韓国(7)潜って登って腹いっぱい／済州島

2017/07/07 - 2017/07/09

我がホームグラウンドＫＩＸからＬＣＣ韓国便はバンバン飛んでいるのに、地図上ではすぐそこの済州島への直行便は長らく運休のままでした…が、ついに！庶民の味方、t'way航空が飛ぶ事が決まり、セールに乗っかって即購入！祝就航！

どうやら自然豊かで黒豚も旨いらしいぞ、程度の知識しかないままとりあえず飛んでみたら、山あり谷（もとい洞窟）あり、運動不足の自分には二日後の筋肉痛間違いなしのアクティビティ満載ジオパーク島でした。

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ティーウェイ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

関空から１時間半弱で曇天チェジュ島へ

まさかの手動タラップ

友達のチャングクがレンタカーを手配してくれましたが何故か！漏れなくお客さんにはビール無料配布（※当然ノンアルとはいえ）

世界ジオパークにも認定されている済州島は海辺も山も超個性的な風景オンパレードです

空港周辺の竜潭洞界わいは火山溶岩が延々と

その名の通りの龍頭岩よりも↓

ジャカスカ頭上を飛び立つヒコーキに大興奮！

日本語熱烈勉強中のチャングクが「海産物をとったら３００万ウォンの賞金をさしあげます…？」と自信なさげに翻訳してくれましたが後日調べたところ「夜は出入禁止　海産物をとったら罰金３００万ウォン」とのこと

惜しいぞチャングク！（いやいや意味が１８０度逆だ）

島の磯辺には海女小屋が点在

焼き貝の香ばしい醤油のかおりに（ビールもある）挫けそうになるが夜の黒豚祭りのために辛抱

しかしあまりの蒸し暑さにスイーツ別腹という事で

空港からほど近いカフェレストラン「ニルモリドンドン」で島のシンボル＝ハルラサン型のパッビンス（噴火口にセルフで溶岩っぽく豆やら抹茶シロップ投入！）

火山島だけあって温泉施設があちこちに

炭酸温泉の鳩鳴水は広くて湯船もいっぱい大人気でした

サウナスペースの奥は男女共用の屋外プールだそうでうっかりマッパで出陣なさいませんよう

宿は空港からぐるっと島を半周して南部のソギポです

新鮮な魚介も目をひきますが…

初志貫徹！チェジュと言えば黒豚！

肉厚ジューシーな黒豚をエゴマやサンチュでくるんでガンガンパクパク超幸せなひと時は殆ど撮影する余裕もなく

〆に是非！と勧められたのが昔ながらのアルミ製弁当箱にナムルやキムチを投入したご飯もの…って蓋が閉められ突然シェイク！！呆然としてたら店員さんから「もっとしっかり振れ」と指導付き

開けてびっくりビビンパ風に

翌朝は生憎の雨模様ながらソギポの町中にある天地淵瀑布に

この島では観光地はもちろん至る所にトルハルバン（石の爺ちゃん像）

ここの所の少雨で迫力控え目と言われましたがそれでも鈍色の空の下で水墨画のような美しさ

駐車場からは比較的平たんな遊歩道を十数分歩く事になるので雨の日は滑り易い足元にお気をつけて

ソギポ名物のミカンはジュースもとにかく甘い！

ソギポ近郊でもう一か所外せない滝は正房瀑布

切り立った崖から海に直接注ぎ込む珍しい滝です

さすがの勢いで打たれる事は不可能（当たり前）ながら果敢に滝つぼ近くまで岩を乗り越え迫り行く若者たちがことごとく足を滑らせていました

ランチは蒸し暑いのに敢えて熱々コムタン

東へ戻りソッチコジ

自然が織り成す素晴らしい景観の中に何故お菓子の家を作ってしまったのか（絶賛閉店中）

自撮り棒を振り回すカップルが多くて所々渋滞

済州島観光のハイライトの一つ＝世界自然遺産でもある城山日出峰

上空からの写真しか見た事なくて「でかっ！シギリヤロックか！」と麓で激しくたじろぐ

※こちらはシギリヤロック（スリランカ）→　http://4travel.jp/travelogue/10658251

麓の売店でスポーツドリンクを買って渋々登山開始

結構な傾斜にへこたれそうになる頃合いで休憩所が備えられています

疲れて半泣きの弟をキレ気味に励まし頂上へ誘うお姉ちゃん

二人が前を歩いてくれたおかげで自分も最後まで頑張れました

休み休み３０分強で噴火口跡を望む頂上へ！

階段状のウッドデッキが整備されています

火照った体を涼風でさまして３６０度の大パノラマを暫し堪能

海抜２００ｍ程度とはいえ急峻な石段をよくも登り詰めたと感慨深く

そして眼下に果てしなく連なる階段

ルートは一方通行で帰り道はエッシャーの騙し絵みたいなウッドデッキです

日出峰からすぐそこに浮かぶ牛島の名物はピーナッツだそうで

どっさり塗したピーナッツが香ばしくて一気にクールダウン！

初日にヒコーキ見あげて大騒ぎし過ぎたので二日目もチャングクが空港周辺まで連れてってくれました

ソギポに戻り二日目の夜はチェーン店ですが

禁断の（ここでは禁じられていないけど）ユッケ！

久しぶりで美味しくてゴマ油も香ばしくってビールが進む進む

韓国の飲食店はどこもかしこも禁煙で有難いんですが店の敷地を出れば無法地帯のようで

ニコチンが切れると律儀に店から数センチの所に出て行ってモクモクモク（やや迷惑）

二軒目は旨いビールとベストマッチのニンニク醤油ベースのフライドチキン！嗚呼シアワセ

食事の直後に出す画像でもないですが…宿のウォシュレット的な装置にどう見ても「内部までガンガン噴水侵入！」みたいな恐怖ボタンを発見

おそろしくて最後まで押せませんでした

韓国のチェーンパン屋（パリバケとかトゥレジュール）があまり舌に合わなくて…と話したらチャングクが調べて連れていってくれたご当地ベーカリー

受賞歴もある人気店で確かに硬めのパンはモッチリパリっとしててワインにも合いそうでした

最終日はハルラサン脇の内陸ルートを

航空博物館と思しき施設は長期休館中とかで入れず

ほど近い草原の向こうに忽然と現れるＫＥ機…どうやらパイロット養成施設

最後に済州島観光のもう一つのハイライト＝万丈窟（マンジャングル）

長大な溶岩洞窟はとにかく寒いし暗いし

真夏日の地上から一気に身震いする程の冷蔵庫状態です

見学可能なコースの一番奥では天井から落ちた溶岩が柱状に

二車線とれそうな位とにかくスケールのでかい洞窟でしたが如何せん寒すぎて足早に撤収

空港そばの東門市場は飛行機の時刻が迫るなか車窓からチラリのみ

チャングクに空港まで届けてもらい慌ててチェックインしたもののイミグレ後は殆ど店がなくて結局また最後の最後まで飛び交うヒコーキを嬉々として見つめていました

ＬＣＣなら週末弾丸でも大満喫の済州島です