国際バラとガーデニングショー2016~オーソドックスな「Paris パリ」というコンセプトが似合うおしゃれなバラの祭典(1)魅惑のバラのエントランス&皇妃ジョゼフィーヌのバラの館マルメゾン城&クリスチャン・ディオールのインスピレーションの庭&ローラン・ボーニッシュ氏や志穂美悦子さんの超おしゃれなテーマガーデンなど
2016/05/17 - 2016/05/17
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まみさん
花の都パリがコンセプトでも、2大ハイライトのテーマガーデンのナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに捧げるガーデンのモデルのマルメゾン城も、クリスチャン・デイオールに捧げる庭のモデルも、パリにあるわけではありません。
これまで18回開催された国際バラとガーデニングショーのうち、私は今回を含めて11回通いましたが、フランスをコンセプトやテーマをしていることが多く、正直、パリが今回の開催コンセプトと知って、またか、と思ってしまいました(苦笑)。
しかしそれは、私がまだまだ東欧に珍しさを感じて西欧より惹かれて、海外旅行といったら、人気でオーソドックスな欧米を避けがちだったここ10数年の私の、ただの天の邪鬼。
パリもフランスも、何十回と訪れたとしても、魅力はきっと尽きることはないでしょう。
そしてパリにフランスはやはり、ステレオタイプ的にバラのイメージがあります。
それと、痛ましい事件のせいで日本人観光客の足がパリから遠のきがちなこともあって、活性化をねらったのかもしもれません。
国際バラとガーデニングショーは、今年2016年も、所用とぶつけて平日の午後に訪れました。
あいにくの雨で客足も衰えたのか、14時頃まではある程度混雑していましたが、そのあとずいぶん空きました。
おかげで、これまで以上にストレスフリーで回れて、ラッキーでした。
特に、人が集まりやすいテーマガーデンでは。
たとえば、志穂美悦子さんのテーマガーデンはものすごくステキで好みでしたが、閉ざされた狭い空間でしか見学できないので、容易に行列ができたはずですが、だとしたら私は、時間がもったいないので、行列に並んでまで見学せず、あきらめたでしょう。
今回の国際バラとガーデニングショーでは、機材は16-300mmの広角ズームレンズを基本にしつつも、広大なテーマガーデンでは、極力、10-22mmの超広角レンズで、超広角ぶりと、そのせいで生じる歪みのある写真を楽しみました。
と同時に、エントランスガーデンのバラを含む個々のバラは、単焦点のシンデレラレンズ(EF50m F1.8 STM/ASP-C換算約80mm)で得られる、背景がきれいにボケる写真を楽しみました。
<私にとって11回目の第18回国際バラとガーデニングショー2016年の一眼レフで撮った写真による旅行記のシリーズ構成>
■(1)魅惑のバラのエントランス&皇妃ジョゼフィーヌのバラの館マルメゾン城&クリスチャン・ディオールのインスピレーションの庭&ローラン・ボーニッシュ氏や志穂美悦子さんの超おしゃれなテーマガーデンなど
□(2)例年より少なめだったけど魅力には変わりなかったコンテストガーデン部門
□(3)コンテストガーデン部門のつづき&シンデレラレンズで撮るのが楽しいハンギングバスケット・切り花やバラそのものを楽しむ
第18回国際バラとガーデニングショー公式サイトの開催概要
http://www.bara21.jp/summary/
開催機関:2016年5月13日(金)~18日(水)
第18回国際バラとガーデニングショー公式サイトのみどころ
http://www.bara21.jp/highlight/
※前回の国際バラとガーデニングショーの旅行記
2015年5月13日
「デリシャスガーデンをたっぷり味わった国際バラとガーデニングショウ2015年(1)深紅のバラたちに迎えられたシックなローズアベニュー~ボリュームたっぷりの「アンデルセン童話の庭」や「風のガーデン」など特別企画のガーデン編」
