日がな一日ちんちん電車にのって　たびの終わりは日本三大居酒屋「明治屋」へ

2017/05/05 - 2017/05/05

ゴールデウィークも終盤に差し掛かり、今日は大阪の散歩へ。
住吉神社の1か月に一度のお祭り「初辰さん」参りも兼ねて、ちんちん電車に乗ってスローなたびを楽しむ企画。
「堺にはなんもないやん」という駅の自虐広告に大阪の文化をしみじみ感じ「あるやん、ちんちん電車が」と。
南海阪堺線（はんかいせん）の南端の始発駅「浜寺公園駅」から「住吉大社」で一時下車して北上、終点の天王寺を目指し堺市内を横断。
一日の終わりは天王寺にある日本三大居酒屋「明治屋」で締めるという少し大げさなもの。

樽酒は「奈良の梅乃宿（うめのやど）」、一日の終わりにぴったり、のどごしさっぱり！

エリア 堺(大阪)

たびの始まりは浜寺公園駅。南海本線の浜寺公園駅のすぐ目のまえに阪堺線(ちんちん電車)の始発駅があります。

浜寺公園駅 駅

南端の浜寺公園駅から大阪市内へ向かい一路北上。期待度が急上昇、運賃は一律210円。

住吉大社へ、浜寺公園からガタゴトと走ること約30分。住吉さんは今日一日お祭りです。
人も多く集う一日。

住吉大社 寺・神社・教会

毎月、月初めの辰の日は初辰まいりというお祭りが開かれます。

この日はしょうが湯を頂くことができます。
体が中から温まります。

住吉大社駅

さあ天王寺へ向けて、出発進行。601号でたびの続きが始まりです。住吉大社駅から天王寺駅まで約20分。

電車は規則正しくガタンゴトンと音を立てながら、住宅の近くを走ります。生活の声が聞こえてきそうです。

帝塚山界隈。この辺りは高級住宅街です。
今日は電車の一番前に座れたので、天王寺までの過程を楽しむことができました。

正面にビルが見えてきました。

左手に阿倍野ハルカスが見えてきました。あそこが終点。

電車は少し走ってはすぐに次の停車場に止まります。その度にガタガタと体を震わせます。

この先から天王寺の車道に入ります。
信号で一旦停止すると、住宅街から愛想のないコンクリート道へ進みました。電車はつまらなそうな足音を立てて都会を走ります。

天王寺は目と鼻の先。

車道の中央部。

キュキュっとブレーキがかかり、終着駅の少し前で停車。南へ向かう電車をやり過ごしてから、ブルブルと体を震わせて走り出しました。

正面に天王寺駅が見えました。電車は磁石に吸い寄せられるかのように、ホームに吸付けられました。しかし、道中を振り返ると随分と遠くへ来た気分になりました。

車道の真ん中にある終着の天王寺駅。
ちんちん電車は、貴重な府民、市民の足です。

大都会、天王寺駅前は行き交う人々でごった返していました。

天王寺駅 駅

逆光の通天閣。

慶沢園に150円を払って入りました。
天王寺にある日本庭園です。

天王寺公園 公園・植物園

訪れる方はほぼ外国人。

都会の中にも大きな鳥が。狙いはもちろん庭園の大事な鯉？狩猟中でした。

天王寺動物園前の広場は家族連れで大にぎわい。

たこ焼き、やまちゃんも有名。

天王寺の商店街には種苗屋もあります。

たびの終わりは天王寺の明治屋。のれんは「酒」。日本三大居酒屋の1つと言われています。
オススメの樽酒は奈良の梅乃宿でした。
店内は撮影禁止です。あとはご想像にお任せします。

明治屋 グルメ・レストラン