2017/04/25 - 2017/05/05
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hornets.homeunix.orgさん
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イラン旅も後半になってきて、だいぶイランについても慣れてきた。
そして、なんとも言えない居心地の良さも感じている。
さて「ペルシャ」丸出しのペルセポリスを大満足で見学し終えて、「シーラーズ」という街を散歩してみることに。
シーラーズもイランの観光スポットとしては、エスファハンと同じぐらい有名。
特に「ピンクモスク」とも呼ばれる柔らかい朝日が特に美しいステンドグラスが有名なモスクがある。
「イラン」というキーワードでググってみても、このピンクモスクの写真はわんさか出てくるぐらいなのだ。
誰もいない静かな時間(とき)が流れる、いかにも幻想的な写真なのだが、実際は・・・
実際に行ってみるとそこにはフォトジェニックな写真の理想と現実が垣間見えてくる。
本家ホームページ
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Day1 イスファハーンの観光スポットは「橋」?
http://4travel.jp/travelogue/11279790
Day3 「世界の半分」と言われていたイスファハーンの広場は本当に「世界の半分」なのか?
http://4travel.jp/travelogue/11284673
Day4 イランなのに「アルメニア人」について学んでみた!
http://4travel.jp/travelogue/11292235
Day5 ヤズドの乾いた土地では果たしてどうやって水を確保するのかっ?
http://4travel.jp/travelogue/11296697
Day6 ローカルバスで「ペルシャ」丸出しの世界遺産「ペルセポリス遺跡」に行ってみよう!
http://4travel.jp/travelogue/11301122
Day7 シーラーズのフォトジェニックスポット「ピンクモスク」で知る「幻想的な写真」の理想と現実
http://4travel.jp/travelogue/11307707
Day8 聖地マシャハドでイスラム教にどっぷり浸かってみた!
http://4travel.jp/travelogue/11311768
Day9 【完結編】テヘランで知る「なぜイランはここまで世界で嫌われる?」その理由
http://4travel.jp/travelogue/11320758
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 2.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅は、ペルセポリスからシーラーズの街にバスで戻って来ているところから続く。
元々は、ペルセポリス行きバス乗り場があるバスターミナルまで戻るつもりだったのだが、バスに乗っている最中にiPhoneの地図アプリで現在地を確認していたら、どうやら観光スポットである「ハーフェス廟」のすぐ横を通りそうな感じだった。
しかも都合の良いことに、ハーフェス廟のすぐ横でバスは止まり、そこで降りる地元の人もそこそこいたので、自分もここでバスを降りた。 -
ハーフェス廟は、シーラーズの他の観光スポットからほんのちょっと離れたところにあったので、行こうかどうか?迷っていたのだが、運良く簡単に行くことができてしまった。
ということでハーフェス廟に入る。 中は整備された公園のようになっている。 -
なんでここが観光スポットなのか?ということ「ハーフェズ」というシーラーズの詩人の墓があるからということらしい。 んで、奥にあるこんな建物のところに彼の棺が安置されている。
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この建物の下にはこんな感じの大理石でできた墓石があって、この墓石には彼の詩が掘られている。 もちろん自分はペルシャ語が読めないので、全くわからないが、地元では人気が高いようで、こんな感じで人が集まっている。
自分は「ハーフェズ」という人のことを全然知らないので、結局のところ「ふ~ん」ぐらいで終わってしまうのがちょっと残念なところ。 -
