2006/03/20 - 2006/03/22
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Dwind_999さん
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雨季も終わり間近いウブドの後半3日間、少し雨に降られましたが、それはそれで山あいの村にしっとりした風情をもたらし、情緒ある佇まいに心も安らいで、ウブドらしい素朴さを味わいながらジャランジャランとバリ舞踏を楽しみました。
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3月20日(月)。
デジカメがちゃんと起動して復活してくれたので助かりました。
夜中に激しい雨が降り、朝になっても降ったりやんだりの天気。
ホテル敷地内にある石像には赤いハイビスカスの花が添えられ、睡蓮もすこやかに花開いています。 -
モンキー・フォレスト通りにある小学校。
9時半になるけどまだ始業前なのだろうか。 -
小学校横の路地からずっと奥に入った辺りで宿探し。
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一応目星をつけていた、左手向こうにある赤茶色の3階建てのロスメン(安宿)に入って交渉。
ジャストモーメントと言ってメモを取り出し、「アダ、カマル、コソン?」(空き部屋ありますか?)とインドネシア語で聞くと、まだ若いオーナーの男は笑みをこぼしながらも、イエスと答えてちゃんと理解してくれました。
もちろん彼は英語もできるようです。
宿泊料は「ワン・ハンドレッド・サウザンド・ルピア」と言うので、1泊Rp100,000(\1300)です。
3階の部屋を見せてもらい、あんがい良さそうなのでここに2泊することにしました。 -
前のホテルに戻ってチェックアウトを済ませ、リュックを背にモンキー・フォレスト通りを北に歩いていく。
このモンキー・フォレスト通りと400mほど東に平行して走るハノマン通りは、ウブドの目抜き通りにあたるが道幅は狭く、おまけに路駐の車が多い。
そして、狭い歩道には段差が断続的にあるのでまことに歩きにくい。 -
どこかのSPA(スパ)の女性たちだろうか。
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モンキー・フォレスト通りからこの路地を入ってロスメンに向かいます。
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11時前にチェックイン。
3階の部屋の前のバルコニーから見る景色。
向こうの建物もロスメンで、この辺りには安宿がいくつかあるようです。 -
部屋前のバルコニー。
きれい好きなオーナーのようでタイルの床もよく掃除されており、部屋の中は土足厳禁なので持参していたスリッパを使用しました。 -
部屋の横のガラス窓に映る椰子の木と雨季の空。
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11時過ぎに部屋を出て昼食に向かいます。
モンキー・フォレスト通りとデウィ・シタ通りの交わるところから、ラヤ・ウブド通りまでは一方通行になっており、片側車線はまるで駐車場状態になっている。 -
ツーリスト・インフォメーション(ビナ・ウィサタ)前にある祠に供物を捧げる女性。
こうやって日に何度も行われる行為はバリ島の人たちの生活の一部であり、この祈りの日常風景がバリ島の魅力の一つにもなっています。
地面にチャルを置くときも、花びらを持った手をゆっくりと回しながら、目に見えない神々と交信するかのように、何事かを祈っています。 -
今日もまたイブ・オカでバビグリンとビールで昼食。
子豚の丸焼きをもろに目にすると、食が進まない人もいるだろうな。 -
部屋の右手奥にバス・トイレの部屋があり、バスタブも据えられていますがお湯の出はあまりよくない。
ロスメンなのでトイレットペーパーもなければタオルも用意されてなく、自分で調達しなければならない。
ベッドはダブルとシングルの二つがあり、夜は天井のファンを回し、蚊取り線香を炊いて寝ました。
喉の弱い私は、ファンの回し過ぎなのか喉を少し痛めてしまいました。 -
バリ島の人々にとって聖なる山とされる、高さ3031mのアグン山が向こうに見えます。
今回の滞在では雨期の影響もあってか、山はいつも雲を被って全体の姿を見ることはできませんでした。
