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 写真撮影を趣味とする仲間7人で、山の紅葉撮影がメインの温泉一泊秋の撮影旅行に行ってきた。行先は、裏磐梯経由で山形県南西部の飯豊町、小国町。あいにく2日目は雨に祟られたが、それはそれで、晴天とは違う一味違う風景に出会うことができた。<br /> 2日目はまず、泡の湯温泉近くの樽口峠で雨に煙る山間の紅葉撮影、その後、帰路の途中、小国町内の中山間地域で写欲が沸くような風景に出会えると、そのつど車を停めて撮影を楽しむということを繰り返す撮影旅行だった。

写真好き仲間と南東北秋の撮影旅行 (2)山形県小国町、飯豊連峰北麓エリアの紅葉

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2017/10/28 - 2017/10/29

14位(同エリア52件中)

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玄白

玄白さん

 写真撮影を趣味とする仲間7人で、山の紅葉撮影がメインの温泉一泊秋の撮影旅行に行ってきた。行先は、裏磐梯経由で山形県南西部の飯豊町、小国町。あいにく2日目は雨に祟られたが、それはそれで、晴天とは違う一味違う風景に出会うことができた。
 2日目はまず、泡の湯温泉近くの樽口峠で雨に煙る山間の紅葉撮影、その後、帰路の途中、小国町内の中山間地域で写欲が沸くような風景に出会えると、そのつど車を停めて撮影を楽しむということを繰り返す撮影旅行だった。

旅行の満足度
4.5
同行者
友人
交通手段
レンタカー

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  •  初日に飯豊町での撮影を終えて3時半ごろ、今宵の宿「泡の湯温泉三好荘」にチェックイン。飯豊温泉とは山一つ隔てた付近に人家がない山中の一軒宿である。宿泊客は渓流釣り客とハイカーが多いようだ。まさに秘湯という感じだが、歴史は意外に新しく、1956年にできた温泉である。<br /> 何といっても源泉かけ流しのお湯が秀逸。鉄分を豊富に含む炭酸塩泉で、長く入っていると体に泡が付くことから泡の湯という名前になったようだ。だが、泡の付き方は、他の炭酸塩泉ほどではない。<br /> 

     初日に飯豊町での撮影を終えて3時半ごろ、今宵の宿「泡の湯温泉三好荘」にチェックイン。飯豊温泉とは山一つ隔てた付近に人家がない山中の一軒宿である。宿泊客は渓流釣り客とハイカーが多いようだ。まさに秘湯という感じだが、歴史は意外に新しく、1956年にできた温泉である。
     何といっても源泉かけ流しのお湯が秀逸。鉄分を豊富に含む炭酸塩泉で、長く入っていると体に泡が付くことから泡の湯という名前になったようだ。だが、泡の付き方は、他の炭酸塩泉ほどではない。
     

  •  宿のスタッフに聞いてみたところ、源泉は宿から300m離れたところから引いているので、途中で泡が抜けてしまうのだという。かつては源泉の近くに宿があったのだが、水害で流されたため、この地に再建したそうだ。<br /> いつも入浴客がいたので温泉の写真はない。露天風呂はなく、内風呂も4~5人入るといっぱいになるほど狭い。源泉風呂とは別に真湯の大きな浴槽があるのだが、そちらにはいっていないので、様子はわからない。

     宿のスタッフに聞いてみたところ、源泉は宿から300m離れたところから引いているので、途中で泡が抜けてしまうのだという。かつては源泉の近くに宿があったのだが、水害で流されたため、この地に再建したそうだ。
     いつも入浴客がいたので温泉の写真はない。露天風呂はなく、内風呂も4~5人入るといっぱいになるほど狭い。源泉風呂とは別に真湯の大きな浴槽があるのだが、そちらにはいっていないので、様子はわからない。

  • ひと風呂浴びてから、夕食まで、宿の周辺で撮影タイム

    ひと風呂浴びてから、夕食まで、宿の周辺で撮影タイム

  • 川の対岸にあった水車。観光用?

