2015/12/17 - 2015/12/18
113位(同エリア585件中)
ぽっぽさん
前から興味のあった長野。
日本神話にゆかりの場所である戸隠神社と、有名寺の善光寺へ。
今回は行きが夜行、帰りは日中のバス利用。
東京から長野へ、1泊2日の弾丸旅(正式には1泊3日1車中泊)。
1日目:長野駅+戸隠神社
2日目:善光寺界隈
※書くことがまとまらず長くなってしまったので、日ごとに分けての旅行記になります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
以前から興味のあったあった長野県の戸隠へ。
今回は東京駅より長野駅へ向かうバスを選択。
各方面に向かう夜行バス発着所とあって、東京駅は深夜を過ぎてもまだまだ人は行き交いますね。
24時30分、バスがやってきたので乗り込む。
長野には4時間ちょっとのバスの旅。
寝るにはちょっと短いな。。東京駅 駅
-
出発後は交通渋滞もなく、2回のパーキングでの休憩の後に長野駅東口に到着。
朝の5時ですから、外はまだ真っ暗。
バスの運転手さんに、安全運転ありがとうのお礼を言って下車すると、例に洩れず、到着場所から駅は見えない。。
ひとまずは、みんなが歩いて行くほうへ向っていく。長野駅 (JR東日本) 駅
-
横断歩道の向こうに駅発見。
その前に、足もとに発見しましたよ。
オリンピック柄のマンホール!
この柄は、このあとに1回見ただけ。
マラソンコースにだけある、とかなのかな?
当時から思っていたけれど、長野五輪のエンブレムは可愛いです。 -
戸隠行きの始発バスは7時。
まだまだ時間があるので、長野駅の探検開始。
次のバスに乗るには西口に行かなければならないので、とりあえずはコンコースを突っ切ることに。 -
まず目を引いたのがコインロッカー。
全国のご当地キャラが勢揃い。
これだと探すのも少しは楽かな? -
駅には当然五輪記念のポスター。
もう15年以上も前だったんだなぁとシミジミ実感。 -
新幹線側を抜けると、地元の在来線へとやってくる。
改札内側、駅員さんのいる部屋の上に描いてある北アルプスの絵。
こういうさりげない意匠、とてもお洒落。 -
駅の中には長野県に縁の日本画家、東山魁夷の絵。
長野県の木材を利用して作られた駅の内装はとても贅沢。
しみじみ絵に見入っていたら、駅の西口に出てびっくり。
「この柱、この庇、何だ!凄いわ、贅沢すぎるよ!!」
しばらく口をあけて上を見る。
そんな状態で呆けて突っ立っていたので、人が少ない朝でよかった。。
内装だけじゃなく、外装も贅沢でした。。
いいなぁ長野駅。 -
駅を堪能してから、荷物の分別。
戸隠へ行くのに不必要なものは駅の近くのホテルに荷物を預かってもらうことに。
外もだんだん明るくなってきたので、駅から徒歩五分のホテルへと向う。 -
と。
ここにはりんごのマンホール。
色なしもあります。
というか、ほぼリンゴのこれしか見かけない。
オリンピックバージョンはレアです。 -
道すがらに見かけるオブジェ。
なかなか面白いです。
コンビニも確認して、そんなこんなであっという間にホテルに到着。
早朝6時前から尋ねたにもかかわらず、笑顔で対応してくれたホテルのフロントさん。
お仕事とはいえど、気さくに対応してくれるのはお客としてうれしいものです。 -
ここで再び駅へ戻る。
外気温6度を表示する、ビルの屋上の掲示板を見上げれば白い息。
戸隠までのバスチケットは、駅西口の向いにあるチケットセンターで購入する。
駅から延びるながーい歩道橋を渡ってチケットを買いにいく。 -
総合案内所併設です。
バスのチケットセンターは6時から開始。
すでに同じチケットを求めて、数人の方がいらっしゃいました。 -
今回購入するのは、『戸隠高原フリー切符』。
長野市内から戸隠までの往復、戸隠地区の一定範囲内での1日乗り放題、長野駅前から善光寺までの片道乗車、見せると割引になる協賛店サービスが付いて2,600円。 -
バスチケットと一緒に、戸隠古道にある主なバス停の時刻表を印刷した紙と、戸隠一帯の地図をくれます。
あと、協賛店の割引対象説明の紙もね。 -
出発する7時には、山の上には日が当たるぐらいに明るくなっていた。
車窓から見えるのは秋も終わり、次第に冬の景色。 -
ふと乗り込んだバスの足元を見ると、太い鎖が。
雪に備えてタイヤのチェーンは装備済み、頼もしい。 -
バスがどんどん山道に入るのを眺めていると、途中で変わったバス停を発見。
「スパイラル」。
どんな道?
