2015年10月凱旋門賞とポルトガル、スペイン鉄道の旅 (8) ポルト前半 アルファー・ペンドゥラール乗り鉄編

2015/10/03 - 2015/10/12

2015年の鉄道の旅は、ポルトガルとスペインです。
パリでは、毎年来てている凱旋門賞を観戦。

今回の凱旋門賞は日本馬が参戦しないので少し寂しい気もしましたが、6歳牝馬トレヴの凱旋門賞を3連覇という史上初の挑戦をライブで見る事ができて思い出に残る凱旋門賞でした。

ポルトガル最終日の今日はアルファー・ペンドゥラールという高速列車でポルトへ日帰り旅行。ポルト・サン・ベント駅では美しいアズレージョを鑑賞しました。

今回の鉄道の旅
ポルトガルは初めての訪問国。パリから高速列車TGVに乗車し、南急行（Sud EXpress）寝台列車に乗り継いでリスボンに向かいました。

ポルトガルの観光は３日間。最終日はアルファという高速列車でポルトへ日帰り旅行。

今回の目的、南急行（Sud EXpress）とリスボンからスペインのマドリードまで乗車したルシタニア（Lusitania)号、二つの寝台列車に乗車する事が出来ました。

マドリードからバレンシアまではスペインの誇る高速列車AVEとバレンシアからバルセロナ間までははユーロメット号に乗車。
標準軌のAVEと広軌のユーロメット号と二つの高速列車に乗車する事が出来ました。

乗り鉄最終ランナーはスペイン・バルセロナとフランス・パリを結ぶ国際線TGVに乗車します。TGV地中海線は何回か乗車していますが、スペイン内のTGV乗車を体験する事が出来ました。

今回の旅、初めてヨーロッパ内の寝台列車や素晴らしいスペインとポルトガルの鉄道に乗車する事ができて楽しい鉄道の旅となりました。

今回訪問した世界遺産
ポルトガル　
ジェロニモス修道院とベレンの塔（1983年）文化遺産
ポルト歴史地区（1989年）文化遺産
スペイン
アントニ・ガウディの作品群（1984年登録2005年追加登録）文化遺産
（サグラダファミリアのご生誕のファサードと地下聖堂/カサ・ミラ/カサ・パトリョ）
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ（1996年）文化遺産

◎印が今回紹介する旅行です。
全日程
10月2日（金）
福岡21時00分発（JAL334）羽田22時35分着

10月3日（土）
羽田10時35分発（JAL045）パリCDG6時20分着　　
　
10月4日（日）　　凱旋門賞

10月5日（月）
パリ・モンパルナス駅 12時28分発（TGV8537）イルン駅18時20分着
イルン駅18時50分発（SUD EXPRESS）

10月6日（火）
リスボン・アポローニア駅 7時30分着　　
リスボン市内観光
　　　
10月7日（水） リスボン市内観光
　　　　　　　　
◎10月8日（木）
リスボン・アポローニア駅 8時00分発（アルファ123）
ポルト・カンピャニャン駅 10時52分着
ポルト・サンベント駅
ポルト市内観光
ポルト・カンピャニャン駅 16時47分発（アルファ126）
リスボン・アポローニア駅 19時30分着
リスボン・アポローニア駅 21時25分発（ルシタニア）車内泊

10月9日（金）
マドリード・チャマルティン駅 8時40分着
マドリード・アトーチャ駅 10時40分発（AVE5100）
バレンシア・ホアキン・ソロージャ駅 12時18分着
バレンシア・ホアキン・ソロージャ駅 14時50分発（ユーロメット1152）
バルセロナ・サンツ駅 18時09分着

10月10日（土）　　バルセロナ市内観光

10月11日（日）
バルセロナ・サンツ駅 9時25分発（TGV9702）
パリ・リヨン駅 15時59分着
パリCDG20時30分発（JAL046）

10月8日（月)
羽田15時25分着
羽田17時20分発（JAL327）福岡19時10分着　　　　　　　

写真はポルト・カンピャニャン駅に到着したアルファー・ペンドゥラール　

エリア ポルト(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

2015年10月8日（木）

朝7:00時にホテルをチェックアウト。
朝食は7:30分からなので、食事抜きで出発しました。

今日の予定は鉄道で世界遺産の街ポルトへ行きます。
日帰りでリスボンに戻り、寝台列車でスペインのマドリードに出発、ポルトガル最終日です。

今日も快晴、お月様（三日月）が見えます。

メトロ・ブルーラインでサンタ・アポローニアへ

7時15分 サンタ・アポローニア駅に到着。

明るくなってきました。

☆ サンタ・アポローニア駅

左側に見えるドームはアルファマ地区にあるサンタ・エングラシア教会

ALFA 123列車8時00分発で
Porto Campanhaへ向かいます。

☆ サンタ・アポローニア駅

アルファー・ペンドゥラール 123列車

以前、スイス-チューリッヒ間を走行していたチザルピーノETR470ベントリーノと同じジョルジェット・ジウジアーロのデザイン

チケットはリスボンに到着した朝に購入。ユーレイルパスを持っていたので、指定席料金は片道5ユーロ　往復で10ユーロ／1,381円

（チケットはオリエンテ駅からなので、8時09分発になってます）

時刻表
Lisboa Santa Apolonia 8時00分発
Lisboa Oriente 8時09分発
Sant ararem 8時39分発
Entroncamento 8時56分発
Pombal 9時26分発
Coimbra-B 9時50分発
Aveiro 10時16分発
Espinho 10時36分発
Vila Nova de Gaia 10時46分発
Porto Campanha 10時52分着

