山口銀行旧本店に初めて入館(補充版）

2016/08/14 - 2016/08/14

旅のサイトを見ていると、ここはなかなか評価が高い。建物は外を昔から見慣れているが、まさか縁が薄い銀行等に入ろうとしたことはないのだ。展示室に萩焼の名品等があると知って、初めて入館した。これが無料なら良心的というべき内容だ。最近、各地で、有料の酷い展示館をいくつか見せられたからだ。

この建物自体は１９２０年の建築で、徳山産の花崗岩の外壁が重厚だ。内部も良質の建材が多用してあるようで、落ち着いた雰囲気だ。２階からの眺めがことさらいい。

別棟の資料館には、萩焼、大内塗の漆器、赤間硯などの県内の伝統的工芸品が展示してある。萩焼は人間国宝クラスの方たちの名品がかなり展示してある！見ごたえのあるコレクションだ。なお、大型絵画の展示もあるが、どういうわけか、画家名が記されていない作品があった。気になる作品なので、また訪問してみたい。この日はだれも説明者がおられなかったので、質問もできなかった。畳のコーナーの奥に展示してあり、そこに上がっていいのかも判断できなかった。

銀行の歴史パネル等も多いが、その他、目を引いたのは、キャンペン・ガールが夏目雅子だったそうだ。古いポスターなのにまぶしい！それに、今、連日、テレビに登場している卓球の石川選手のユニフォーム等が展示してあった。ロンドン大会で銀メダルをとったが、その時試合で着用したユニフォームだとのこと。その上にサインが入っている。山口銀行のキャンペン・ガールをしているようだ。ちょっとミーハーめいてしまったが、なかなか趣味がよろしいと思うのだが。。。

で、一枚目の写真は館内の夏目雅子のポスターをずばり！撮影禁止マークはなかった。
（２０２１年４月２日修正補充版）

エリア 下関(山口)

• 旅行の満足度: 5.0

１９２０年の建物の外観。

山口銀行旧本店 名所・史跡

後ろの建物が資料展示館となっている。屋上からは関門海峡が望める。

予想を上回る立派さ！近所にこんなところがあるとは知らなかった！

別棟の展示資料館に入ると一階にまず松陰先生の像。

横にエレベーターがあり、まず屋上の展望所まで行く。

この芝生は屋上。

関門海峡が見える。

遊覧のヘリコプターが離陸するところ。この関門海峡上空を遊覧するヘリコプターは絶対のお勧め！パイロットの横に座って遊覧したことがある。下がまる見えで、すごい迫力！

で、４階の展示室から見ながら降りる。

これは、１２代坂高麗左衛門の作。

人間国宝の１０代三輪休雪

人間国宝の１１代三輪休雪

１２代三輪休雪。

そういえば、先日、下関市立美術館でも見たが、あそこでは一切撮影禁止だった。

１４代坂田泥華

１２代田原陶兵衛

人間国宝の１１代三輪休雪

１２代坂倉新兵衛

萩藩御用窯の系譜。祖は朝鮮出兵で連れてこられた李兄弟。

赤間硯。赤間が関産の最高級の硯だ。

子供のころ、半年ほど、近所の習字教室に通わされたが、たまたま家にあったので、この赤間硯を私は使っていた。先生に驚かれたものだ。ただし、滑りがよくて、墨が濃くなりにくいので嫌いだった。

その後、あの硯はどこに行ったのか知らない。高級品だとは聞いていたが。。。亡父が処分したのだろう。萩焼の煎茶器一式は受け継いでいるが、人間国宝クラスのものではない。。。

大内塗

大内塗

もう一枚写していた夏目雅子のポスター。人によっては、これが館内一番の展示品かもしれない！

なんと、今連日リオから画面で見られる卓球の石川選手のユニフォーム。ロンドン・オリンピックで銀メダルをとったが、試合で実際に着たユニフォームだそうだ。

背中。

今行けば、復活勝利関係の写真があるかも。。

画家不明。魁夷か？