2018/10/19 - 2018/11/01
16位(同エリア610件中)
Weiwojingさん
- WeiwojingさんTOP
- 旅行記996冊
- クチコミ137件
- Q&A回答106件
- 2,118,496アクセス
- フォロワー194人
タシケントからサマルカンドへ列車で移動した。サマルカンドは長いことぜひ訪れてみたいと思っていたところで、ようやく念願がかない、大いに満足している。
「青の都」、「イスラム世界の宝石」、「東方の真珠」等の多くの異名を持つサマルカンドはこれまでシルクロードの中心都市としての道を歩んできた。
サマルカンドガその存在を世界に知られたのは、紀元前4世紀にアレクサンドロス大王の遠征軍が到達した時のことで、大王をして「話に聞いていた通りに美しい、いやそれ以上に美しい」と言わせたほどであった。サマルカンドの前身「マラカンダ」の町は繁栄を見せていた。
その繁栄を支えてきたのはソルド人で、彼らは商才と工芸技術に長けていて、多くの王朝の支配を受けながらも数世紀にわたって営々とサマルカンドを築き上げてきた。ところが、1220年のモンゴル軍の攻撃で住民の4分の3は殺され、町の大半は破壊つくされるという悲劇に遭遇した。そのサマルカンドを再び蘇えらせたのがティムールであった。「チンギス・ハーンは破壊し、ティムールは建設した」と言われるように、彼は各地から連れ帰った優れた職人や建築家を使い、壮大なイスラムの世界を再建した。それから600年を経て、彼が手掛けた建築群は今もその美しさに人々の目を見張らせている。
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
タシケントから列車でサマルカンドへ向かった。超特急「アフラシャブ号」(7:30発)に乗り、約3時間程で到着した。チケットはなかなか取りにくいようで、小生の場合は1か月前にビシュケクの旅行会社に頼んでおいたので、何とか予約しておくことが出来た。
-
列車の中はこんな様子で、2+1の座席配列で、かなりゆったりしている。日本の特急列車並みの設備で、快適であった。
出発して40分位すると、お茶 (コーヒーor紅茶)と軽食が配られた。予想もしなかったので、意外であった。 -
列車内にはラウンジがあり、軽食とドリンクをとることが出来、しばしの休息時間を楽しんでいる人々がいた。
-
およそ3時間後にサマルカンドに到着した。快適な旅を味わうことが出来た。先ず、サマルカンドに来て驚いたのは、非常に暖かいことであった。ビシュケクでは初冬の如き寒さであったが、ここではまだ9月下旬ころの気候である。タシケントも少し寒かった。この時期サマルカンドは観光シーズンとのことであった。
-
駅からタクシーでホテルへ移動した。ここで失敗してしまった。タクシーに乗る際は最初に値段を交渉する必要があり、このことに気が付かず、降りる時に値段を聞いたら(メーターなし)、○○と言われてそのまま支払ってしまった。普通は乗る際に値段を聞き、適切かどうか判断し、決めなければならない。後で分かったが、3~4倍の運賃であった。
-
ホテルのロビーにこのような人形が飾られていて、何かほのぼのとしたものを感じる。
-
ホテルの朝食はブュフェで、ホテル自体が15室ほどの部屋数でプチホテルといった具合で、朝食もこじんまりとしている。
-
オムレツを頼んだら、こんな風なものが作られてきた。
-
ホテルの庭先に咲いていたバラの花と何の実か分からない果物が目を楽しませてくれた。
-
かつてのシルクロード時代にはラクダは重要な交通手段であり、また荷物の運搬の手段でもあった。今ではすっかり観光用に利用されるだけで、ほとんど見ることもない。
-
時折、観光地などでラクダの姿を見かけることはあるが、他の場所では見ることはない。今では全く観光用ラクダである。
-
土産物売り場で見かけた店主と売られている人形たち。みなこの方が作ったようである。
-
偶然2人の高校生から声をかけられた。小生の写真を撮らせてほしいというので、承知した。日本人というと、どういう訳か人気があるようだ。その後、2人の写真も撮らせてもらった。
-
街を歩く人々の写真を撮らせていただいた。女性は割と民族衣装を着ている方々が多いようである。
-
こちらは年配の女性たちが家路につくところのようで、のんびり歩いていた。
-
この子供たちは小学生だろうか。学校帰りのようだ。
-
一方こちらは女子生徒たちのグループ。彼女たちも家に帰るところか。
-
この老人たちのグループはモスクでの参拝を終えて帰るとところのようだ。
-