http://4travel.jp/travelogue/11011502
「デリシャスガーデンをたっぷり味わった国際バラとガーデニングショウ2015年(2)その世界に入りたくなるデリシャスなコンテストガーデン部門B&C(フロントガーデン)」
http://4travel.jp/travelogue/11011506
「デリシャスガーデンをたっぷり味わった国際バラとガーデニングショウ2015年(3)豪華で高嶺の花のコンテストガーデン部門A&ハンギングバスケット~キクみたいなバラがメインの新しいバラなど」
http://4travel.jp/travelogue/11011509
※これまでの国際バラとガーデニングショーを含む国内の博物館やイベント・フェスティバルの旅行記のURL集を作成済み。随時更新中。
「博物館・展示会・フェスティバル・テーマパーク紀行(国内)~花の展示会を含む~ 目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744682
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今年2016年国際バラとガーデニングショーのポスター
フランスの国旗の三色使いで、中心にあるのは、ルドゥーテの絵の中でも私の一番お気に入りのケンティフォリア系のオールドローズ。
今年のこのポスターはとりわけ気に入りました。
世界らん展みたいにポスターデザインのクリアフォルダがあったら、喜んで買ったのに。 -
雨の中、13時半すぎに会場の西武プリンスドームに到着
平日で雨のせいか、この段階でもエントランス付近の人ごみは今までに比べてもだいぶマイルドでした。 -
イチオシ
私の好きなピエール・ドゥ・ロンサールのバラのゲート!
混雑はマイルドでも、ここは人がいっぱいいたので、上向きで撮りました。
10-22mmの超広角レンズを存分に活用して、超広角に。 -
ぎゅぎゅぎゅんとデザインチックに@
-
ぎゅぎゅぎゅんとデザインチックに@
-
バラのエントランスガーデンのガーデンデザイナーの阿部容子さんのメッセージ
-
絵の中を覗き込んだよう@
-
反対側から見ると、ますます秘密の花園チック@
これだけのいろんな花をデザイン的にセンスよく配置するのはとても大変そうです。 -
イチオシ
夢のバラのアーチの路をゆく
-
後宮の女性たちに見下ろされているよう
西武プリンスドームは天井も背景として悪くないです。
おかげで宣伝をフレームの中に入れないように撮りやすいです。 -
後宮におさまらないゴージャス美女たち
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バラのエントランスは世界の育成家による最新の流行のバラがたくさん!
-
そんな一つ一つのバラを撮らずにはいられない
単焦点の50mmのフルサイズ対応(APS-Cサイズ換算約80mm)のF1.8のシンデレラレンズに切り替えました。 -
とりまきに囲まれた女王サマ風
シンデレラレンズは55mmのマクロレンズにくらべると、マクロレンズよりもピント合わせしやすいけど、F1.8の明るいレンズなので、マンロレンズ並みに背景がぼけやすいです。
しかも、ちっちゃくてとても軽いので持ち運びしやすいのが嬉しいです。
ちっちゃな花の場合はマクロレンズの方が楽しいけれど、バラのように大ぶりの花の場合は、シンデレラレンズがかなり使い勝手がよいことに、最近気付いたかも。 -
夜のレディたちのようなこのバラの名は
-
紫のグラデーションと花びらの切り込みが色っぽい「シエーラザード」
花つきが良いバラらしく、たくさん咲いているのも魅力でした。
名前も見た目もエキゾチックなバラですが、実は、日本で作出されたバラです。 -
優しいレモン色のバラは、実はパンプキン!
品種名が、パンプキン・キャリッジ。
日本のヤジマさん作出。 -
マヤの舞台をそっと見守る紫のバラの人!?
