暑い夏がきました！涼と感動を求めて美術館～植物園へ！

2017/05/21 - 2017/07/05

今年も暑い夏をむかえます。涼を求めると共に、神戸を主として美術館で展開されている著名な画家、芸術家の作品を観賞します！

５月２１日（日）　大山崎山荘美術館　　　（京都・山崎）　　クロード・モネの睡蓮

６月１１日（日）　神戸ファッション美術館（神戸・東灘）　　夢二ロマン

６月１８日（日）　兵庫県立美術館　　　　（神戸・灘）　　　ベルギー奇想の系譜展

６月２５日（日）　神戸市立森林植物園　　（六甲山系）　　　　森の中のあじさい散策

７月　５日（水）　神戸市立博物館　　　　（神戸・三ノ宮）　遥かなるルネサンス
天正遣欧少年使節がたどったイタリア

表紙は、神戸市立森林植物園のアジサイ　

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

５月２１日（日）　大山崎山荘美術館へ

ＪＲ東海道線「山崎駅」から、シャトルバスより門前に降りて、静寂の杜の路を歩くと直ぐに入り口です。

大山崎山荘美術館

関西の実業家・加賀正太郎（１８８８－１９５４）設計の英国風山荘の本館と奥にある建築家・安藤忠雄氏設計の「地中の宝石箱」から構成されています。

アサヒビール大山崎山荘美術館 美術館・博物館

睡蓮が咲く庭

睡蓮

美術館に入ります。

大山崎山荘美術館内部（カタログ撮影）

６月１１日（日）　神戸ファッション美術館

神戸憧憬と欧米への旅「夢二ロマン」を鑑賞します。

竹久夢二が少年の一時期を神戸で過ごしたことが、異国に夢を馳せ、画家を決意したともいわれています。

渡欧時の多くの美人画、スケッチ画が展示されていました。

夢二ロマン

１９３１年作の立田姫を模して。

黒猫を抱く美人画「黒船屋」

セノオ楽譜　Ｎo.４２０「薔薇の花」（絵葉書撮影）

大正４年から発行され始めたセノオ楽譜の表紙絵は、竹久夢二のものが多かった。

舞妓舞扇　大正６年

神戸ファッション美術館 美術館・博物館

「和服の女」　昭和６～８年　ドイツ滞在中に描いた絵画のようです。

美術館内には、古のポスターが壁に展示されており、懐かしい、「風と共に去りぬ」主演ビビアン・リーにであいました！

美術館のあと、ポートアイランドの「uccコーヒー博物館」を訪れます。

１本の木からどれくらいのコーヒーが採れるの？

木の種類などによっても違いますが、１本の木になるコーヒーチェリーは、およそ３キログラム。
これを精製して焙煎すると、できあがるコーヒー豆は、わずか４００グラムほど。
約４０杯のコーヒーしか作れません。

毎日１杯、コーヒーを飲む人なら、１年間にコーヒーの木１０本が必要になります。

・・・ということです。

コーヒー生豆

コーヒー鑑定士

クラシフィカドールとも呼ばれるコーヒーの品質の番人

古（いにしえ）の焙煎器

試飲させてもらいます。

土産にマグネット

本物のコーヒー豆が入っています。

ＵＣＣ上島コーヒー神戸本社とＵＣＣコーヒー博物館

向いのＩＫＥＡに寄って軽いランチと小さいものを買って。

三ノ宮、旧居留地のウインドーショッピングをして帰ります。

６月１８日（日）　兵庫県立美術館　ベルギー奇想の系譜展を鑑賞します。

ＪＲ東海道本線「灘駅」をおりて、兵庫県立美術館へ行く「ミュージアムロード」沿いには、いろいろな芸術が見られます。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」です。