さてさて、今日は夜行バスでシーラーズに来て、さらにペルセポリスを見て来たので、若干疲れが出てしまった。
ということで、まだ夕方ぐらいだが、シーラーズの街をブラブラ散歩しながらホテルに戻ろうかと思う。 -
シーラーズに限らず、イランの大きな街は、基本的にどこも綺麗。
シーラーズは特に「旅行者に対してウェルカム」な感が若干感じられるのが特徴。 街にはこんな感じの「なんで?」というようなオブジェがあったりする。 これは何故か本棚を引っ張っているオブジェ。 書物に対する熱が高いのかな? -
ホテルまでの途中に早朝に見た「アリー・エブゼ・ハムゼ聖廟」の前も通る。 朝、内部を見たばかりなので、今回は入らないが、外観はこんな感じ。 前回の旅行記(ペルセポリス編)で紹介したように、中は鏡張りのキラキラで、旅行者も気軽に入れるモスクなので個人的には必見だと思う。
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街の中心部付近には大きなバザールが展開している。 こちらはアーケード的になっていないバザールの地域。 道の両脇にいろんな物(特に日用品等)を売る店が並んでいる。
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あまり多くはないが、イランらしいものとして、水タバコの道具が売られていたりする。 後は普通に果物とかが美味しそう。
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我々が「バザール」と聞いて普通に想像しそうなスタイルのアーケードになっているバザールもある。
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中を覗いてみると、イランの日常風景が垣間見えて面白い。
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食べ物だと新鮮な野菜とかよりは、ナッツやハーブ類が多いといった印象。 乾燥した土地なので、こう言ったものは「じか置き」でも湿気たりしなそうだ。
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ホテルの近くには地下鉄駅もあった。 シーラーズの地下鉄情報はガイド本にもあまり載っていないので、使うわけではないが、駅構内に入ってみた。 まだ、エスカレーターなんかは設置工事中で、まさしく作っている感じ。
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地下鉄の構内にはこんな路線図があった。 よく見ると空港まで伸びているようだったのでそこら辺の地元の人に「地下鉄で空港までいけますか?」と聞いたら、「いけるよ」と。
「おぉ! 明日空港まで行く時に楽にいけるぢゃん!」と思ったが、その後、空港までは伸びていないことが判明。 観光案内所で同じことを聞いてみたところ「今は空港まで路線が完成していない。君が次回来た時には乗れるよ!」と言われた。
空港から地下鉄が伸びれは、空港から市街へのアクセスはグッと楽になるし、市内の観光も簡単になると思う。
さて、そんなこんなで、ペルセポリスを見て1日がほとんど終わってしまったシーラズ1日目は終了。 -
日付は変わってシーラズ2日目。 本日は朝から行動し、シーラーズで最も有名な観光地であろう「ピンクモスク」へ向かう。
後でピンクモスクのステンドグラスの写真が出てくるが、ステンドグラスが向いている方向の理由から、ピンクモスクに訪れるのは朝が良いのだ。
泊まっていたホテルからピンクモスクまでは、71番のローカルバスで向かう。 -
ピンクモスクは大通りからちょっとだけ入ったところにある。 かなり有名な観光ポイントなのに、近づいて行くと外観は大して大きくなく、結構こじんまりとしている。
しかしながら、建物を飾る幾何学模様のタイルが若干ピンク色をしているので期待は高まる。 -
「ピンクモスクを見るなら朝が良い」というのは、どこの国のガイド本にも書いてあるのか?観光客(特に欧米や中国人)がたくさんいた。
モスクの構造は他のモスクと同じく中庭を持った構造で。この写真の格子状になったドアみたいな所がステンドグラスになっている。
ということで、早速中に入ってみる。 -
見よ!朝日が入ったこの美しい風景を!