とおもいきや、オリンピックでボブスレーとリュージュの会場だった場所。
納得です。 -
そして高度が上がるたびに、窓がどんどん曇ってくる。
うーん、外はどれだけ寒いんだ? -
そんなこんなで、しばらくのバス旅を楽しんでいると、まず最初の目的地である奥社を知らせるアナウンスが。
最初に一番奥にある社からお参りして、そしてどんどん山を下ってくる。
それが戸隠の行動プランだったので、下車は戸隠神社奥社で下車。
降りると目に飛び込んできたのは、入口の案内。 -
「バスを降りたらまず、見えるトイレに行ったほうがいいですよ」との運転手さんのありがたいアナウンスを聞いてバスを降りると。。
「さーむーいー!」
降りた瞬間の感想はその一言のみ。
手袋をしてニット帽をかぶって、ウインドシェルを着こみ、トイレに行っていざ出発。
(ダウンとマフラーとレッグウォーマーは既に装備済み)
トイレにはティッシュあり、さすが日本です。 -
この時点で8時前。
イメージ的には
バス降ります
→10分程度歩きます
→お社に着きます
だったのだけれど、、、。
甘かった。 -
ちなみに、バス停からすぐ鳥居があり、その時点で車の乗り入れは不可。
片道2km、往復4kmを歩くしか手段はありません。
馬もだめです。
ペット同伴も不可、預かりどころもありませんのでご注意ください。 -
整備された参道を歩く。
早朝のきれいな空気を大量に吸いこんで、奥社を目指す。 -
奥社まで残りの距離、1400M。
「まぁ、こんなにちゃんと整備されてるし大丈夫だな。むしろ楽勝じゃないの?」なんてかるーく思ってましたよ、この時はね。
これが「ずっと平地の道だ」なんて、誰も言ってませんもんね、、、。
この時は気づきませんでした。
だってここは"戸隠山"。
全部が平地、なんて、そんなわけがない。 -
開けた参道を歩くと、しばらくして両側に杉の木が現われる。
この木々のお出迎えで一気にテンションUPです。
1本1本がそれぞれ違う伸び方をして、そこに植わっている。
それぞれの違いを見ているだけで、結構楽しい。 -
杉の木々と、小さな花や苔を観察しながら歩いていると、いつの間にか中間地点の随身門が見えてくる。
-
ここには森林植物園への分岐点もあります。
-
この時間になると、戸隠山にも朝日が当たり始めて、薄暗かった空が青くなってきた。
ちなみに、杉の木の向こうはブナの木の森林。 -
随身門の灯篭には竜の彫刻。
-
そして随身像が安置された随身門。
植物の生えた茅葺屋根が、いい具合に朱塗りの色を中和している。 -
随身門を超えると、先程よりもさらに巨大な杉の木が参道に立ち並ぶ。
結構この森林浴で満足してしまっている自分に、目的地はまだ先だと言い聞かせて歩く。
途中、注連縄をされている杉の木もちらほら見受けられる。 -
さまざまな注意書きも見受けられる。
道に迷わないようにという配慮だったり、出てくる動物の注意だったり、やって欲しくない事だったり。
こういうのも大事。 -
コケや花もチラホラ。
冬の寒い朝に見つけると、それだけでニッコリしてしまうから、花の力はすごいと思う。 -
木々や花を見学しながら進んでいくと、石段が現れる。
こうなると、目的地も近い?