アグン山の麓にはバリ・ヒンドゥー教総本山のブサキ寺院があるのでいつか行ってみよう。 -
少し高い位置にあるので、風がよく通って涼しい。
草切れをくわえた小鳥がたびたびやって来ては、上の屋根の隙間に狙いを定め巣作りに励んでいました。
しばしの間、椅子に座って本を読んだりウトウトしたりしながら、気だるく心地よい昼下がりの時を過ごす。 -
日暮れ前に部屋を出て、ラヤ・ウブド通りの「ノマド」角から入ったJl.Goutamaの細い通りにある「ワルン・ビアビア(Warung Biah-Biah)」でビンタン小瓶をいただきました。
Rp10,000(\130)に税が10%。
椰子の木がそのまま店の中に残され、テーブルや椅子も木の素材を使って、素朴でしゃれたナチュラル感覚のWarung。
客はまだ誰もいませんでした。ワルン ビア ビア アジア料理
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仏陀の名を冠したゴータマ通り(Jl.Goutama)。
バリ・ヒンドゥーのウブドなのに、他の宗教も許容する大らかさ。 -
ラヤ・ウブド通りを散歩。
お面などの木工品や絵を商う民芸店。 -
ラヤ・ウブド通りの歩道脇でサテ(串焼き)の露店に遭遇。
これは素通りできない。
小ぶりのサテ・カンビン(山羊肉の串焼き)10本(Rp5,000=\65)をペロリと平らげ、さらに10本と、ロントン(米をバナナの葉やココナッツの葉で包んで蒸したもの)を一つ。
ロントン(Rp2,000=\26)はもちもちした食感でけっこうお腹にくる。 -
王宮前の観光案内所で送迎付きのケチャ・ダンスのチケットを買い、 他の欧米人数人の観光客とワゴン車に乗って、Jl.Tirta Tawarを北へずっと進んだ所にある「ジュンジュガン村寺院」に来ました。
19時から始まり、まず最初に聖水を振りまいて浄めているところ。 -
100人以上もの村の男たちによる、古代インドの叙事詩ラーマヤナ物語の一部を取り込んだパフォーマンスで、ガムラン(バリの打楽器)などの楽器を一切使わず、「ケチャケチャケチャ」というかけ声だけで演じることからケチャダンスと呼ばれているそうです。
時おり雨がぱらつく中、時に静かに時に激しくケチャの声が響き渡り、ゆらめくろうそくの炎と闇のコントラスト、その中を妖艶な踊りが浮かび上がる。 -
ケチャダンスを見終わって、ラヤ・ウブド通りからスリウェダリ通りに入った所にあるインドネシア風中華料理店「ワルン・タマン」で食事。
ナシゴレンとワンタン入りスープ、それにビンタンビール大瓶。
まずまずの味でした。 -
3月21日(火)、6時半。
今朝も雨が降ったりやんだりの空模様。
夜中に近くの犬の鳴き声がうるさかった。 -
8時頃、一度やんでいた雨がまた降ってきました。
11月から3月までがバリ島の雨季といわれており、そろそろ雨期明けの頃ですが最後の降り納めというところですかね。 -
朝食はバナナパンケーキとフルーツ、そしてコーヒーと紅茶。
食欲旺盛な私には少な目の量だけど美味しくいただきました。
フルーツは、バナナ、パイナップル、マンゴー、スイカ。 -
宿の女の子がときどき姿を見せます。
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10時半、アグン山はすっかり雲に隠れてしまった。
ここのスタッフが、朝の雨で水浸しになったバルコニーの床を懸命にモップで拭き取ります。 -
昼前に部屋を出て、デウィ・シタ通りから左の小道へ入り、パサール・ウブド(ウブド市場)の方へ歩いていく。
家の前のおばあさんは、チャル(地下界の悪鬼に捧げる供物)の後始末でもしているのだろうか。 -
ウブド市場に来ました。
花や日用雑貨などを売る店が並びます。ウブド市場 市場
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こちらは観光客向けのお土産屋さんが並びます。
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ウブド市場にある寺院。
たくさんのチャナンやチャルがお供えされていますが鳥がついばんだりするので、次第にゴミ置き場のような散乱状態になってしまいます。
供物を捧げることが大事で、そのあとのことはノープロブレムという大らかさ。
もちろん掃除はちゃんとするでしょうがね。 -
市場を出てラヤ・ウブド通りを東に歩き、Jl.Goutamaの通りに入りました。