まさしくうっとりするような光景に出会う。 さすがに「イラン」とネットの画像検索とかすると、ここの写真がわんさか出てくるのも納得な光景だ。 -
調子に乗ってもう一枚。 ステンドグラスの模様が壁にも写っているのが美しい。
-
と、上の写真は誰も写っておらず、本当に優雅な時間が流れているように見えるが、モスク内の実際の様子はこんな感じ。 これが現実というもの。
さっきのような人が誰も写っていない写真が何で撮れたか?というと、自分が行った時には運良く、すごく強気な西洋人観光客がおり「写真を撮りたいからステンドグラスから離れてくれ!」と、わんさかいる観光客を無理やりどかしてくれた。 自分も(というか他の人も)便乗して写真を撮ったので、あんなうっとりするような写真が撮れたってわけ。
普通は特に中国人らしきアジア系の観光客が、自撮りのためにびっちりとステンドグラスに貼り付いて写真を撮るもんだから、絶対にあんな写真は撮れないと思う。
自分が行った時は観光シーズンだったので、観光客がすごく多かったが、もし人がいないピンクモスクのステンドグラスの写真を撮りたければ、観光シーズンは外した方が良いかもしれない。 -
ステンドグラスがある部屋の入り口の様子。
この靴の数からして、部屋の中にどんだけの観光客が押し寄せているか?は想像できると思う。 これが現実ってもんだ。 -
ピンクモスクはステンドグラスがあまりにも有名なので、ついついステンドグラスばかりに目がいってしまうのだが、ステンドグラス以外も他のモスクと違った特徴があって面白い。
ミフラーブもこんな感じでほのかなピンクで彩られている。 -
天井の模様もこんな感じでピンクが強く意識されていることが読み取れる。しかしそのピンクの主張は強すぎないところが良い。 女性が喜びそうな感じに仕上がっている。
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壁を良く見て気がついたことなのだが、ここのタイルはクオリティーが高め。 タイル同士の継ぎ目の模様にズレはないし、欠けているタイルとかも少ない。 観光客がたくさん来るモスクだけあって、資金は潤沢でメンテも行き届いているのだろうか?
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ピンクモスクは有名な観光スポットなのだが、観光スポットとして作られたわけではないので、広さはどこにでもあるモスクと変わらず。 そこにすごい数の観光客が来ちゃってるもんだから、結構狭く感じてしまう。
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ステンドグラスがある部屋の壁に限らず、中庭に面した外の壁に取り付けられたタイルもピンクがかっているのも特徴。
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こうやって良く見ると、壁のいたるところに花が飾ってあるかのように見えるのは、このモスクを作った人たちの狙いだったのだろうか…?
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さて、ピンクモスクからは次に有名な観光スポットである「シャー・チェラーグ廟」に向かうことにしたのだが、その途中に「マドラセイェ・ハーン」という神学校があるようなので、ついでに寄ってみることにした。
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ここら辺はちょっとしたバザールっぽくなっている通りで、いろんなお店がたくさんあって面白い。
「よろず屋」的な店は少なく、基本的に「専門の物を売る店」が並んでいる。 これは「やかん」や「なべ」を売る店。 かさばりがちな商品ってこともあるだろうが、それにしても陳列の仕方がものすごい。 -
そんなこんなで「マドラセイェ・ハーン」に到着。 大通りから ちょっとだけ中に入った場所にあるので、危うく見逃しそうになる。
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ここは「神学校」と呼ばれるイスラム教の「学校」だ。 別にイスラム教のことだけ教えているわけではなく、数学とか普通の学問も教える。
最初、iPhoneの地図アプリ(Maps.me)には「School」と書かれていて、若干「???」と思っていたのだが、そうか「神学校」だから「School」という表記だったのね。
モスクと同じような造りで、広い中庭がある。 中庭にはたくさん木も植えられていて、日陰もできていてちょっと落ち着く感じだ。 自分が行った時には改装工事的な工事をしており、建物の中はほとんど見れなかった。 -
さて、マドラセイェ・ハーンからシャー・チェラーグ廟へ移動。 ほぼ道路を挟んで反対側という感覚の位置にある。
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途中で「コーン」を謳った看板の店があったので寄ってみた。
単にコーンだけかと思っていたのだが、店員のにぃちゃんが作る途中に「ハムは入れるか?」「チーズは入れるか?」「きのこは入れるか?」みたいなことを聞くので、全てにおいて「うん」とうなづいてみると、ボウルの中に具沢山なものが出来、最後にコーンを混ぜてレンジでチンする。 -
数秒チンするだけかと思ったら、結構長いことチンするらしく、その間店内で待つ。 こういった類(たぐい)の店は、イランの街ではそこらじゅうにある。
-
んで、出来上がって来たのがこちら。
上には何故かポテトフライのお菓子みたいなのが乗せられてて、全く「コーン」感はない。 とりあえずポテトフライのお菓子を退けて少し食べたのがこんな(下写真)感じ。
個人的にはむしろコーンだけで良かったのだが、結局具沢山でいろんな味がするものになってしまった。 しかもコーンは新鮮なコーンかと思いきや、ただの缶詰めのコーンなので、別に美味しくも無く…。
わざわざ食べるものでもないかな?というのが正直な感想。 -
道すがら、途中でパン屋のような店があり、ショーケースにはすごいビジュアルのパンが置いてあった。 「おぉ!美味そうだ!」とファーストインプレッションでは思ってしまったが、冷静に考えたら、これって、食べるときに手がべっとべとにならないか?