と思うのだけれども、全くもってそれらしい姿は見えてこない。。。 -
途中、小さなお社やお地蔵様に寄り道しながら、マイペースに進んでいく。
平地がまったくない、石段ばかりを登っていく。
ずっと出ている頭は寒いけれど、着込んでいた体はポカポカ。
冷えると寒いので、汗はかかないペースで先を目指す。 -
この時間、こういう場所ですれ違う人々は、かなりの確立でフレンドリー。
抜く人、抜かれる人、すれ違う人と挨拶を交わしつつ、足を進めると見えてきた建物。
うん?
でも、神社っぽくないぞ? -
建物が見えてきてからの石段って、どうしてこうも辛いんだろうな。。
-
左手に見えた分岐点は、戸隠山の山頂への山道コース。
いつかこっちにも行ってみたいけれど、今日はハイキング装備なので当然行けるわけもなく断念。
また次の機会に。 -
奥社の手前にある水神様。
もちろんお参り。
12月の水はきれいで冷たい!
足元はけっこうコケがある石ばかり。
滑らないように気をつけてお参りです。 -
やっとです。
見えました、奥社。
後ろの見えるのは戸隠山の尾根。
うーん、険しいな。。
そして思えばまた1つ目の目的地。
本日5つのお社に行く予定なのだけれど、、、。
この先、大丈夫か? -
本殿は小さなお社です。
内部は撮影禁止。
階段を上りきってゼイゼイ言ってましたが、きっちりお参りする。戸隠神社 奥社 寺・神社・教会
-
本殿前からの眺め。
右側に見えるのはお守りやお札の受け渡し所です。 -
境内の片隅にある、この石の置物。
こちらは、戸隠古道の各ポイント毎に設置されている石柱。
実は今回の旅で、これが目安になりました。 -
石の上にはプレートがはめ込まれている。
ポイントごとにあるこの石。
それぞれのポイントを示すデザインになっていて、上に薄い紙を置いて鉛筆などで擦ると、絵柄を写せるというもの。
台紙は中社の近くのどこかのお蕎麦屋さんで売っている、、、ってまだ朝早いからお店は開いてないし、まずここ奥社たし!
どうせならバスチケット販売所で売っててくれないかな。。。
外人さんや子供受けはよいと思うんだけど。
というわけで、そんな道具はもちろんないので、、、記念写真を撮る。 -
このペースでのお参りで時間配分は大丈夫か?と思っていたら、次に向かう九頭竜社は奥社のすぐお隣だった。
こちらは修復中。
まだ8時台だというのに、すでに宮大工の方々は作業開始されてた。
お参りに気を使ってくださったのか、正面の作業をしていたのを、裏側に回ってくれました。
いや、本音を言えば、職人技の作業見たかった。
修復中にでくわしてもガッカリしないのは、自分の利点だと思う。戸隠神社 九頭龍社 寺・神社・教会
-
九頭龍社の戸隠古道プレート発見。
ポイント場所にちなんで龍をモチーフにしたデザイン、かっこいいです。 -
バスの時間を確認して、来た道を戻る。
なんといっても、1時間に1本なので。
ちょうどゆっくり戻るといい時間にバスがあるので、のんびりと来た道を帰ることに。
この時間になると、人もチラホラ増え始める。
すれ違う人に聞かれるのは決まって同じ台詞で
「(奥社は)まだ先ですか?」
「まだ先ですし、この先坂ですよ。がんばって」
って何回言ったか(笑) -
ここで、行きには気付かなかった石柱を発見。
おかしいな、結構キョロキョロしてたんだけどな。
お社の物とは石もデザインも違うのね。
見落とさなくて良かったよ。 -
ここのデザインはこんな感じ。
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帰り路はやっぱり早い。
くだりな分だけ、さくさく進む。
入り口付近にある分岐点は戸隠古道。