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「ビアビア」の先にある「デワ・ワルン」に入って昼食。
まずビンタンをいただきます。
この店の女性がいきなり「ゴメンナサイ」と日本の言葉を言うので何事かと思いきや、それは店の中に流れている歌のことでした(題名か歌詞の一部)。
「私、この歌が好き」、みたいなことをペラペラ話すが英語の出来ない私に分かるはずもない。
それでもビールを飲みながらフムフムと適当に頷きます。デワ ワルン アジア料理
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店のおばちゃんが入口横の祠に供物をお供えしています。
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カシュー・ジンジャー・チキン(Rp12,000=\155)、ソト・アヤム(Rp5,000=\65)、ビンタン小瓶(Rp10,000=\130)。
美味しかったです。
向こうの席の欧米人の女性は、旅日記か何かのメモ書きに熱中していました。 -
店を出て通りからワルン全体を写そうとカメラを構えると、先の「ゴメンナサイ」の女性がさよならの手を振ってくれました。
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ウブド市場近く、バイクで下校する女子学生。
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プリ・サレン・アグン宮殿前。
高校生たち、けっこういいバイクに乗っているな。 -
ラヤ・ウブド通りを西へ歩いていく。
ベモ(乗り合いのライトバン)でも待っているのだろうか。
さすがはバリ、かごを頭に乗せたまま待つ人もいる。 -
リュックを背中に担ぐより、頭上のほうが楽チンなのだろうか。
それにしてもナイスなバランス感覚。 -
ホテル・イバのあたりから右に入り、チャンプアン方面へと向かうお散歩コース。
橋を渡ると、ウブド発祥の地といわれる由緒ある「グヌン・ルバ寺院」があります。 -
「グヌン・ルバ寺院」横の草むらに囲まれたような小道を登っていく。
右下の谷には川が流れ、しばらく進むと視界が開けてきました。 -
さらに草むらの土手を上っていきます。
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道の両側は谷になり、その間を尾根のように細い道が続く。
谷の斜面には椰子の木が生い茂り、南国らしい光景を見せてくれます。 -
小道を歩いていると、先の方にいた上はだかの男が私を目にするや、小走りで近くの草むらに行き、何やら取り出してきました。
そして、おいでおいで、と私を手招きする。
近づくと男は身振り手振りで、「向こうの椰子の木に登って取ってきたんだ」、と椰子の実を差し出します。
ジュースを飲んでみろと言って、ナタを使って椰子の実に切り込みを入れ、器用に飲み口を作ります。 -
「おーっ、村の素朴な男が、はるばる日本からやって来た私に、取り立ての椰子の実ジュースを振る舞ってくれるのか」と喜んで飲み始めました。
しかしジュースの量が多くて半分も飲めない。
すると男がナタの柄を使って地面に20000という数字を書きます。
なんだ、やっぱりそう来るのか。
仕方ない、タダというわけにはいかないだろう。相手はナタを持ってるしね。
チープツーリストと言ってRp15,000(\195)に値切り、のど飴を2つオマケにつけました。 -
半ば強制的な飲料補給をさせられたあと、さらに尾根の散歩道を奥へ進みます。
谷向こうにはライステラスと椰子の木の風景が広がります。 -
しばらく行くとちょっとした寺院がありました。
しかしまた雨が降り始めたので、来た道を引き返すことに。 -
谷向こうの斜面にコテージ風の家がたくさんあるけど、私にはあまり縁がないどこかのリッチな宿なのだろう。
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小雨がぱらつく中、折りたたみ傘をさして歩く。
向こうから、雨よけに何やら草葺きの束のようなものを頭に乗せた女性が歩いてきます。
おばちゃんたち、頭に物を載せるのはお手の物だからね。 -
雨足が激しくなってきました。
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14時過ぎ、ラヤ・ウブド通りに戻ってきました。
雨に濡れながらも、喜々として下校する女の子3人組。
