2016/01/03 - 2016/01/04
1447位(同エリア2102件中)
Kenさん
新春に大原を訪れた際、勝林院の「修正会」(しゅしょうえ)が午後3時から開催されることを知り、参席して、初めて聲明(声明)を聴くことができました。
声明 (しょうみょう)は、仏教の儀式音楽で、西洋のグレゴリオ聖歌に相当する。大原で伝承されている天台声明は、魚山(ぎょざん)声明とも呼ばれ、勝林院はその聖地。
修正会とは、仏教寺院において毎年1月に行われる法会のこと。勝林院では、周辺寺院の住職が集まって声明を唱えるが、途中で、「魔おどし」「三十三度」と呼ばれる厄除け儀式があり、村の青年たちが床を叩きながら踊る。
録音したmp3ファイルは、下記にあります。
https://drive.google.com/drive/folders/10h49F85R7FKrd0MkE4VD5sqD7uZl7UTG?usp=sharing
声明フォルダ(Googleドライブ)
天台声明の聖地 勝林院の修正会の録音。録音日:2016/1/3
7個のファイルがあります。
また、勝林院以外の旅行記は、「新春の大原紀行」(http://4travel.jp/travelogue/11092861)にあります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
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勝林院の案内板。そうだ 京都、行こう(JR東海;2008年)のポスター。
勝林院 寺・神社・教会
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勝林院へ下る道。
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勝林院。天台声明の発祥の地。(この画像は、1/4撮影;前日と違って、ヒッソリ)
勝林院 寺・神社・教会
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天台声明の聖地 勝林院の修正会(しゅしょうえ)の説明。バス停にはPRされていたが、現地には何の掲示もない。受付にあったこの掲示では、「1月3日 午後3時半開始、声明が聞ける」とあるので、入山。通常の拝観料300円でOK
勝林院 寺・神社・教会
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本堂
勝林院 寺・神社・教会
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本堂
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軒を飾る木造彫刻が素晴らしい。これは、龍だろうか?
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欄間浮彫彫刻。鶴と松の組み合わせ。
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欄間彫刻(拡大)。立体的な鶴と松。上は浦島太郎だろうか(?)
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阿弥陀如来。「大原問答」(念仏により極楽往生ができるかどうかの問答;平安時代末期)のとき、手から光明を放たれて問答の結果を証明したことから「証拠の阿弥陀」と呼ばれている。
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周りの寺院から僧侶が集まり、修正会(しゅしょうえ)の開始。最初は、導師による独詠が約10分続く。
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その後、合唱。さらに立ち上がって、堂内を周回。これを、行道(ぎようどう)と呼ぶらしい。
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行道をしながら、散華。
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本堂の音響効果が素晴らしい。
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声明の楽譜を覗いて見る。
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突然、「魔おどし」、「三十三度」と呼ばれる厄除け儀式が始まり、村の青年たちが床を叩きながら激しく踊る。
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修正会の様子。床には散華。僧侶の後ろに椅子席があり、そこに坐って聞くことができた。
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修正会を1時間ほど聞いて、途中で退席。踊りを終えた村の青年達と一緒になる。なお、この式は、午後5時頃まで続く模様。
[追記] 録音mp3ファイル(計50分)は、下記にあります。
https://drive.google.com/drive/folders/10h49F85R7FKrd0MkE4VD5sqD7uZl7UTG?usp=sharing
声明フォルダ(Googleドライブ) -
聲明(声明)の解説(勝林院のパンフより)
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声明の譜(勝林院のパンフより)
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宝泉院入口。実光院とともに勝林院の僧坊の一つ。額縁庭園で有名。
宝泉院 寺・神社・教会
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宝泉院にて、声明の譜(?)
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宝泉院にて、石盤(石琴)。讃岐特産のサヌカイトという岩石製。木槌で叩くと、キーンと澄んだ音がする。明治時代、声明の音律を調べるために使用された。(画像は、以前訪問時のもの)
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宝泉院にて、音階表(十二律表)。「呂旋(りょせん)」は長音階、「律旋(りつせん)」は短音階に相当。いずれも、半音階のない「ヨナ抜き」になっている。
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宝泉院にて、音階の振動数の比較表
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