ここから鏡池を経由して中社へ行ける。
でも、熊に注意と書かれたら、、、考える。 -
そしてなんと。
どうやら一番最初から見落としていたらしい。。
というか、どうやら入口を示す案内柱としか思ってなかったんだな、きっと。
素人だけど思うことは、文字バランスが微妙。。 -
参道入口にふさわしいデザイン。
奥の道が、ちゃんと上りになってるところが素晴らしい。 -
バスを待っている間に、周囲のお店を見て回る。
奥社のバス停の前にあるお店はなんと、アイスを売っている。
到着したときは「こんな寒いのにアイス?」と思っていたけれど、さすがに4km歩くと、アイス食べたくなる気持ちがわかった。
もう一つ気になったの、戸隠忍者資料館。
木曽義仲まで時代を遡る戸隠流、こちら期間限定オープンで、12月は開いてない。
残念。 -
バスに揺られて中社まで下る。
10分もしないで目的地。
降りてすぐに目に入ったのは巨大な杉の木。
奥社の並木もすごかったけれど、これは1本だけですごい存在感。
中社周りに生息する3本杉の1本。 -
こちらはバス停をはさんで反対側にある2本目の杉。
人が少ないこともあって、十分に触れて自然力をもらう。 -
バスを降りて最初に振り向いたのが3本杉の木だったので、すっかり「あれ?お社はどこだ?」状態に。
ええ、すっかり違う方向を向いておりました。。
きょろきょろすると、次の目的地である中社が目に入る。
奥社と比較して、結構な大きさ。戸隠神社中社 寺・神社・教会
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中社に入る前に見つけた三本杉の石柱。
今のところ見たのは2本。
残りのひとつは中社の境内にあるらしい。 -
プレートのデザインもなかなかに凝ってます。
-
一つ目の大きな鳥居をくぐると、手洗い場が。
そして奥へ続く階段。 -
距離にして階段の長さは短く見えますが、実際上ると息切れします。
ただ、整備されているし石段の幅もあるので登りやすい。
せっかくのいい天気なので、おひさまの力を借りて記念撮影。 -
こちらは3つが連なった杉。
3本が連なっているので、こちらもなかなかな大きさ。
でも、「3本杉の1本ではありません」と説明が。
でもでも、ありがたい姿なので、手の届く範囲で触る。 -
階段をあがりきって、本殿にたどりつく。
手を合わせて、開運をしっかりお願いします。
3本杉の最後の1本もここにあります。
この左側には、お札とお守りの受け渡し所もあり。 -
本殿の右側、小さな龍神の水神様がいらっしゃいました。
こちらにも忘れずに手を合わせる。 -
そして中社の石柱。
どうやら、お社は白ベースの大理石らしい。 -
これは中社のプレート。
結構シンプルだな、と思ったら、中社のお社以外にも、杉の木と龍神の滝がさりげなく表現されている。
構図がよくできてるんだな。 -
中社の階段途中にお手洗いが、その置くには小さなお社が見える。
こちらは宣澄社。
素朴なお社ですが、きちんと綺麗ににされています。 -
ここにも古道の石柱が。
史跡で知らないことが説明されているのはよくあること。
でもこうして絵でもわかるのは、イメージしやすくてとてもありがたい。 -
こちらのプレートのデザインは、お祭りでの踊り。
この踊り、現在は長野市の無形重要文化財。
ここで時刻は10時半に差し掛かるころ。
ひとまず中社までお参りが終了。
朝が早かったのと、昼時を前倒しにしないと込み合うことがわかっていたので、お昼ご飯の検討を始める。
中社周りはおそば屋さん密集地帯。
ここまできて名物を食べないのはもったいない! -
ということで、バスチケット購入時にもらったおそば屋MAPを片手にお店にGO!
