２０１６ＧＷ　初の中部～北ドイツ　【１６】ブレーメンその２　ベットヒャー通り

2016/04/27 - 2016/04/27

マルクト広場や大聖堂を観たあとは、広場から南西方向のベットヒャー通りへ。
２０世紀初頭のブレーメンのコーヒー商人ロゼリウスが中世の街並みを
再現しようと作った通りとか。
Ｂｅｔｔｃｈｅｒ（ベットヒャー）とは樽屋のこと。
当時、ビールやニシンなどの食料を保存するのに使われた樽を扱う職人たちが
この通り付近に集っており、ヴェーザー川の船着き場まで樽を転がして運んだそう。
マルクト広場から川までのわずか１００ｍ足らずの小道ですが、活気に満ちていたのでしょうね。
そこがレンガ色の通りに生まれ変わったのが１９２０年代。
さて、一体どんな場所なのでしょう。

以下、今回の旅程です。（☆印がこの旅行記です。）
　４月２３日（土）　福岡〜関空（こちらで大波乱）〜香港
　　　　　　　　　　　　〜深夜便でフランクフルトへ
　４月２４日（日）　早朝フランクフルト着〜フルダ〜リューベック
　４月２５日（月）　リューベック〜ヴィスマール〜バート・ドーベラン
　　　　　　　　　　　　〜リューベック
　４月２６日（火）　リューベック〜シュヴェリーン〜リューネブルク
　　　　　　　　　　　　〜ハンブルク
☆４月２７日（水）　ハンブルク〜ブレーメン〜ハンブルク
　４月２８日（木）　終日ハンブルク
　４月２９日（金）　ハンブルク〜ツェレ〜ハノーファー〜ゴスラー
　４月３０日（土）　ゴスラー〜クヴェトリンブルク〜ヴェルニゲローデ
　　　　　　　　　　　　〜ゴスラー
　５月　１日（日）　ゴスラー〜ヒルデスハイム〜ゴスラー
　５月　２日（月）　ゴスラー〜ライプツィヒ〜エアフルト
　５月　３日（火）　エアフルト〜アイゼナハ〜エアフルト
　５月　４日（水）　エアフルト〜フランクフルト〜ベンスハイム
　　　　　　　　　　　　〜ゲルンハウゼン〜フランクフルト
　５月　５日（木）　フランクフルト〜バッハラッハ〜ボッパルト
　　　　　　　　　　　　〜フランクフルト
　５月　６日（金）　フランクフルト〜バート・ホンブルク
　　　　　　　　　　　　〜フランクフルト空港から帰国
　５月　７日（土）　羽田〜福岡

エリア ブレーメン(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

マルクト広場の南側にこの表示。
この先に目指す場所があります。

その前に、足元を見るとマンホール。
街の名とブレーメンの紋章の鍵が刻まれています。
本当は「ブレーメンの穴」と呼ばれる、地下埋め込み式の募金箱が
内臓されたマンホールも見たかったのですが探せずじまいでした。
中央にコイン投入口があり、コインを入れるとロバ、イヌ、ネコ、ニワトリ、
そう、ブレーメンの音楽隊の動物たちの鳴き声が聞こえるというマンホール。
大事なところを見逃すことの多い私の旅にありがちな一幕です、＾＾；

先ほどの路地を進むとこの煌びやかな黄金のレリーフ！

ここがベットヒャー通りの入口です。

中へ入ると狭い道幅の通り両側にレンガ色の建物がびっしりと建ち並んでいます。

人も多くなってきました。

美術館、お土産物屋、アクセサリーショップ・・・様々な店舗が並び、
店先がアーケードになっている部分も。

いい雰囲気です。

左手にひと際デコラティブな建物。

ドイツの女流画家、パウラ・モーダーゾーン・ベッカーの美術館でした。

その付近のＨａｎｄｗｅｒｋｅｒｈｏｆ（職人の中庭）の泉にもブレーメンの音楽隊を見つけました。
市庁舎前の像と違って、重なっておらず４匹が一列に並んで歩く姿。
でもよく見ると・・・

残念なことにニワトリは足だけの姿に・・・。（写真右の方）
壊れてしまったのですね。
修復はされないのかしら？

そしてその先にあるのが、「ロゼリウスの家」。

先程の「パウラ・モーダーゾーン・ベッカー美術館」と繋がるこの建物。

その奥に、このベットヒャー通りの目玉ともいえる、仕掛け時計〜グロッケンシュピールが
おわします。

屋根と屋根の間に掛かる３０個のマイセン磁器の鐘。
左下の時計が見えますでしょうか？
なんとちょうど正午にここに居合わせることができました。

１２時より１８時の毎時おきの鐘にあわせて、時計横の板絵が動くのです。

上部に見える帆船が示すとおり、時は大航海時代。

コロンブスや、

蒸気船の実用化に成功したというフルトン。

ケーニッヒ少佐。

あ、もう終わり？

と思いきや、「翼よ、あれがパリの灯だ」のリンドバーグ。
くるくると結構長い間（１０分ほど？）のショーでした。

その先にはレストランなどがあり・・・

ベットヒャー通りの終わったお向かいには「聖マルティン教会」。
この教会とその先に流れるヴェーザー川まで訪ねたかったのですが、
間の道路がけっこう大きくて渡るのが大変そうだったのと、風が強く冷たくて
断念してしまいました。

お腹も空いてきたのでランチを求めてベットヒャー通りを引き返します。

レンガの世界を抜けて・・・

マルクト広場へ戻りました。
気が付けば空はすっかり鉛色。
天気予報どおり、そろそろ崩れてきそうです。

「リープフラウエン教会」の方を見て広場左手にあるあちらへ参りましょう。

「ベックス・ビストロ」です。
曇って寒いのに外席にいるおじ様たち。
さすがドイツですね。

レンガ使いの素敵な店内。

ラーツケラーに入れなかったのは残念でしたが、この街生まれのこのビールを楽しむのも
また良し。

フードはフラムクーヘンを。
ところが、これが出てくるのに４０分もかかったのです。
店内は３分の１ほどの席の埋まり具合でしたのに、厨房のスタッフが足りなかったのかしら？
特に急いでいたわけではなかったので、まあいいか、という感じでしたし、
素晴らしく美味しかったのでお咎めなし。（笑）
しかし、出てきた時はその大きさにびっくり！
横幅３０?はあったのではないかしら。ちょっとしたクッションほどの大きさ！
さすがにひとりでは完食できませんでした。

満腹でお店を出たのは１３：１５頃。
ランチしている間に、やはり雨が降り出していました。

ですがまだ観たい場所もあるし、傘をさして再び街歩き開始！

ごちそうさまでした。
その３へ続きます。