美術館の手前、いつもの植物か動物か不明の芸術作品です。

マンション敷地内の芸術作品です。

建築家安藤忠雄氏設計の兵庫県立美術館

兵庫県立美術館

兵庫県立美術館

兵庫県立美術館

兵庫県立美術館

ヒエロニムズ・ボス工房　「トゥヌグダルスの誘惑」１４９０－１５００頃　５３.６×７１.９ｃｍ　（絵葉書撮影）

展示会のテーマになっている、中世からベルギー・フランドル地方で生まれた奇想の表現を、ボスは欲望にまみれた人間を待ち受ける地獄を描いた。

ジャン・デルヴィル　「レテ河の水を飲むダンテ」　１９１９　１４２.５×１７９.０ｃｍ　（絵葉書撮影）

ルネ・マグリット　「大家族」　１９６３　１００.０×８１.０ｃｍ（マグネット撮影）

レオ・コーペルス　「ティンパニー」　２００６－２０１０　直径７５.０ｃｍ　高さ：ティンパニー　８６.５ｃｍ　骸骨　１８０.０ｃｍ（絵葉書撮影）

時間が来ると、頭蓋骨がティンパニーを打ち続けます！

トマス・ルルイ　「生き残るには脳が足らない」　２００９　ブロンズ　１３８.０×１２０.０×１２０.０ｃｍ　（絵葉書撮影）

６月２５日（日）　六甲山系の神戸市立森林植物園

昨年秋の紅葉に参りました、今日はあじさいです。雨で緑も美しく、あじさいも生き生きと、との思いで出てきました。期待通りです。

隅田の花火

深山八重紫

クレナイニシキ

アナベル　北アメリカのアジサイ

アナベル

植物園の正面にきました、「モリンくん」がでむかえです。

森林展示館、樹齢約２０００年のセコイアオスギの前で、コンサートが始まります。

説明書によると、“米国カリフォルニア州マウンテンホーム州政府保護林の自然倒木から、州政府の特別許可を得て切り出したもので、直径５.４メートル、重さ約１７トン・・・”です。

神戸市立森林植物園 公園・植物園

お二人のフルート演奏です。

７月２日（日）真野響子名誉園長さんとゲストによる対談があるとのことです。

外の雨は小降りになってきました。

あじさい餅　１ケース２個　２６０円

廻り終わってからのランチまでの腹ごしらえで頂きます！おはぎの感触で美味しいです！

ヒメアジサイ

ヒメアジサイ

ウスバヒョウタンボク

必読！“この実（み）には毒（どく）がある食べないこと！”と書かれています。

ウスバヒョウタンボク

必読！“この実（み）には毒（どく）がある食べないこと！”

マヤベニガク

シチダンカ（ヤマアジサイ系）

キヨスミサワアジサイ

カシワバアジサイ

長谷池

長谷池

長谷池の蓮の花

長谷池の蓮の花

メタセコイア

ヤマホタルブクロ

７月５日（水）神戸市立博物館　遥かなるルネッサンス展

１６世紀、キリスト教布教のため日本にやってきた宣教師が、さらに布教を深めるために、日本人信徒、伊東マンショら４人の少年をヨーロッパに派遣、「天正遣欧少年使節」です。１５８２年長崎からイタリアに向いました。

ビア・デ・メディチの肖像　

ブロンズィーノ作　１５４２年頃　油彩　板　６４×４８ｃｍ
フィレンツェ、ウフィツィ美術館　（絵葉書撮影）

初代トスカーナ大公、メディチ家のコジモ一世の庶子ビア、他の子供たちと同様、祖母と乳母により大切に育てられていたが、１５４２年に５才か６才で熱病で死亡。ラピスラズリの青のなか、利発な気品に満ちた美少女が描かれている。

伊東マンショの肖像

ドメニコ・ティントレット作　１５８５年　油彩　カンヴァス　５４×４３ｃｍ　ミラノ、トリヴルツィオ財団（絵葉書撮影）

少年使節が最初に訪問したのが、フィレンツェを首都とするトスカーナ大公国、その後、ローマ教皇への謁見を終え、帰路に就こうとしていた使節一行をベネチアが威信をかけた歓待をする。

共和国政府が元首宮殿に展示のための公式肖像画として描かせたもの、作品自体は長く行方不明であったが２０１３年発見された。

ヨーロッパ内外にセミナリオを設立するグレゴリウス１３世

ローマの画家（？）１６世紀末ー１７世紀初頭　油彩　カンヴァス　１９０×２８０ｃｍ（絵葉書撮影）

伊東マンショら使節一行もこの絵画を観たことだろうと説明がありました。

サンマルコ広場での聖十字架の行列

チェーザレ・ヴェチェッリオ作　１５８６年　油彩　カンヴァス　１３４×１９４ｃｍ　ヴェネツィア・コッレル美術館（絵葉書撮影）

伊東マンショ一行の日に合わせてこの行列が執り行われたという。

日本史上、イタリアでのこれ以上の歓待された人たちはいなかったのではと思われます。

九州に於いて、このたび大変な惨禍に遭遇され、亡くなられた方々に謹んでご冥福を祈り、被害をうけられた方々に心からお見舞い申し上げます。