    川の対岸にあった水車。観光用?

  •  あいにくの曇り空ではあるが、雪を被った飯豊連峰がくっきりと見えた。同行したメンバーの一人から、夜になったら飯豊連峰と星空を撮影したいので撮り方を教えてほしいと頼まれていたが、この天気では無理!<br /> 5月末の雪解けの頃の深夜、飯豊連峰から立ち上がる夏の天の川が見えるはずだ。そのころ、また訪れてみたい。地上の風景も別の姿を見せてくれるに違いない。

    イチオシ

     あいにくの曇り空ではあるが、雪を被った飯豊連峰がくっきりと見えた。同行したメンバーの一人から、夜になったら飯豊連峰と星空を撮影したいので撮り方を教えてほしいと頼まれていたが、この天気では無理!
     5月末の雪解けの頃の深夜、飯豊連峰から立ち上がる夏の天の川が見えるはずだ。そのころ、また訪れてみたい。地上の風景も別の姿を見せてくれるに違いない。

  • 少しずつ、ガスが濃くなっていくようだ。明日は、予報通り雨になりそうだ。

    少しずつ、ガスが濃くなっていくようだ。明日は、予報通り雨になりそうだ。

  • 宿の前を流れる小川は、小玉川支流の内川というらしい。

    宿の前を流れる小川は、小玉川支流の内川というらしい。

  • 部屋からの眺め。先ほどの水車が見える。

    部屋からの眺め。先ほどの水車が見える。

  • 白樺(ダケカンバ?)の鮮やかな黄葉

    白樺(ダケカンバ?)の鮮やかな黄葉

  •  宿の食事。上段が夕食、下段が朝食である。こんな山の中の一軒宿であるし、宿泊料金も安いのであまり期待していなかったが、なかなかどうして、良い味付けだった。イワナの塩焼き、イワナの骨せんべい、そして写真からはみ出て写っていないが、山形の郷土料理、イモ煮など舌鼓を打ったのであった。<br /> 朝食は、まあ、普通で可もなく不可もなしといったところ。

     宿の食事。上段が夕食、下段が朝食である。こんな山の中の一軒宿であるし、宿泊料金も安いのであまり期待していなかったが、なかなかどうして、良い味付けだった。イワナの塩焼き、イワナの骨せんべい、そして写真からはみ出て写っていないが、山形の郷土料理、イモ煮など舌鼓を打ったのであった。
     朝食は、まあ、普通で可もなく不可もなしといったところ。

  •  朝食を摂っているとき窓の外に目をやると、ツタウルシが色鮮やかに紅葉しているのが目に入った。思わず一枚パシャリ。そのときは、これはいいと思ってシャッター押したのだが、後でみるとそれほどでもない。やはり、美しいものは、写真なんぞより、実物を自分の目で見るに限るとつくづく思う。

     朝食を摂っているとき窓の外に目をやると、ツタウルシが色鮮やかに紅葉しているのが目に入った。思わず一枚パシャリ。そのときは、これはいいと思ってシャッター押したのだが、後でみるとそれほどでもない。やはり、美しいものは、写真なんぞより、実物を自分の目で見るに限るとつくづく思う。

  •  予報通り、朝からかなり激しい雨。日の出前後の朝焼けなどのフォトジェニックな情景は見られないので、朝風呂に浸かったりして、のんびり9時過ぎにチェックアウト。まず向かったのは、宿から10分ほどで行ける樽口峠へ。

     予報通り、朝からかなり激しい雨。日の出前後の朝焼けなどのフォトジェニックな情景は見られないので、朝風呂に浸かったりして、のんびり9時過ぎにチェックアウト。まず向かったのは、宿から10分ほどで行ける樽口峠へ。