事前にめぼしをつけていたお店へと向かう。
この時間なら開店と同時に入れるはず!と意気揚々に歩いていけば。
まさかの定休日!
これだから不定休は困る。
3分ほどがっかりして、下を向けば、見つけてた戸隠デザインのマンホール。
戸隠山にたたずむ鳥。
素敵なデザインを見つけたおかげで気分が浮上。
改めて次のお店を目指すことにする。 -
目的と定めたお店は鏡池の入り口。
中社のバス停へと向かうと、バスはなんと行ったばかり!
1時間に1本が基本のバス、これを待っていると確実にお昼時で込み合うこと必須。
かつ、時間のロス。
冬の山はただでさえ日照時間が短い。
となれば、選択は一つだけ。
歩きます! -
幸いにも天気がよく、風もない。
何より風景がよし。
体力もまだあるから、歩くのに何の問題もなし。
目的地まではゆるい上り坂。
歩道はないけれど、路側帯があるので、その内側を歩く。
さすがに車でお参りする人々もいるので定期的に交通量はあるわけで、、、道路の真ん中は歩けませんでした。。 -
30分も歩かずに、11時どんぴしゃでお店に到着。
本日のお昼ごはんは、ここ! -
女将さん?が暖簾を出すタイミングで到着。
長い暖簾を手際よく表にかけて、お店がオープン。 -
悩んで頼んだのは普通のおそば。
おそばもさることながら、この辛み大根がおいしかった。
このお店はバスの切符を見せると、料金が1割引に。
食べる前までは、「後で他にも何か頼むかな」と思ったけれど思ったよりもお腹いっぱいになりましたよ。 -
完全に満腹。
消化するために鏡池へ散歩へ。
これがまったく気楽な散歩にならないとは、この時は思ってなかった。 -
木々の中に目立つ黄色は、本日、何度目か分からないほどに目にしたクマ出没注意のプレート。
さすがにここは大丈夫、なんて誰の保証もありませんから。
覚悟をきめて歩きます。 -
地図では近いのに、たぶん車でも近いのに、歩くと遠い。
よくある話。
さらに坂道で、余計に時間がかかる。
これもよくある話。
車にどんどん追い抜かされ、抜かれたはずの車が数分後に正面からやってくることも。
「もどってくるの、早くないかい?その程度なの??」
と思いながらも30分。
結構歩いている。 -
まだあと2社のお参りが残っているから、後5分歩いて先が見えないようなら引き返そうと思った矢先。
道が開けて駐車場が見えた。
やっとのことで、鏡池に到着〜。鏡池(長野県長野市) 自然・景勝地
-
実物の景色を見る前に、彫刻プレート見ちゃった。
-
鏡池は残念ながら風が吹いていて、完全な鏡にはならず。
それでも歩いてきたので風が気持ちいい。 -
雲が厚いわけではないけれど、すっきり晴れているわけでもない。
それがちょうどいい感じ。
風が揺らす水に映った景色もとてもきれい。 -
鏡池の景色を十分に堪能したので、せっかくだから古道を歩いて中社まで戻ることにする。
地図を見て、池から伸びる古道の入り口へ。
「クマに注意」の看板を何度も見ながら進んで行くと、どんどん道がなくなっていく。
10分歩いたところでさすがに不安になって、引き返すことに。
あまりにも案内の看板がないわ、道がまったくわからないわ。。
土地勘のない場所で、これはさすがに一人では歩けません。
だって、誰もいないんですもん、徒歩の人。
すみません、誰か道案内の看板ください! -
というわけで来た道を戻って鏡池入り口にあるおそば屋さんまで戻ってくる。
ちょうどいい気温と、きれいな景色のおかげで楽しかった、けれども、ちょっと長すぎた散歩が終了。
おそば屋さんの駐車場を借りてお茶を一口。
それからまた歩き始めて中社まで戻る。 -
今度はちょうどいい時間にバスが来た。
次の目的地である火之御子社の前にバスは止まらないので、最寄のバス停で降りてから少しだけ坂道を下る。
結構これを気づかない人が多くて、この次に向かった宝光社で「火之御子社ってどうやって行きました?」って聞かれた。 -