「ドラマ・音楽劇場」に来てみた。ここでコンサートなりバレエを見てみたいと思った。どこかへ旅行する際は、時間があればたいていその地でのコンサートを聴いてみることにしている。
-
ここはモスクのようだが、どこか思い出さない。
-
この国の建設に寄与したチムールの大きな像がある。時折、地元の人が訪れ、花を供える光景もあった。
-
街角でリンゴを砂糖漬けにしたものが売られていた。
-
幼稚園の児童たちがレギスタン広場で集まり、メドレス (神学校)を見学に出かけるようであった。小生に出会うと、みんな一斉に小生の方に好奇心のまなざしを向けてきた。
-
レギスタン広場に来た。サマルカンドと言えば、観光客は必ず訪れるところである。入場料を支払いう中に入ってみた。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
民族衣装を身に着けたカップルがいた。衣装を借りて、写真を撮っているところだ。
-
レギスタン広場ではこの日しばしば結婚式を控えたカップルがやって来る。ここで写真を撮るのが目的のようである。
-
夜になってレギスタン広場に来てみた。暗くなると、人の姿もまばらになり、昼間の喧騒振りがすっかり収まり、静かになってきた。ライトアップされた姿が実に美しい。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
ホテルの屋上から見た周囲の風景はいかにもイスラムの国だと思わせる光景である。あちこちに回教寺院が見え、これまで旅して来たところはかなり異にする。
-
朝日が昇る時間帯は6時30分くらいであつたが、前日ホテルのスタッフが「屋上から見る日の出が素晴らしいので、ご覧になったらいかがですか」と勧められたので、来てみた。
-
日没時もこれまた素晴らしい。悠久の大地を感じさせる雄大な風景である。
-
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
ある日の夕食。野菜サラダとスープを頼んでみた。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
民俗舞踊を見る機会を得た。ウズベキスタンの歌や踊りに接することはこれまで日本で何度もあったので、馴染みがあると言ってもよい。しかし、その本場で鑑賞できるたのは正に至福の極みで、大いに堪能出来たことは言うまでもない。
-
ウズベキスタンの踊りは動きが大変激しい。
-
5人の演奏者が踊りに合わせてウズベキスタンの民謡を演奏していて、聴いているうちに何かほっとさせる音色に心踊らされた。
-
もう一人の踊り子が登場したが、こちらも動きが激しく、良い写真が撮れなかった。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
サマルカンドに関する本を読んでいたら、昔はユダヤ人が多く住んでいて、ユダヤ人街があり、今でもシナゴークがあると出ていた。大変興味を覚えた。そこでホテルで場所を確認し、タクシーを呼んでもらい、出かけてみた。
サマルカンドの中心部より少し離れた地域にあり、時間にしてホテルから15分位であった。静かな地域にあり、この辺は昔ユダヤ人街であつたのだろうか。 -
-
-
建物の壁にユダヤ人を示す「ダビデの星」と燭台が描かれていて、これらを見てすぐここがシナゴークだと分かった。
-
壁にはこのようなデザインの図もあったが、実のところ何だか分からない。
-
入口の脇にシナゴークを示す看板が出ている。
-
運転手が中に入り、見学したい旨を伝えると、すぐOKしてくださり、中に入った。
-
この方がシナゴークの管理人で、ラビ (ユダヤ教の宗教的指導者)であるかもしれない。写真では分からないが、頭に小さな黒い帽子を被っている。
-
会堂の中はキリスト教の教会とはかなり異なり、へブライ語の文字があちこちに見える。
-
管理人の方が扉を開けて書庫を見せてくれたが、何やら古い書物が詰まっていて、説明してくれた(もちろん分からなかったが)。
-
これは説教壇だろうか。
-
天井には星の形をしたモザイク模様が広がり、ユダヤ教の会堂では人や動物等の姿を描いたものがない。みな図案化されたものばかりある。
-
ベルの付いた装飾が立てられていて、よく見たが、何だか分からない。
-
シナゴークの庭先にはニワトリが何羽もいて、食べ物を探して動き回っていた。
-
サマルカンドにはもうひとつシナゴークがあった。しかし、こちらは閉まっていて中に入ることは出来なかった。他にもあるのかどうか分からないが、今後もっと調べてみたい。
-