  •  飯豊連峰を望む展望台になっているのだが、こんな天気では見えるわけがない。晴れていれば、飯豊連峰の山々の山座同定も楽しめるのだが・・・

     飯豊連峰を望む展望台になっているのだが、こんな天気では見えるわけがない。晴れていれば、飯豊連峰の山々の山座同定も楽しめるのだが・・・

  • だが、ガスが漂う山の紅葉もなかなか良い感じである。

    だが、ガスが漂う山の紅葉もなかなか良い感じである。

  • 以下、樽口峠での風景が続く。

    以下、樽口峠での風景が続く。

  • 樽口峠の紅葉風景

    イチオシ

    樽口峠の紅葉風景

  • 樽口峠の紅葉風景

    樽口峠の紅葉風景

  • 刻々とガスのかかり方が変化し、雨脚も強まったり、弱まったり。

    刻々とガスのかかり方が変化し、雨脚も強まったり、弱まったり。

  • 樽口峠の紅葉風景

    樽口峠の紅葉風景

  • 樽口峠の紅葉風景

    樽口峠の紅葉風景

  • 樽口峠の紅葉風景<br />

    樽口峠の紅葉風景

  • 樽口峠の紅葉風景。山野草の花ももう終わりかけている。

    樽口峠の紅葉風景。山野草の花ももう終わりかけている。

  • 樽口峠の紅葉風景

    イチオシ

    樽口峠の紅葉風景

  • 樽口峠の紅葉風景

    樽口峠の紅葉風景

  • 樽口峠の紅葉風景。

    樽口峠の紅葉風景。

  • 樽口峠の紅葉風景

    樽口峠の紅葉風景

  •  一時間ほど、めいめい撮影を楽しんだ後、次の目的地、温見平へ向かう。途中、何気ない山道の途中でも、良い風景に出会い、誰かが車を停めて!と叫ぶと、そこで撮影が始まる。

     一時間ほど、めいめい撮影を楽しんだ後、次の目的地、温見平へ向かう。途中、何気ない山道の途中でも、良い風景に出会い、誰かが車を停めて!と叫ぶと、そこで撮影が始まる。

  • 例えば、こんな名もない沢の小さな滝と水辺の紅葉を撮影したり・・・

    例えば、こんな名もない沢の小さな滝と水辺の紅葉を撮影したり・・・

  • 岩盤がむき出しになった山の斜面を雨水が流れ下る雨の日にしか見られない滝を撮影したり・・・

    岩盤がむき出しになった山の斜面を雨水が流れ下る雨の日にしか見られない滝を撮影したり・・・

  • もう一枚!

    イチオシ

    もう一枚!

  • 赤い鉄橋がかかった渓流の紅葉を撮影したり・・・

    赤い鉄橋がかかった渓流の紅葉を撮影したり・・・

  •  次の目的地、ブナの森温身平に到着。日本初の森林セラピー基地と認定されたところで、ブナとミズナラの巨木の森が広がっている。今のシーズンの見どころは、ブナの黄葉である。案内板の地図のとおり、メインコースを歩きながらの撮影の予定だったが、あいにくの天気で飯豊連峰の眺望が望めないこと、膝が痛くて長時間歩けないというメンバーがいたりして、結局、温身平入り口の飯豊山荘付近のブナ林だけで撮影しようということになった。

     次の目的地、ブナの森温身平に到着。日本初の森林セラピー基地と認定されたところで、ブナとミズナラの巨木の森が広がっている。今のシーズンの見どころは、ブナの黄葉である。案内板の地図のとおり、メインコースを歩きながらの撮影の予定だったが、あいにくの天気で飯豊連峰の眺望が望めないこと、膝が痛くて長時間歩けないというメンバーがいたりして、結局、温身平入り口の飯豊山荘付近のブナ林だけで撮影しようということになった。

