2015年10月 凱旋門賞とポルトガル、スペイン鉄道の旅 (14) バルセロナ-パリTGV乗り鉄・帰国編

2015/10/03 - 2015/10/12

2015年の鉄道の旅は、ポルトガルとスペインです。
パリでは、毎年来てている凱旋門賞を観戦。

今回の凱旋門賞は日本馬が参戦しないので少し寂しい気もしましたが、6歳牝馬トレヴの凱旋門賞を3連覇という史上初の挑戦をライブで見る事ができて思い出に残る凱旋門賞でした。

最終回は、バルセロナ・サンツ駅 9時25分発の国際線TGV9702でパリ・リヨン駅までの乗り鉄の記録です。
2008年にフランス・モンペリエ駅からバルセロナ・サンツ駅 まで在来線で乗車した区間ですが今回は逆方向でLGV（ Ligne a grande vitesse高速線）に乗車します。

今回の鉄道の旅
ポルトガルは初めての訪問国。パリから高速列車TGVに乗車し、南急行（Sud EXpress）寝台列車に乗り継いでリスボンに向かいました。

ポルトガルの観光は３日間。最終日はアルファという高速列車でポルトへ日帰り旅行。

今回の目的、南急行（Sud EXpress）とリスボンからスペインのマドリードまで乗車したルシタニア（Lusitania)号、二つの寝台列車に乗車する事が出来ました。

マドリードからバレンシアまではスペインの誇る高速列車AVEとバレンシアからバルセロナ間までははユーロメット号に乗車。
標準軌のAVEと広軌のユーロメット号と二つの高速列車に乗車する事が出来ました。

乗り鉄最終ランナーはスペイン・バルセロナとフランス・パリを結ぶ国際線TGVに乗車します。TGV地中海線は何回か乗車していますが、スペイン内のTGV乗車を体験する事が出来ました。

初めてヨーロッパ内の寝台列車や素晴らしいスペインとポルトガルの鉄道に乗車する事ができて大満足の旅行となりました。

今回訪問した世界遺産
ポルトガル　
ジェロニモス修道院とベレンの塔
ポルト歴史地区（1989年）文化遺産

スペイン
バレンシアのバレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
（1996年文化遺産）

アントニ・ガウディの作品群（1984年登録2005年追加登録文化遺産）
サグラダファミリアのご生誕のファサードと地下聖堂
/カサ・ミラ/カサ・パトリョ

◎印が今回紹介する旅行です。
全日程
10月2日（金）
福岡21時00分発（JAL334）羽田22時35分着

10月3日（土）
羽田10時35分発（JAL045）パリCDG6時20分着　　
　
10月4日（日）　　凱旋門賞

10月5日（月）
パリ・モンパルナス駅 12時28分発（TGV8537）イルン駅18時20分着
イルン駅18時50分発（SUD EXPRESS）

10月6日（火）
リスボン・アポローニア駅 7時30分着　　
リスボン市内観光
　　　
10月7日（水） リスボン市内観光
　　　　　　　　
10月8日（木）
リスボン・アポローニア駅 8時00分発（アルファ123）
ポルト・カンピャニャン駅 10時52分着
ポルト・サンベント駅
ポルト市内観光
ポルト・カンピャニャン駅 16時47分発（アルファ126）
リスボン・アポローニア駅 19時30分着
リスボン・アポローニア駅 21時25分発（ルシタニア）車内泊

10月9日（金）
マドリード・チャマルティン駅 8時40分着
マドリード・アトーチャ駅 10時40分発（AVE5100）
バレンシア・ホアキン・ソロージャ駅 12時18分着
バレンシア・ホアキン・ソロージャ駅 14時50分発（ユーロメット1152）
バルセロナ・サンツ駅 18時09分着