坂道といっても、普通の車道なので、きちんと路側帯を歩く。
左側に看板が見えてきたら到着。
無心に歩いていると、うっかり通り過ぎるので要注意。 -
入り口で見つけた石柱。
ここはお社だけど、黒い大理石でできてるな。火之御子社 寺・神社・教会
-
仕事の細かい図案。
-
鳥居をくぐってお社へ。
奥が見えないと、「次はどれだけ歩くんだ?」と疑ってしまう。 -
ここは階段の向こうのすぐに、お社が見えた。
どっしりした中社をお参りしたあとだからか、少しこじんまりした印象。
先客の方を待ってから、しっかり手を合わせる。 -
こちらも大きな杉の木あり。
中社よりは小さいけれど、こちらは夫婦杉。
手を触れて自然力を直に体感する。 -
ここで出会った3人の方々に挨拶をして、次を目指す。
次の目的地である宝光社まで古道があるというので、今度こそ!!と地図を片手に歩き始める。
距離としてはそこまで長くはないはず。 -
ちゃんと確認して歩き出したのだけれど。
しっかり迷子になりました。。 -
どこをどう間違ったのか分からないけれど、進むにつれてどんどん道がなくなり。
ただ幸いなことに、車のエンジン音が聞こえてきたので、その方向に向かって道のない山を進んで下って、無事に道路に出た。
方向音痴でもないし、地図も読み間違えをめったにしないのだけれど。
何でかな?? -
ということで、そこからは車道をひたすら下ることに。
道が下りでよかった。
そして歩くこと10分少々。
目的地である宝光社のバス停が見えてきた。
それを目印に、本殿へ続く道へと歩く。宝光社 寺・神社・教会
-
見えた鳥居を見上げて、階段を上る。
階段って、上が見えないのはズルイと思う。 -
「すげぇ・・・」
言葉汚いのは許してほしいと思う。
階段を上って見えた、さらに奥に続く階段に、思わず出た一言です。 -
吹いている風も助けて、水がとても冷たいですが、龍の口から水をくんで、手を洗います。
-
ここで、火之神子社で挨拶を交わした3人と再び出会って挨拶を交わす。
3人はお参りを終えて階段を下りる途中。
こちらはこれからお参りで、階段を上る途中。
これが車と徒歩の、時間の違い。
ゼイゼイいいながら登る自分に、3人はニコヤカに挨拶してくれました。
この階段はみんな徒歩での往復、条件は平等なはずなんだけど?
「若いんだからがんばって〜」
と親世代の方にカワイイ笑顔で応援していただきました。
筋トレしよう!と決意した瞬間です(笑)。 -
上りきった先に見えたお社。
5社の中で一番豪華な造り。 -
絢爛というわけではなくて、凝った彫刻が施されているという豪華。
長い階段を上りきって見れるという、ご褒美感あふれるお社。 -
ちなみに、火之神子社から迷わずに古道を通ってこれていた場合、お社のすぐ横に出るので、この階段を上ることはなかった。
つまりは「階段を上るために迷ったのだ!」と、都合のいい解釈をしてみることにした。
ありがたい場所ですから。
前向き思考って、大事。 -
ここでも発見、宝光社の石柱。
こちらは奥社や中社と同じように、白ベースのマーブル。 -
本体が豪華なので、プレートはシンプルに。
でも、イメージを損なわずなので、すばらしい。 -
お社の周りは杉の木がおおっていて、開けた風景はない。
それでも、杉の木を通して見える向こう側は、すっかり秋と冬を混ぜ合わせた色。
これで5つのお社巡りの目的は達成。
時間的にも3時を回る頃で、今から長野市内に戻れば5時辺り。
ちょうどいいと言えばちょうどいい。 -
だがしかし。
まだ明るいので、宝光社から延びる古道である「神道」と呼ばれる道を通って中社へ向かうことにする。
宝光社のバス停からも長野市内に向かうバスは出ているのだけれど、ここは5社のお社の中で一番下に位置する。
つまり、バスで座れない確率が高い。
ならば、中社へ戻って、少しでも車窓を堪能するために座席に座りたい!
