2017モントルー・ジャズ・フェスティバルに行ってきました

2017/07/01 - 2017/07/16

2017年7月10日、モントルー・ジャズ・フェスティバルに行ってきました。

レマン湖畔の素晴らしい景色を楽しみ、ついでにDeep PurpleとQueenも偲んできました。

表紙の写真は、会場の入り口です。

エリア モントルー(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

マルセイユからリヨン、ジュネーヴを経由し、モントルーまでやってきました。

「We all came out to Montreux on the lake Geneva shoreline」で始まるDeep Purpleの名曲。イントロをお聞きになれば、「ああ、あれか」と思われる方も多いのではないでしょうか？ よろしければ、曲を聴きながらでもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=zUwEIt9ez7M

この「Machine Head」というアルバムは、ここモントルーの美しいレマン湖畔で作成されたものです。

だって上の歌詞の続きが「to make a record with a mobile」となっているでしょ？

「mobile」というのは、当時彼らがthe Rolling Stonesから借り受けていた音楽機材一式を積み込んだトラックのことです。

彼らの演奏する場所では、Frank Zappa and the Mothersというグループが先にコンサートをしていたんですが、このときに発火銃をもった観客が会場に火をつけちゃって火事になっちゃったんです。

Frank Zappa and the Mothers were ever best place around
Some stupid with a flare gun burned the place to the ground
　（「around」と「ground」が韻を踏んでいるところにご注目！）

真ん中の白い人がFrank Zappaです。

これがその時の火事。
Smoke on the water 　
A fire in the sky

会場（当時はカジノ）は、音をたてて焼け落ちてしまいました。
It burned down the gambling house
It died with an aweful sound.

「Smoke on the water」は、その時の顛末を歌にしたものなんです。
いわばアルバム「Machine Head」のmaking movieならぬmaking songなんですね。

こちらは、再建された現在のカジノ。

人々が散歩する美しい湖畔の道沿いにあります。

このとき大変だったのが、当時の様子を語るこのクロード・ノブスさん。

火事の現場から、子供たちを誘導して逃がしました。
Funky Claude was running in and out
Pulling kids out the ground

このクロード・ノブス氏こそが、モントルー・ジャズ・フェスティバルの立ち上げにかかわった敏腕プロデューサーなのです。

ある一流ホテルの1階には、彼の名を冠したBarがあります。

その後彼らは、Grand Hotelというホテルに陣取り録音を続けます。
We ended up with the Grand Hotel
It was empty cold and bare

こちらが、今はなきそのGrand Hotel。
こうしてできたのが、アルバム「Machine head」です。

そして曲の最後に、この想い出は忘れることが出来ないと歌っているのです。
No matter what we get out of this
I know I know I'll never forget

こちらは、レマン湖畔にあるGrand Hotel Suisse Majestic。

今回宿泊したホテルです。
残念ながら、Smoke on the waterに出てくるGrand Hotelとは別のホテルです。

部屋の広いテラスからは、レマン湖（Lake Geneva）の絶景が眺められます。

ところで皆さんは、レマン湖のほとりにたたずむもう一人のレジェンドをご存じですか？

彼が亡くなったのはロンドンですが、死期を悟った晩年をモントルーで過ごしました。

その多彩な才能は、今も世界中のロックファンの心に焼き付いています。

その人の名は、フレディ・マーキュリーです。

こちらはモントルー駅構内のジャズ・フェスティバルの看板。

この駅の真ん前に、Grand Hotel Suisse Majecticはあります。

モントルーの町並みです。

メインストリート。

湖畔には多くの出店が出て賑わっています。

ジャズ・フェスティバルの会場に向かいます。

こちらが会場入口。

会場は屋内で、3つに分かれています。

内部は活気にあふれています。

会場の一つであるMontreux jazz club。

前の方はテーブル席で3～4人掛けです。
私のようなお一人様は、後ろの方の椅子席を予約しました。

結構、女性客が多いです。

皆さんシックないでたちで、パリのオペラ座より素敵な感じです。

渡辺貞夫が出演してから47年後に、自分がこのフェスティバルを聴けるとは感動です。

その時のナンバーではありませんが、渡辺貞夫のMy Dear Life。
われわれの年代には、ラジオのFM東京から流れるこの曲を楽しみに週末を過ごされた方も多いのではないでしょうか。

♪あの時　君は～　若かった～
https://www.youtube.com/watch?v=l6TXyJN5xAg

皆さん、テキト～にbarで買った飲み物を持ち込み聴いていました。

いかにもモントルーらしい場内禁煙の標識。

あなたの健康のため、喫煙はやめましょう！＼(^o^)／　

旅はまだまだ続きますよ～

この旅行記へのコメント （4）

• 熟年ドラゴンさん 2017/08/13 20:24:04

  コメントありがとうございます。

  　私は「モントルー・フェスのビル・エヴァンス」のジャケット写真、レマン湖のシヨン城が見たくて行ってきました。
  
  　フレディー・マーキュリーはモントルーを出てから気が付きましたが後の祭りで見逃しました。
  
  　これからもよろしくです。

  falcon38さん からの返信 2017/08/14 07:24:46

  RE: コメントありがとうございます。

  こちらこそありがとうございます。
  熟年ドラゴン様は音楽のお仕事をされておられたとうかがいました。
  
  お時間のあるとき、YouTubeで「王様」「Smoke on the water」でご検索お願いできますでしょうか？
  
  「湖上の煙」という曲を演奏する「王様」なるミュージシャンがヒットします。
  日本にもこんな上手な人がいるのかとウレシクなりました。
  
  きっとドラゴン様にも気にいっていただけるのでは？と存じます。
  
  falcon38

  falcon38さん からの返信 2017/08/14 07:40:18

  RE: コメントありがとうございます。

  追伸
  
  私も時間があればシオン城寄ってみたかったのですが、今回は行けませんでした。
  
  ビル・エヴァンスのジャケットの写真になっていたのですか。
  こんど探してみます。
  
  falcon38
  

  熟年ドラゴンさん からの返信 2017/08/14 09:23:35

  RE: RE: コメントありがとうございます。

  > 「湖上の煙」という曲を演奏する「王様」なるミュージシャンがヒットします。
  
  　「王様」面白かったです。ビートルズメドレーも聴きました。
  
  　ライブ受けするミュージシャンですね。
  
  　演奏は完コピで歌詞は直訳というのがいいですね。