ウズベキスタンではどこへ行ってもこの鳥を見かける。しかし、名前は分からない。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
伝統的な服装をした人々の姿をよく見かけるが、その反面、若い人たちは現代的な西洋的な装いが多く見られる。
-
スカーフをした女性たちも多い。
-
シナゴークの近くにある小学校の前を通った。ちょうど生徒たちが先生の指導で体操をしていた。小生がカメラを向けると、皆こちらを見て歓声を上げたので、先生が驚いて後ろを振り返った。(先生、ごめんなさい)
-
何やら独特の服装をした人たちがいた。もしかしたら葬儀に出る時の服装かもしれない。
-
熱い昼下がり、休憩している人の姿があった。昼間はかなり暑い。
-
ホテルの近くの公園に二頭のライオンの彫像があったが、何かを記念したものか何の説明もなかったので皆目分からなかった。
-
「サマルカンド・ワイン工場」を見学したいと思い来てみたが、閉まっていた。地元の人が近づいて来て、「たぶん今は昼休みなので、午後来たほうがいいですよ」と日本語で話しかけてきた。こんなところで日本語を耳にするとは驚いた。
-
ワイン工場の隣にある研修所(?)のような施設があった。偶然この前で休んでいたら、先ほどの男性に再度声を掛けられた。しかも日本語で。
ここでは日本語の授業が行われていて、授業に出てみませんかと招かれ授業に出てみた。ただ、ここは日本語学校ではなく、様々なビジネス関係の研修所で、英語やロシア語等の授業が行われているとのことであった。 -
日本語の授業の場面。スタートしてまだ3カ月しかたっていないそうで、あまり話すことは出来なかったが、簡単な自己紹介程度は可能であった。
先生は先ほどのウズベキスタン人の男性であるが、小生に話をしてほしいと言うので、20分くらい日本語で話をした。彼がウズベキスタン語に訳してくれた。皆熱心に聞いてくれた。将来日本に行きたいという学生が何にもいた。
この後、昼食に誘って下さり、学生の車でレストランに行った。偶然会っただけなのにこのように食事に誘ってくれるとは少々驚きであった。
中央前列右側の子がいつも教科書もノートも何も持つて来ないと、先生がこぼしていた。 -
再度、ワイン工場へ来てみた。案内されたワイン工場の中にあるホールは、絵画で埋め尽くされていて、見事だ。ここでウズベキスタンで作られたワインの紹介があった。
-
ウズベキスタンでは芳醇なワインが生産されていて、どこででも自由に買うことが出来る。赤、白、ブランディがテーブルに並べられ入る。どれもこの国で生産されたものばかりである。
-
これらのワイン3本を購入してみた。白2本と赤1本で、どれも安い値段である。
-
サマルカンドにはあちこちに古いだけでなく大変美しい建物が点在する。西洋風でありながら、どことなくアラブ風な、イスラム風な造作や装飾が見られる。
-
美しい建物があちこちに点在している。
-
ある建物のドアであるが、そのデザインがあまりにも珍しかったので、写真に撮ってみた。
-
道端で将棋のようなゲームをしている老人たちがいた。しばらく見ていると、脇で立って見ている方が写真を撮ってみたらと言うので、撮らせていただいた。
-
こちらはチェスをしているようだ。チェスならば小生にも分かる。
-
もとユダヤ人の大金持ちの屋敷だった「郷土史博物館」を見学した。ここは入口。広い敷地に大きな建物があった。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
ワイン工場の隣に華やかな装飾が施された建物があったが、どうも見覚えがあると思ったら、実は前の晩ここへ来ていた。
昨晩、夕食をとりたいと思いホテルの人に適当な店を訪ねたら、「サマルカンド」という名前のレストランを教えてくれた。そこで出掛けたのがここであった。 -
前の晩食事をしたいと思い、教えられた店がここで、中に入ったらこの内部の様子にはびっくりした。煌びやかな照明に照らし出された人、人、人の姿。ここがイスラムの国なんだろうか。人々は酒を飲み、ダンスに興じている。
-
ディスコダンスを踊る女性たち。ここは西欧の文化がそのまま残されているような具合で、どこかのヨーロッパの国にでもいるような風であった。
こうした風景を見ていると、ウズベキスタンは正に聖と俗が混ざり合った国のような気がした。 -
サマルカンドには大きなキリスト教の教会が3つあった。ここはロシア正教の教会である。他にカトリック教会とアルメニア教会である。
-
アルメニア教会。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
大学の建物があった。
-