何より、古道をちゃんと歩けてない!
今度こその古道チャレンジ、3度目の正直。 -
神道のプレート。
現在、この修験者さん=自分という構図。 -
ちゃんと整備されている道がまっすぐ見える。
まぁ、いつも入り口はOKなんだよ。
途中、迷う位置に道案内がないだけなんだよ。
若干の不安を抱えながらも、先へ進む。 -
今度の道は分かりやすい!
迷うことなくどんどん進む。
だって、ちゃんと道が分かるから!
途中、通るはずだった火之神子社からの道にもでくわす。
見覚えのない道は、やっぱりたどり着けてなかったという事実を実感させる。
本当に、いったいどこで迷ったことやら。
分岐点、なかったぞ? -
今回の道の中間地点より少し前、現在地確認ポイントである伏拝所を無事発見。
-
昔はこの先から女人禁制。
かつて女性がこの場所で拝んで居た場所。
この先に進んで行ける時代に感謝しながら、中社へ向かうために足を進める。 -
まだ明るいとはいえ、だんだん暗くなってきたのは否めない。
自然と足は速くなる。
そして、相変わらず誰も歩いてません。。 -
途中の風景を楽しみながら足を進める。
全体的に緩い上り坂は、アスファルトではなくて柔らかい土であることがまた楽しい。 -
順調に歩き続けて、中社の方向を示す掲示を見つける。
今度はちゃんとたどり着けたことに安心していると、足もとが土からアスファルトの舗装へ変わった。 -
宿坊が立ち並ぶ道をキョロキョロしながら通り過ぎる。
時間があったらぜひ1件1件立ち寄りたい、立派な建物たち。 -
そんなこんなで、バス停のある中社の前にたどり着いた。
今回は無事に到着!
3度目の正直、目的達成。戸隠神社中社 寺・神社・教会
-
ちょうど長野市内行きのバスが来るまで15分。
かるくおやつを食べながらバスを待つころには、すでに薄暗くてそろそろ日暮れが近い時間になっていた。
お昼時には結構見えた人影も、すでにまばら状態。
風も出てきて、少し寒さも増した。
雪が降る前に来れてよかったなと実感していると、バスが来た。 -
空いている車内、もちろん一番前に座る。
行きのバスでは既に取られていた席は、今回は無事GET。
せっかくの山道、運転手さんと同じ景色を見ながら風景を楽しむには一番良い席。
リンゴ畑やオリンピックで使われた場所など、行きに発見しきれなかった景色を楽しむ。
そして、長野市内に向けて進むにつれて、どんどんと建物が多くなる。
市街地に入って善光寺付近になると観光客が下りるのと同時に、今度は地元の人々が乗って来て、バスは常時満席状態。
「ここで降りればいいのかな?」とか、「今日の授業がねー」とか。
さまざまな話し声。
観光地的な会話と同時に、地元の人々の日常会話も相まって、とても面白いと思う。
最終地点である長野駅でみんなが下車。
自分の本日のノルマも終了。
よく歩いた1日でした。長野駅 (JR東日本) 駅
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