ファーストクラスのシート

一人旅なので、進行方向右側に。
但し、晴れた日の午前中は、思いっきり陽が差すので、左側の２名座席の方を指定した方がいいと思います。

1+2座席のシートです。

8時00分　定刻にリスボン　サンタ・アポローニア駅を出発。

8時06分 オリエンテ駅に到着。

8時36分 Santeram（サンタレン）駅に到着。

この駅のアズレージョ

田園風景の中を走ります。

8時53分 Entroncamento（エントロンカメント）駅に到着。

ファーストクラスは飲み物のサービスが有りますが、ホテルで食事が出来ず朝食を注文しました。座席まで届けて届けてもらえます。車内で食べる食事は豪華ではなくでも満足感があります。

9時23分 Pombal（ポンバル）駅


霧が出てきました。

ヨーロッパを鉄道で旅すると、今まで晴れていたのに急に霧で視界が見えなくなる事がよくあります。今回で４回目、また青空に戻ると思ったら・・・

このとおり。

あっ！という間に霧がなくなりました。

9時48分 Coimbra-B（コインブラＢ）駅

10時18分少し遅れてAveiro（アヴェイロ）駅に到着。

この駅もアズレージョが綺麗です。

10時39分 ３分遅れでEspinho（エスピーニョ）駅に到着。

Espinho(エスピーニョ）駅を出ると海が見えてきました。

10時47分少し遅れてVila Nova de Gaia（ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア）駅に到着。

Vila Nova de Gaia（ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア）駅は、ポルト市内を流れるのドウロ川の手前にあるので、ポルトの街が見えてきます。

ここまで来たら、左側の車窓を見て下さい！ポルトの絶景がもうすぐ現れます。

ドロウ川が見えてきました。サン・ジョアン橋から見たポルト旧市街。

ポルトの絶景

ドロウ川に架かるドナ・マリア・ピア橋が美しいです（パリのエッフェル塔と同じアレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェルが設計し、1877年に完成しました）

間もなくポルト駅に到着します。

10時52分定刻で、終着駅ポルトに到着・・・まだこの駅の事に気がついておりません（ポルトの中央駅はこの駅だと勝ってに思い事前に調べていなかったのが原因）

Port Campanha（ポルト・カンパニャン）駅　構内

駅の外に出てみると・・・

閑散としている駅前！そういえば、有名な駅構内のアズレージョが無い！
ここで初めてポルト・カンピニャン駅（特急・急行列車が発着する駅）と近郊線が発着し、市内中心部にあるポルト・サン・ベント駅の存在を知りました。本当に勉強不足で乗り鉄なのか？と思うような大失態です。

地下鉄（メトロ）駅も見当たらない。ガイドブックにも、市内中心部から離れているのか、地図にも出ていない。

駅に戻りポルトカード1日券を購入（６ユーロ）
リスボンカードと違ってメトロ・バス・市電等の乗り物の使用出来なくて
別に１日乗り放題券が必要になると説明を受けて（アンデンテ・ツアー・カード）も購入しました。

後で気が付くが、日帰り観光では、正直必要ありませんでした。

ポルトカードの裏側

これが、バスとメトロに乗れるアンダンテ・ツアー・カード1日券（７ユーロ）

気を取り直して近郊線に乗換え、ポルト・サンベント駅に向かいます。

左側にドウロ川、インファンテ橋を見ながらサンベント駅に向かいます。

ポルト・サン・ベント駅に到着しました。

早速サン・ベント駅構内のアズレージョを観賞しましょう。

アズレージョで有名なポルト・サン・ベント駅

ポルト・サン・ベント駅反対側

上はジョアン?世のポルト入場の場面でしょうか。

下には、セウタ攻略の場面が描かれています。

ここでも、エンリケ航海王子（真中）に会うことができました。

ポルト　サン・ベント駅

（この写真は、午前中逆光なので午後に撮影したものです）

サン・ベント駅の横にあったアジレージョの綺麗なコングレガドス教会。

大きな石までアズレージョ風になってしまうポルトの凄さ。

左がサンベント駅、この先にポルトで一番有名なドン・ルイス１世橋、その途中にカテドラルがあります。

この建物、このデザインを意図として建てられたのでしょうか？

ガイドブックにも出ていなかったので分かりません。
（この写真は、午前中逆光だったので、昼過ぎに再度撮影したものです）

カテドラルが見えてきました。

☆ ポルト大聖堂（カテドラル）

カテドラルから見たポルトの街。高く見えるあの高い建物は、 グレリゴス教会でしょうか。

☆ ポルト大聖堂（カテドラル）

ポルトカードは、3ユーロが、たった1ユーロの割引だけで2ユーロ必要でした。

正面のファザード

主祭壇の左側は、金で装飾された聖母子像があります。

奥の主祭壇

聖堂参事会会議所

天井画が美しい。

回廊の中庭から見たカテドラル

ポルト大聖堂（カテドラル）2階に上がってきました。

2階は2面に横長のアズレージョがありました。

別の角度から長く青いアズレージョ遠くから見ます、本当に美しく感じます。

次は、ドンルイス１世橋に向かいます。

次回は、ドンルイス１世橋の上層階を歩いて渡る所から始まります。

2015年12月28日 投稿

2015年10月凱旋門賞とポルトガル、スペイン鉄道の旅 (8) ポルト編後半に続きます。http://4travel.jp/travelogue/11086170