2017年6月 ヴィンタートゥール

2017/06/06 - 2017/06/16

旅の思い出の１つに、現地の人に親切にされたというのがあります。そんな思い出を旅行記にして見ました。

スイスのヴィンタートゥールにあるオスカーラインハルトコレクションにブリューゲル(父)の「雪中の東方三博士の礼拝」を見に行きました。自分で計画したひとり旅です。

美術館のミュージアムショップで絵葉書をすすめられました。大型プリントがあったら買いたいというと、帰るまでに在庫を探しておくと言われました。

在庫はあって25スイスフランでした。持ち帰りには紙筒が必要です(つぶれてしわしわにならない為に)
小さな美術館なので紙筒の用意はありませんでした。
なんとかなると思いました。郵便局へ行けば段ボールや紙筒を梱包材として売っているはずだからです。

ウィーンの美術史美術館やマドリードのプラド美術館では大型のオンデマンドプリンターを持っていて、注文に応じて、絵柄とサイズでプリントしてくれます。紙筒も売っています。タッチパネルで注文してお金を払って15分以上後にレシートを見せてプリントを貰う仕組みです。(この紙筒は無駄に長くてバゲージに入りませんのでホテルのフロントでカッターを借用して切る必要があります)

エリア ヴィンタートゥール(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

オスカーラインハルトコレクションで買ったブリューゲルの「雪の中の東方三博士の礼拝」の大型プリントを梱包する為の紙筒を買いに行きました。

写真はヴィンタートゥール中央駅にあるツーリストインフォメーションです。この反対側が郵便局です。

郵便局を入ると案内が2人いて、内容を聞いて窓口の整理番号を発券してくれます。梱包用の紙管が欲しいというと右側にあるカウンターで聞いてくれと言われました。

紙筒は英語ではPaper Cylinder、ドイツ語ではPapierrohr。iPhoneは電話で、カメラで、ビデオで、ナビで、辞書で便利です。辞書で発音までしてくれます。

画面の左上の接続がSunriseになっているのはチューリッヒ空港で買ったYalloのプリペイドSIMカードをさしているからです。

残念ながら、紙筒はなくて細長い段ボールしかありません。この長さではバゲージには入りそうもありません。どこか文房具屋はないかと質問しましたが、英語では通じないようで。

脇に並んでいた無愛想な女性が助け船を出してくれました。受付の女性と2人で相談していました。あそこならあるかも知れないというような事を言ってお店の名前を言っていました。その候補の中でも歩いて行けるところを探してくれました。

その店を、パソコンで住所と地図を検索してくれました。

プリントアウトしてお願いすると手書きメモしてくれました。

写真は彼女の手書きメモです。

iPhoneのmapに住所を入れて歩きました。10分くらいで到着しました。

ここです。

販売店というよりも事務所です。

遠慮なくお邪魔させて頂きました。

紙筒がないかというと英語は駄目のようでした。
店の中は、大型のインクジェットプリンターが3台ありました。壁にはコンサートとかのポスターがいくつもありました。
プリンター用紙の巻芯の紙管が落ちてたのでこれが欲しいと女性の従業員にいうと、もう少し直径の大きいのを探してあげると言われました。

高齢者の従業員は今日の暑さの疲れているようで奥で休んでいました。ゆったり仕事をするようです。もう夕方の時間ですが、夏の暑さです。

さっきの女性がちょうど良い径の紙筒を3本抱えて戻って来ました。一本だけで良い、幾らかと聞くと「ただ」で良いと言われました。

長さが長すぎるので、巻芯の紙筒なので頑丈でカット出来そうもないので、厚かましく甘えてカットもお願いしました。仕事休憩中のおじさんがカッターナイフでカットしてくれました。

帰りぎわのにドイツ語でダンケーシェンとお礼を言いました。
カッターナイフで手切りしてくれたおじさんと感謝の握手しました。

お店を出たところで紙筒の写真を撮りました。
ありがとうございました。
用紙の巻芯の紙筒です。堅牢なのでカットして貰いました。

帰って来て額装しました。
きれいに額装できました。

ヴィンタートゥールの皆さんの親切のおかげです。