ドイツのコルデス社作出の「ノヴァーリス」。 -
イチオシ
カラフルな背景に負けない、しとやかながらも存在感のあるバラ
気に入ったけれど、品種名の札は見つかりませんでした。 -
こんな柄の袴を着た初々しい女学生を思わせるかも
「奇蹟」というバラです。 -
同じ「奇蹟」でも花盛りはゴージャスマダム@
-
イチオシ
ガーゴイルがじっと見ていた……
イングリッシュローズを作出したディヴィッド・オースチンのエリアです。
今回はずいぶんつつましかったかも。 -
ローラン・ボーニッシュさんがパリでカフェを構えたら
というテーマだそうです。
撮っている最中は人が切れた瞬間をラッキーと思って胸がいっぱいでしたが、写真だけ見ると一番今回の開催コンセプトのパリっぽかったかもしれません。 -
アンティーク調の店内に心がふるえる
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イチオシ
ただの空き瓶もこうするとすばらしいアンティークのように変身
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パリに行ってきました! という写真が撮れそうなローズ・フォトコーナー
時々人にシャッターを押してもらうように頼まれることがありますが、そういう場合の良い写真と私が撮りたがる写真はずいぶん違う事に最近やっと気付きました。
私の感覚では背景を犠牲にするように撮らないと、人が目立たなくなるなぁと。 -
フォトコーナー・サイドから店内を覗くと
-
超広角レンズで店内を覗くと
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あの扉の向こうにローラン・ボーニッシュさんがいるかも@
実際にいらっしゃいました。 -
テラス近くのあじさいをどどーんと入れて
今回のバラとガーデニングショーでは、次のあじさいへの期待も高まりました。
今年2016年はあじさいの開花も早いようなので気をつけなくちゃ。 -
壁にかかったカゴもインテリアみたいにおしゃれ
-
カフェの外の花に囲まれたガーデン
ローラン・ボーニッシュさんはこの脇にいました。 -
そして今回一番のテーマガーデンである、皇妃ジョゼフィーヌのマルメゾン城のバラの館のガーデンへ
「ナポレオン公費ジョゼフィーヌが愛したマルメゾン城 バラの館
ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌは、パリ郊外のマルメゾン城でたくさんの植物を収集しました。中でもバラのコレクションは250種を越え、「バラの母」とも言われています。
その彼女が植物に囲まれ生涯を過ごしたマルメゾン城の庭をジョゼフィーヌが愛したバラを使い、ガーデンデザイナー 吉谷桂子さんが表現します。」
(第18回国際バラとガーデニングショー公式サイトのみどころより)
http://www.bara21.jp/highlight/ -
イチオシ
帝政様式でまとめられた、市松模様の通路が目を引くマルメゾン城のジョゼフィーヌに捧げられたバラの館
まずは10-22mmの超広角レンズで撮影。 -
ルドゥーテのバラの絵が飾られたガーデンの中心に向かってブーケ
これは16-300mmの広角ズームレンズで。 -
古代ギリシャ・ローマチックな庭園の中心
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ピンクのガーデンの住人たちが我も我もと
ここからは再び10-22mmの超広角レンズにて。 -
イチオシ
南欧的な印象のある花の庭園
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床の市松模様と超広角レンズの歪みが不思議な世界を展開する
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時計を持ったウサギさんに案内されている気分@
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バラがたくさんのフランス式庭園
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こちら側は少しシックなイメージに
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ビロードモウズイカとピンクのあじさいが仲良く並んで
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情熱の赤いバラはジョゼフィーヌに似合うかも
少し前にいがらしゆみこさんによるジョゼフィーヌの一生のコミカライズを読んだので、皇妃ジョゼフィーヌの印象がずいぶん変わりました。 -
どーもくんが遊びに来てた@
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NHK趣味の園芸コーナーも花盛り!
放送スタート50年記念のガーデンです。
ここで毎日、講師たちのガーデンライブトークがあったようです。 -
おそらく講師たちがガーデントークを行った中心のテーブル
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バラのコンテナがたくさんで、にぎやか!