「アミール・ティムール (グル・アミール) 廟」
-
パンを焼いているところで、出来立てをその場で売っているようだ。
-
ホテル近くに小さな工房があり、靴の修理をしていた。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
右側の男性は日本に留学中で、この時一時帰国しているとの話であった。日本語はかなり上手である。
-
トランプをしている男性が2人いた。
-
トランプをしているのを見ていたら、年配の女性が顔を出し、しきりに小生を家の中に招ねきいれようとしていた。言葉が分からないので、ついて行くと、家の中を見せてくれるような様子であった。ありがたく見せていただいた。
-
この部屋は居間のようである。靴を脱いで中に入ると、大きなテーブルが置かれ、それを囲むようにクションがいくつか置かれている。
-
こちらは寝室である。
-
庭先に大きな鍋がどんと置かれていた。これはブロフ(炊き込みごはん)を作る時に使われる。
-
コメントを全角3,000文字程度まで入力できます
-
日本の鳩笛のような笛を吹いている男性がいた。澄んだ、きれいな音色に耳を傾けた。
-
老人3人組。ベンチに腰掛け、何時間でもこうしているようである。
-
この女性はオームをコップに入れて、通行人にそれを見せながら何やら話しかけている。
-
親子連れの2人。母親は右側に置いているパンを売っている。
-
2人がしきりに写真を撮れと言うので、撮らせていただいた。なかなか愉快な方たちである。
-
-
「ダニエル廟」は小高い丘の上にある。イスラム教、キリスト教そしてユダヤ教の聖地になっている。ダニエルと言う聖人を祀ている。
-
丘の上に小さな建物があり、ここがダニエル廟である。
-
中に入ると、大きな棺が置かれている。
-
「ビビハニム廟」
-
「ジョブ・バザール」の入口。ウズベキスタン最大のバザールで、とにかく広い。
-
「ジョブ・バザール」にはもう一つの出入口がり、帰りはここから出てみた。
-
ドライフルーツの種類は多く、その上どれも安い。
-
こちらでもドライフルーツが売られていて、アンズ等が見られる。売り場の男性が一つずつ味見をさせてくれるが、どれが良いか決められない。思い切って手前の干しブドウを1kg購入してみた。
-
果物屋の店頭で見かけたブドウには4種類もあった。ブドウは中央アジアの国ではどこでも見かけ、たいへん安い値段で売られいる。干しブドウもある。
-
中央アジアの国々ではよくザクロを見かける。形が大きく、実がぎっしりつまっている。
-
これは一体何という果物だろうか。見たことがない。
-
パン売り場。
-
あるレストランで昼食をとった。
-
レストランの内部。インテリアが美しい。
-
-
-
-
この男性は一日中通リに面した入口に座っていて、小生が何度も通った時、いつもここにいた。天気が良ければ一日中ここにいるのではないか。時々お茶を飲んだりして、通行人や車を見ていた。
-
サマルカンドでの滞在を終えて、タシケントへ戻り、ここからビシュケクに戻ることになった。早朝、サマルカンド駅に向かった。明かりに照らし出されたサマルカンド駅は美しかった。
-
駅の待合室に作られてた巨大なステンドグラスが目を引いた。と言うのは、ウズベキスタンはイスラムの国なのに、このようなキリスト教的なステンドグラスがあるのは奇妙に思われた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- 唐辛子婆さん 2023/12/24 23:06:25
- 日本語学校
- weiwojingさん
サマルカンドの日本語学校はワイン工場のそばにあるんですね。
ウズベキスタンに行く前に高田馬場のサマルカンド・テラスというウズベクレストランで「サマルカンドには日本語学校がある。」と教えてもらいました。
サマルカンドに行ったらぜひ訪れてみたいです♪
weiwojingさんの丁寧な旅行記がとても参考になります。
唐辛子婆
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
Weiwojingさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
サマルカンド(ウズベキスタン) の人気ホテル
ウズベキスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ウズベキスタン最安
1,760円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
1
126