、初めてのB787であったと思います。ビズネスクラスの座席は満席で、その８割以上は日本人客で占められていました。JALとは違ってCAは全員が日本人、その接客姿勢は丁寧で素晴らしいですし、言葉に不安のある人も安心できますね。シートポケットには、豪華ではないものの機内アメニティキット、スリッパは、持ち帰り用の袋と靴ベラの入った(国内線プレミアムクラスと同じ)ものというのも日本の心遣いを感じます。席に着いて落ち着いた頃に、朝食のリクエスト用紙が配られます。畏れ多くもお客さん自身に記入させるこの方式が採用されたのは、一体どのような経緯があったのでしょうか…。ちなみに朝食は和食と洋食からの選択になりますが、さすが白飯は美味しいですし、日本酒・焼酎のセレクションも魅力的です。また好きな時に注文できる軽食のレベルも高いものでした。そしてB787といえばシャワートイレの存在です。狭い機内のトイレで紙を用いることと比較すれば、快適そのものです。ただし、私が今時の日本人ではないからなのでしょうが、ANAのエンターテイメント番組は、私にとっては子供じみたものと思えるものが多いのは残念です。