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黒板にチョークで趣味の園芸50年ガーデンの看板
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アーチの向こうの庭は、クリスチャン・ディオールの香りの庭
今回の2大テーマガーデンの2つ目です。
「クリスチャン・ディオール 香りの庭
世界的ファッションデザイナー クリスチャン・ディオールが最初にデザインしたのは、ドレスではなくガーデンでした。花の形をイメージしたシルエット、スズランの花をモチーフにしたドレスなど、彼が作る服のデザインには花や植物からインスピレーションを受けているものが多く見られます。その彼がデザインし、幼いころから晩年まで、花や緑をこよなく愛したといわれる庭が、フランス北西部ノルマンディー地区のグランヴィルの町に残されています。
『クリスチャン・ディオール』や『ローズ ドゥ グランヴィル』といった、ディオールやこの庭にまつわるバラを配し、ディオールの香水を彷彿とさせるような香りの庭を、ガーデナーのマーク・チャップマン氏が造ります。」
(第18回国際バラとガーデニングショー公式サイトのみどころより)
http://www.bara21.jp/highlight/ -
幼少期を過ごしたノルマンディー北西部グランヴィルの別荘の庭園がモデルのクリスチャン・ディオール・コーナー
敷地の奥にあるバラ園のイメージのようです。
クリスチャン・ディオール自身がデザインしたガーデンチェアとスイセン池を中心に。 -
庭の背景はグランヴィルの海ではなくプリンスドームの天井
-
庭を見渡せる部屋もある
-
どーんとクリスチャン・ディオールのイニシャル入り
-
志穂美悦子さん日仏「階─きざはし─」コーナーへ
-
現在はフラワーアーティストとして活躍中だという志穂美悦子さんのメッセージ
今年2016年の世界らん展の彼女の特別展示は見損ねたらしく、全然覚えていないのですが、今回は見逃さずにすみました。 -
和のオブジェが活かされた向かって左側の外側
中に入りたかったけれど行列ができていたので、まず外をぐるっと回ってみました。 -
向かって右側の外側は城壁にブルーでまとめられ
-
青いデルフィニウムが白壁によく映える
中が見えそうで見えない構造。
右側の赤とあわせて外側もフランス国旗のトリコロールカラーでまとめられていました。
この後、しばらくしたら行列がなくなっていたので、中に入ってみました。 -
和洋のすばらしいコンビネーション!
こういうの大好きです! -
ゼブラ柄のリボンがバラを引き立てる!
-
鳥の巣箱みたいな入口のオブジェと
日仏コラボだけど、Welcomは英語。
フランス語ではなんと言ったかしら。 -
奥の方に目が誘われる
-
情熱の紅バラをゼブラリボンがやさしく支える庭の一角
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鏡の効果も抜群!
ただし、鏡に自分が映らないようにするのはちょっと一苦労でした。 -
中央のソファは自由に座れるフォトスポット
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ソフィの後ろは白バラと白いカラーの白の世界
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カサブランカとバラも似合う
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向かって右はあじさいのブルーの世界
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ゴージャスな紅バラと対照的な可愛らしいあじさいの世界
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恒例のホンダ・エリアも町の一角のよう
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バイクや車をアクセントにした、これも可愛いガーデン@
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会場ではおみやげの買い物も楽しみ@
お団子屋さんに惹かれました。 -
カラフルな紫芋や栗の串団子を3本ずつ買っちゃった@
おいしかったですー! -
人のいないバラのエントランスのアーチ@
閉場時間少し前にぐっと人がいなくなったので、大急ぎで回って撮りました。 -
さらにアーチの下へ
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エントランスのバラの花壇
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イチオシ
絵画のようなエントランスガーデン再び
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バラのエントランスガーデンから世界の育成家のバラ花壇のあるアーチまで
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反対側から見るとますますゴージャスの額縁の絵のよう
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ピエール・ドゥ・ロンサールやパステルカラーのバラ花壇のエントランス
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いまはひとけのなくなった、夢の世界への入口
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人々の夢と期待を受けたバラのエントランス
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バラたちもこれから眠りに入る
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今年もすばらしいひとときが過ごせたバラとガーデニングショー
これらの写真は閉場間際に撮りましたが、国際バラとガーデニングショーの写真と旅行記はまだ続きます。
やっぱりコンテストガーデンやコンテストの切り花などバラそのもの、それからハンギングバスケット部門も楽しみにしていたんですから!
というわけで「国際バラとガーデニングショー2016〜オーソドックスな「Paris パリ」というコンセプトが似合うおしゃれなバラの祭典(2)例年より少なめだったけど魅力には変わりなかったコンテストガーデン部門」へとつづく。
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