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そんなこんなで、寄り道しているうちにシャー・チェラーグ廟に到着。
ここは「非ムスリム」の人は勝手に見学することはできず、ガイド付きで見学しなければならない。 ガイド料は無料で、入り口で係員に止められるので「ここで待て」と言われ、係員がどこかに電話し、しばらくするとガイドがやってくる。 -
シャー・チェラーグ廟の敷地内はこんな感じ。
ここにはかなり神聖な聖廟を持つ建物が2つ程あるそうだ。 -
しかし、そんな神聖な聖廟を持つ建物も、非ムスリムの人は中に入ることができない。
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実は、最初に自分を案内したガイドは、一人の客に付くと効率が悪いので、自分を他のガイドがガイドしている団体客と一緒にまわらせようとしたらしく「ここで待て」と言われ、ほったらかしにされた。
しばらく待っていたのだが、いつまでたってもガイドが来ないので、アホらしくなり、勝手に見てまわることに…。 -
本当は非ムスリムが建物の中に入ってはいけないのだが、ガイドと回っていないし、別に建物の入り口でいちいちチェックされるわけでもないので、こっそり入ってみた。 まあ、本当はそんなことはしちゃいけないんだろうけど…。 誰かからお咎めを受けたら「マレーシアから来ました」ぐらいに言えば良い。
イランの人にとって、日本人も中国人もマレーシア人もあまり見分けることができないが、マレーシア人はイスラム教だという認識があるらしいので、「マレーシア人だ」と言えば勝手に「あぁ、ムスリムなんだろうな」と解釈してくれる感じだ(あくまでも個人的な予想です)
さて、中に入ってみると、噂には聞いていたのだが、内部は鏡貼りのキラキラな感じで美しい。 -
今日の朝見た「アリー・エブネ・ハムゼ聖廟」も内部が鏡貼りの素晴らしいモスクだったが、こちらも同じく綺麗で、こちらの方が大きい。 しかしながら、どちらが綺麗か?と言われても、どちらも綺麗で甲乙つけがたい。
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さて、本日市街北西の方にある場所に個人的な用事があったので、その用事を済ませつつ、同じ方向にある「エラム庭園」に歩いて行ってみた。
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歩いていると途中でちょっと気になっていた果物をトライする。
小さなリンゴかちょっと大きなサクランボ的なビジュアルで、緑色の果物。 イランではたまに街角で売っている人がいるので「どんな味だろう?」とちょっと気になっていた。
美味かったら買おうかな?と思って一個試させてもらったら、予想に反してかなり酸っぱく買うのは却下。 ただし、この酸っぱさに慣れてくれば美味しいのかもしれない。 -
さて、そんなこんなで「エラム庭園」に到着。 ちなみに自分はシャー・チェラーグ廟から歩いて来たが、結構な距離があるので、歩いて来るのはあまりオススメしない。
さて、エラム庭園はゲートをくぐると中央に建物が見え、通路の右側(北側)にはバラなんかが植えられていて綺麗だ。 -
エラム庭園は「ペルシア式庭園」として、世界遺産にも登録されている庭園だ。
中央にある「エラム宮殿」は立派な建物で「宮殿」という名にふさわしい。 -
宮殿の外壁にはタイルワークが施されている。 綺麗なタイルワークで、こんな感じの人物像なんかが描かれている点は、モスクでは見られないタイルワークなので貴重だと思う。
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自分がここに来たゴールデンウィークの時期は、ラッキーな時期で、庭園のバラが綺麗に咲いていた。 とはいえ、バラの数がすごく多いか?と言われると、それほど多くは無いので、過度な期待は禁物。
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「庭園」と「バラ」の写真を見てしまうと、庭園の中のほとんどがバラで満たされているんだと勘違いしてしまいがちだが、実際にはバラはちょっとだけで、その他ほとんどがこんな感じで木が植えられているだけの静かな庭園。
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エラム庭園からはまた中心街の方に戻る。 次に目指すは「キャリーム・ハーン城塞」。
エラム庭園からメイン通りまで歩き、そこからバスに乗る。 -