10月10日（土）　　バルセロナ市内観光

◎10月11日（日）
バルセロナ・サンツ駅 9時25分発（TGV9702）
パリ・リヨン駅 15時59分着
パリCDG20時30（JAL046）

10月8日（月)
羽田15時25分着
羽田17時20分発（JAL327）福岡19時10分着　　　　　　　

写真はパリ・リヨン駅に到着したTGV　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

2015年10月11日（日）

今日は、フランス・ポルトガル・スペイン旅行最後の日
バルセロナからパリまでTGVに乗車。最後の鉄分を補給します。

昨日までは仕事の事など考えず楽しめた日々を送っていましたが、さすがに今日は「帰ったら仕事」が頭に少し浮かび憂鬱な感じがします。

バルセロナ・サンス駅

TGV9702列車　パリ－リヨン行きに乗車します。

時刻表
Barcelona Sants 9時25分発
Girona 10時06分発
Figueres Vilafant 10時23分発
Perpignan 10時53分発
Narbonne 11時29分発
Montpellier Saint-Roch 12時25分発
Nimes 12時55分発
Valence TGV 13時41分発
Paris Gare de Lyon 15時59分着

バルセロナ・サンス駅は地下駅

TGVのセカンドクラスは狭いのでファーストクラスに乗車します。

Barcelona Sants駅を定刻 出発

すぐ地下から外にでました。

TGVの国際路線は今回を含め３回乗車しました。

1回目 2013年10月 フランス・パリ東駅からドイツ・フランクフルトマイン駅　
TGV9553
2回目 2015年10月 スペイン・バルセロナサンス駅からフランス・パリリヨン駅
TGV9702（今回）
3回目 2016年10月 フランス・パリリヨン駅からスイス・ジュネーブ駅
TGV-Lyria9761

最初の駅　Girona(ジローナ）駅に到着。

思ったより早くLGV（高速線）に入りました。

在来線の線路が見えます。

10時20分 Figueres Vilafant（フィゲレスビラファント）駅に到着。
TGVは在来線と違うこの駅に停車。

ダリ美術館は在来線のフィゲレス駅との中間にあります。

フィゲレスビラファント駅を出発しスペインの高速線を走行します。

10時46分 Perpignan（ペルピニャン ）駅に到着
10時53分出発

ペルピニャン駅を出発すると、高速線から在来線に変わります。

以前ここを通ったのでこの景色は記憶があります。

ペルピニャン駅から次の停車駅のナルボンヌ駅までは、ナルボネーズ・アン・メディトゥラネ自然公園内に入り、パルム池、エロール池、バージュ＝シジャン池など湖畔を走行する風光明媚な区間です。

2008年にタルゴでこの路線を走行した時はまだ早朝で薄暗かったので、湖があるぐらいの印象しかなく、またこの在来線区間を走行できて良かったです。

まだしばらくは高速線の開業はないようなので、TGV･AVEでこの景色が楽しめそうです。

11時23分Narbonne（ナルボンヌ） 駅に到着。

11時29分Narbonne（ナルボンヌ） 駅を出発。

定番の車内（ファーストクラスの１列座席）

こちらは２列座席のBOXシート

トー湖と地中海の間を走行します。

ビュッフェ車両

バーは窓が広く感じるのでここで景色を見るのは最高です。

ランチを調達。

12時21分Montpellier Saint-Rochに到着。
少しでも停車時間があると車外にでてしまう。

12時25分Montpellier Saint-Rochを出発。

12時54分Nimes（ニーム）駅に到着。
12時55分出発。

フランスの高速線LGV（地中海線）に入りました。

13時41分ヴァランス （Valence） TGV駅に到着
この駅を出発すると終着のParis Gare de Lyon駅（15:59分着）までノンストップです。

今まで走行していたLGV地中海線とLGVローヌ－アルプ線との境界となる駅
その先のリヨンからパリまではLGV南東線となります。

田園風景からパリの街並みが見えて来ました。

まもなくパリ・リヨン駅に到着です。

Paris Gare de Lyon駅に15時58分　定刻に到着しました。

パリ・リヨン駅に到着したTGV。
青い車体と青空の青がマッチしています。


表題の画像

Paris Gare de Lyon（パリ・リヨン駅）

こちらはフランス－スイスを結ぶ国際線TGV Lyriaでしょうか？
2012年から白を基調とした色に変更されました。

TGV Lyria乗車旅行記はこちら
2016年10月 凱旋門賞とスイス鉄道の旅(２) TGVリリアで行くスイス・モントルー編　https://4travel.jp/travelogue/11177778