ウブド版「雨に唄えば」ってとこですな。
靴をびしょびしょにしながらロスメンに帰り着いて、シャワーを浴びた後、バルコニーでコーヒーや紅茶を飲みながら読書をして過ごしました。 -
夕暮れ時に部屋を出てラヤ・ウブド通りに来ると、また道路脇のサテ屋に遭遇。
なかなかこの前を素通りできないな。
小腹満たしにサテ・カンビン10本をいただきました。 -
今夜のバリ舞踏は、Jl.Tirta Tawarにある「クトゥ村寺院」で行われるスマララティ歌舞団による「スピリット・オブ・バリ」。
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バリス・トュンガルという戦士の姿を描いた踊りやラーマヤ物語を題材にしたレゴン、ジャウック・マニスという仮面舞踏などが披露されました。
舞踏が終わると踊り手たちが舞台を降りてきて、客席を回りながら花びらをプレゼントします。 -
バリ舞踏見学の後、21時過ぎにやってきた「ワルン・マドゥーラ」。
ウブドのサテ・カンビンの人気店でチェックはしていたけど、店の看板文字が消えかかっていて今まで見つけることが出来ずにいました。
今夜、ついにそのワルンを発見。ワルン マドゥラ 地元の料理
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サテ・カンビン(山羊肉の串焼き10本:10本が基本みたい)とグレ(カンビン入りカレー味ピリ辛スープ)、それにナシプチ(白ご飯)の3点セット。全部でRp18,000(\235)。
ムスリムの店なのでやはりビールは置いてない。
グレも美味しかったが、ピーナツソースのかかったサテ・カンビンは私好みでヨダレの出る美味しさ。
もっと早くこの店がわかっていれば、毎日の夕食はここで食べてもよかったのだが、しかし明日はウブドを離れてしまう。
アリもこの美味しさを本能的に知っているのか、目の前の壁をちょこちょこと動き回っておこぼれに預かろうとしています。
潔癖な人は、この店の敷居をまたぐのにかなりの勇気がいるかも。 -
3月22日(水)6時50分、雲間から朝陽が射してきました。
朝を待ちわびるように早くからニワトリが鳴き声を上げ、近くの小学校からはもう子供たちのざわめきが聞こえてきます。 -
10時過ぎに宿をチェックアウト。
宿に荷物を預け、空港へ向かうバスの出発まで適当にぶらついて時間をつぶします。
正面の建物は2泊したロスメン。 -
モンキー・フォレスト通りからちょっと路地に入ってみました。
普通の民家でもバリ・ヒンドゥーの仕来りに則った家の造りと配置がなされ、入口もそれらしい門構えを見せています。 -
地元感あふれる生活風景を目にする、路地裏を歩く楽しさ。
人のプライバシーもあるので好奇心の発露もほどほどにしとかないといけませんがね。
男たちがチェスをしていたので了解を得て一枚写真を撮ると、左端の男が真ん中の男の広い額をさらに広げるような仕草で手をかざし、写真を撮るように促します。
それを写して彼らに見せると、ネタにされた男も一緒になって笑います。
フレンドリーなウブドの男たちでした。 -
モンキー・フォレスト通りそばの路地で目にした、テーブルごと頭に乗せて運ぶ女性。
なかなかの荒業を見せてくれます。
このあと11時にオープンしたイブ・オカで、食べ納めのバビグリンとビールをいただきました。 -
道の中ほどに、ご飯粒などの供物のチャルを置くあばあちゃん。
もう少し端の方がいいんじゃないの。 -
女子高校生が颯爽とバイクを飛ばしていく。
三つ編みした女学生が多いような気がします。
13時頃になってまた「ワルン・マドゥーラ」に行き、サテ・カンビンの食べ納め。コークも注文したが、女の子が「アイス?」と聞くので、思わずイエスと言ってしまった。
普段は、旅先の食堂では水道水の氷を使っているかもしれないのでなるべく入れないようにしています。
コークも含めてRp19,000(\250)。 -
大量の竹を使う建築現場の前を通り抜け、ロスメンに戻って預け荷物を引き取り、15時発のプラマ社シャトルバスに乗ってデンパサールの空港に向かいました。
このあと、20時5分発のSQ147便に搭乗し、チャンギ国際空港経由で帰国の途につきました。
町歩き中心の安上がりな9泊10日のバリ島旅行。
たまには、夢心地のヴィラに滞在してゴージャスなリゾート気分を満喫したいものですが、皆さんの旅行記を指をくわえて見るしかないのかな、やっぱり。
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