どうでもいい話だが、街を歩いていると「あ~、イランにもこんなものがあるんだ~」と思うようなものもあって、文化の違いが感じられて面白い。
写真上は高圧電力施設であろう施設の入り口のドアに書かれていた警告。 ここまでくると、さすがに近づきたく無い。
写真下は日本の葬式か開店祝いを思わせるような花飾り。 イランのような乾いた土地では、花って貴重なような気がするので、よっぽどなイベントで使われるんぢゃないか?と思う。 -
そんなこんなで、キャリーム・ハーン城塞に到着。
城塞は周囲を高い壁で囲まれていて、四隅には大きな円筒形の塔が配置されているが、その塔は若干傾いているように見えるので「大丈夫か?」と心配になる。 -
ここにもあった不思議なオブジェ。
城塞を写真に収める旅人(?)かなんかのオブジェ。 何故こんなオブジェを? -
観光客が入れる城塞の入り口は南側に一ヶ所しかないのだが、その入り口上には不思議なデザインのタイルが存在。
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中に入ると、城塞の壁ぎわにぐるっと建物が建っていて中心は庭園みたいな中庭になっている。 おなじみな感じで中央には立派な池が完備されているが、水は緑色。
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城塞をぐるっと取り囲むように建てられた建物も立派。 一部は中に入ることができる
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中に入ってみると、当時の謁見の様子を示した人形像なんかが展示されているが、クオリティーは若干低い。
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その他には、こんな感じの綺麗なステンドグラスの部屋があったりするが、どのように使われていたのか?はちょっと不明。
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南西側の端には再現されたハンマーム(おそらく風呂かそんな感じの水施設)があったりする。
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ここらでちょっと休憩。 城塞の東側にあるアイスクリーム屋が有名らしいので行ってみることに。
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アイスクリーム屋の外観はこんな感じ。 別段すごい混み合っているとかそんな感じもなく、普通にアイスを注文。
んで、出来上がって来たアイスが下写真。 つぶつぶみたいな物が混ざっているが、これはゴミではなく、いろんな種類のナッツ類。
味はどちらかというとトルコアイスに似た感じの食感で、結構甘め。 日本のように「甘さ控えめ」とは程遠い感じで、手についたらベトベトしそうな感じだった。 イランスタンダードのアイスと言った感じで、そこそこ美味いが大絶賛か?といわれたら、そこまででも無い。 -
そんなこんなで、ご飯を食べようかと「歩き方」に載っていた「パールス」という店を目指す。 城塞からは歩いて10分か15分ぐらいの場所なのだが、行ってみてもそれらしき店が見当たらず、うろうろする羽目に。
んで、そこら辺にいたおっちゃんに「この辺にパールスってレストラン知らない?」と聞いたら、「あぁ、その店なら今はないよ」と。
…(汗)。なにっ!最新版の「歩き方」なのに無いのぉ~!と叫んでしまいそうだったのだが、そのおっちゃんが「レストランだったら、あそこにもあるよ」と、道路の反対側にある一軒の店を指差した。
イランでは、普通にレストランを探すのは至難の業なので、よくわからないがとりあえずそのレストランに行ってみる。 -
さて、そのレストランの外観はこんな感じ。 入り口は広くなく、奥までずっと続いているような不思議な造りの店。
観光客向けのレストランではなさそうなので、店名に英語表記とかは無いので「なんという店か?」と聞かれたら、全くわからず。 とにかくこんな外観の店です。 -
店内はこんな感じ。
客は100%地元民のみ。 店員も英語が通じにくい感じがあるが、そこら辺は優しいイラン人なのでなんとかなる。
ここで困った事態が。 当たり前だが、観光客が来ることなんか想定されていないので、英語のメニューなんかがあるわけもなく、どうやって注文したら良いのか分からない。