☆ Paris Gare de Lyon

エアフランスのエアポートバスでパリ・シャルル・ドゴール空港に向かいます。

日本人を含め、かなりの人が並んでます。始発がモンパルナス駅なので、バスに乗車できるか心配です。

バスが到着。後ろに並んでいた自分の前でトランクの扉が開き一斉にトランクルームにバックを積み込みます。自分も遅れまいとバックをトランクに入れ近くの人の後に続きバスに乗り込みました。

実は、一番初めに並んでいたと思われる人たちは、バックをバスのトランクに積み込むのが遅れ、満席になり乗れないという状況ななってしまいました。ずるをするつもりは無かったのですが、一連の流れでバスに乗車でき、多くの日本人が乗れないなか出発してしまいました。本当に先に並んで乗れなかった方ゴメンなさい（泣）日本では絶対にありえない事ですが・・・

TGVでパリ・リヨン駅を降りて4時間後にJAL国際線に搭乗するという離れ業、今考えると少し怖くなります。1～2時間TGVが遅延したらJAL便に搭乗するのは絶望的な乗換時間。シャルル・ド・ゴールという相性の合わない嫌いな空港。今では３時間前には到着していないと危険な空港と認識しています。

シャルル・ド・ゴール空港に到着。

プライオリティレーンを通ってイミグレを通過。
一般の方の列はかなり長かったので助かります。

日本便は慣れているのでイミグレを通過できれば少し安心。

搭乗ゲートに向かいます。

エアフランスのラウンジで簡単なお食事。

ついでにシャワーを浴びて。

東京羽田行き　20時30分発 JAL046便に搭乗します。

JAL046便

みなさんも同じ気持ちになると思いますが、異国の地を離れ旅も終わりと思うと少し寂しくなります。

東京羽田に向けてパリを離陸しました。

今回も楽しい一生の思い出をありがとう！

ビジネスクラスの食事から

アミューズ・ブーシュ

トマトのコンフィ アネット風味のフロマージュブラン
ジャンボンブラン トンナートソース

九つの小鉢膳

海老、南瓜と やりいかのお造り　椎茸とほうれん草の
クレソンの白和え　　 　　　お浸し

鯛の味噌柚庵焼き　　鴨ロース煮　　鱈の煮付け
　　　　　　　　　　レタスソテー
　　　　　　　　　　　　
ロブスター　　穴子と大根の煮物　　スモークサーモン
辛子味噌敷き　　　　　　　　　　　黄身寿司
　　　　　　　　　　　　　　　　　玉葱甘酢漬

台の物

銀鱈の利休焼き
海老吉野煮と高野豆腐

炊きたてのご飯
味噌汁
香の物

デザートとコーヒー

ジャン＝ポール・エヴァン特製“ラ フロランティーヌ”
ピスタチオの芳醇な香ばしい風味にさくらんぼのフルーティーな爽快感が加わった
秋らしいティラミス。上質なショコラノワールガナッシュとともに。

2015年10月12日（月）

２回目の食事は洋食にしようと思いましたがが甘系だったので
フレッシュカツサンドと牛丼を選びました。

旅に出発する時は自宅を出て福岡空港から国内線に搭乗する時が始まりのような気がしますが、帰国時は国際線の飛行機を降りる時に海外の旅が終わるような気がします。この景色を見ると日本に戻って来たと思ってしまいます。

まもなく羽田に到着です。

羽田空港に到着しました。
フランス・ポルトガル楽しかった鉄道の旅を終えて国内線で福岡に帰ります。


2021年4月26日 最終回分割新規登録

福岡空港に到着。
最後まで訪問いただきましてありがとうございました。

2015年10月 凱旋門賞とポルトガル、スペイン鉄道の旅 (1) フランス・パリ編
https://4travel.jp/travelogue/11065516