  • 巨木ではないが、ブナ林の黄葉。ちょうどよいタイミングではないかな。

    イチオシ

    巨木ではないが、ブナ林の黄葉。ちょうどよいタイミングではないかな。

  • 木の根元からアオッての撮影だが、レンズに雨粒がついてしまった。雨の日の撮影は厄介だ。

    木の根元からアオッての撮影だが、レンズに雨粒がついてしまった。雨の日の撮影は厄介だ。

  • ブナ林の黄葉

    ブナ林の黄葉

  • ブナ林の黄葉

    ブナ林の黄葉

  • 温身平のゲート付近を流れる渓流沿いの黄葉

    温身平のゲート付近を流れる渓流沿いの黄葉

  • そろそろ昼食時。帰り道の途中、飯豊温泉の国民宿舎梅花皮荘(かいらぎそう)のちょっと北にある民宿兼蕎麦屋「越後屋」でランチ。

    そろそろ昼食時。帰り道の途中、飯豊温泉の国民宿舎梅花皮荘(かいらぎそう)のちょっと北にある民宿兼蕎麦屋「越後屋」でランチ。

  •  暖簾に岩魚、山菜と並んで熊と書かれているとおり、ここの名物料理は熊料理。<br />中華料理の超高級食材の熊の手を使ったそばなんてのもある。値段はなんと10万円! 注文したらすぐに出てくるんだろうか?

     暖簾に岩魚、山菜と並んで熊と書かれているとおり、ここの名物料理は熊料理。
    中華料理の超高級食材の熊の手を使ったそばなんてのもある。値段はなんと10万円! 注文したらすぐに出てくるんだろうか?

  • 昔、奥会津の只見で熊鍋を食べたことがあるが、そんなに美味な料理ではなかったと記憶している。あえて、熊料理にはトライせず、オーソドックスに盛り蕎麦をオーダー。更科系のコシがあり香りがよい蕎麦だった。これは当たりだった。

    昔、奥会津の只見で熊鍋を食べたことがあるが、そんなに美味な料理ではなかったと記憶している。あえて、熊料理にはトライせず、オーソドックスに盛り蕎麦をオーダー。更科系のコシがあり香りがよい蕎麦だった。これは当たりだった。

  • いつもは、こんなことはしないのだが、珍しく記念撮影。<br />店の入り口の地面に熊の手のひらがペンキで書かれている。

    いつもは、こんなことはしないのだが、珍しく記念撮影。
    店の入り口の地面に熊の手のひらがペンキで書かれている。

  •  国道113号、県道8号、国道121号と喜多方経由会津若松まで出て、磐越道、東北道で宇都宮に戻る。<br /> 小国の中山間地から平野部に出たあたりの国道113号沿いに銃を構えた案山子が並んでいたので、こんなものも撮影しようと誰かが言い出し、急遽路肩に駐車して最後の撮影タイム。

     国道113号、県道8号、国道121号と喜多方経由会津若松まで出て、磐越道、東北道で宇都宮に戻る。
     小国の中山間地から平野部に出たあたりの国道113号沿いに銃を構えた案山子が並んでいたので、こんなものも撮影しようと誰かが言い出し、急遽路肩に駐車して最後の撮影タイム。

  • 付近は稲刈りが終わった田んぼが広がっている。

    付近は稲刈りが終わった田んぼが広がっている。

  •  メンバーの一人が、今回の唯一の女性Aさんをモデルに仕立て上げ、モデル撮影会にしようと言い出す始末。Aさん、いやいやながら農道を歩かされ、あっち向け、こんな風に歩けと注文されながらもモデルのマネをしていたが、直ぐにイヤになって、自分でも田園風景の撮影を始めた。<br /><br />2日目はあいにくの天気だったが、楽しい撮影旅行であった。

     メンバーの一人が、今回の唯一の女性Aさんをモデルに仕立て上げ、モデル撮影会にしようと言い出す始末。Aさん、いやいやながら農道を歩かされ、あっち向け、こんな風に歩けと注文されながらもモデルのマネをしていたが、直ぐにイヤになって、自分でも田園風景の撮影を始めた。

    2日目はあいにくの天気だったが、楽しい撮影旅行であった。

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