そんな感じで困っていると、店員が「こっちへ来な」と、厨房の中を案内してくれて(というか店の一角が厨房になっているぐらいで別部屋って程では無い)、作り置き状態になっている全部のメニューを紹介してくれた。 そんなこんなで優しい店員の人たちに助けられ、何とか指差しだけで注文ができた。 -
ということで、注文した料理がこんな感じ。 結局この店には2回行ったのだが、味は普通に美味いし、値段は激安だった。 完全に地元民価格。
もし、シーラーズでレストラン選びに困ったら、絶対オススメの店だ。 -
今日は夕方の便で「マシャハド」という場所へ飛行機で向かう。 ということで、シーラーズの空港へ向かう。
先にも書いたように、現在のところ空港まで地下鉄が完成していないので、残念ながらタクシーで行く。 ホテルでタクシーを手配してもらったのだが、有名な観光地の入場料に比べたら、同じぐらいの料金だったので、もう迷わずタクシーを使う。
正確なことはわからないが、頑張ればバスでも行けそうだった。 (多分バスは空港直近ではなく、空港に一番近い大通りを通るバスぽい) -
そういえば、街の中心街の方には住宅街っぽいものが見当たらないのだが、みんなどこに家があるのかなぁ~?と思っていたら、中心街からちょっとだけ郊外に行くと、こんな感じで昔の日本で言えば「団地」みたいなアパートの建物が立ち並んでいた。
大きな街に住む人たちは、こういったところに住んでいるのね。 -
そんなこんなでシーラーズの空港に到着。
結構大きそうに見えるし、ターミナルの前も庭みたいになっていて、手入れが行き届いているぞ。 -
地下鉄ができるまでは、シーラーズから市街に行くにはタクシーがメインとなりそう。
ターミナル前にはこんな感じでタクシースタンドがあって、タクシーがぎっしり。 まあ、タクシースタンドがあるってことは、ぼったくりではないと思うが…。 -
実は、イランの地方の空港に来る前には、何の根拠も無しに「どうせ、押すな押すなのカオス状態なんだろうなぁ~」と思っていた。 「多分、自分の乗る飛行機のチェックインカウンターもどこか分からず、しかも長蛇の列」ってパターンなんぢゃないか?と。
しかし、ターミナルの中に入ってみると、全然カオスではなく、ごくごく普通。 チェックインカウンターだって「押すな押すな」状態ではなく、ごくごく普通の空港と同じく、みんなちゃんと列をなして待っている。 チェックインカウンターも迷うことなく分かりやすかった。
何の根拠もなしに「カオス」だと思い込んでしまっていた自分を反省するよ。 -
ただ、そこら辺にある空港と違うのは、さすがにイスラム教の国だけあって、セキュリティーゲートなんかは、男性用のゲートと女性用のゲートに分かれていたりする。 ここら辺は「あ~、イランに来たなぁ~」と感じるところだ。
さてさて、シーラーズの街の観光はこれで終了。 街自体も観光地がたくさんあるし、ペルセポリスという世界的にも有名な遺跡があったりと、シーラーズの街はイスファハーンの街に負けないぐらい、観光しやすい街だなぁ~というのが個人的な感想。
さて、ここからは、飛行機で「マシャハド」という街へ移動。 マシャハドはイランのイスラム教聖地でもある場所。 さて、どんな街なのかっ? 乞うご期待!
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Day3 「世界の半分」と言われていたイスファハーンの広場は本当に「世界の半分」なのか?
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Day4 イランなのに「アルメニア人」について学んでみた!
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Day5 ヤズドの乾いた土地では果たしてどうやって水を確保するのかっ?
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Day6 ローカルバスで「ペルシャ」丸出しの世界遺産「ペルセポリス遺跡」に行ってみよう!
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Day8 聖地マシャハドでイスラム教にどっぷり浸かってみた!
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2017/12/03 07:17:24
- この写真集は貴重ですね!
- 風景や建物、人々やその暮らしは違うし信じるものも異なるでしょうが皆さん普通に暮らして居るもんね!
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