2015/12/14 - 2015/12/16
2066位(同エリア19731件中)
norisukeさん
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〔旅のテーマ〕
○ANA特典航空券を使ってみる。
○”香港とは何か”ということを感じ取る。
○妻へのおみやげとしてジェニーベーカリーでクッキーを買ってくる。
○ワンタン麺を食べる。
〔日程〕
1日目
■成田東武ホテルエアポート(宿泊先)
■成田空港第2・3ターミナル
2日目
09:50 成田国際空港発(NH809)
14:50 香港国際空港着
■香港逸東酒店(イートンホテル香港・宿泊先)
■麥文記麺家(マッマンゲイミンガー・麺専門店)※軽食
■珍妮曲奇(ジェニー・ベーカリー・洋菓子店)
■跑馬地馬場(ハッピーバレー競馬場)
■永合隆飯店(ウィンハップロンファンディム・焼味専門店)※夕食
■恵康(ウェルカム・食品スーパー)
3日目
■尖沙咀東海浜平台花園
■香港上海銀行本店
■香港終審法院
■中国銀行(香港)本店
■人民解放軍駐香港部隊ビル
■行政長官弁公室・香港特別行政区政府・行政区立法会ビル
■大平山(ビクトリア・ピーク)
■華豊焼臘専家(ワーフォンシウラップチュンガー・焼味専門店)※昼食
14:50 香港国際空港発(NH810)
20:15 成田国際空港着
※1香港ドル≒15円
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月初旬、ANAマイレージクラブの保有マイルを特典航空券(成田‐香港往復2名分・計3万4千マイル使用)に交換。夫婦で香港旅行を楽しみにしていたが、秋ごろから妻の体調不良が続いたため、旅行を断念しようと考えていたところ、”私の分まで楽しんできて”という妻の言葉に甘え、決行されたのが今回の旅である。
”堪忍な、堪忍な。ジェニーベーカリーでクッキーを買ってくるさかいに”−。という言葉を妻に残し、15時ごろ、横浜の自宅を出発。首都高、東関道などを経由し、16時半ごろ、前泊先の「成田東武ホテルエアポート」に到着=写真=。エクスペディアで予約して1泊朝食付きで約5千8百円。成田東武ホテルエアポート 宿・ホテル
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シングルルームを予約していたが、チェックイン時にツインルーム=写真=にアップグレード。年季の入った外観でややくたびれた雰囲気が漂う館内だったが、客室は広く清潔で実に快適だった。
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部屋からは隣接する空港の貨物地区を見渡すことができた。
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空港探検に行こうと、ホテルの玄関で無料シャトルバスを待っていたところ、イオンモール成田から帰ってきた、爆買いベトナム人に遭遇。バスから大量の粉ミルクを下ろしていた=写真=。
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夕方のラッシュを迎え、到着、出迎え客らでごった返す中、バドミントン世界選手権(ジャカルタ)で銅メダルを獲得した男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)ら、帰国した日本代表の取材のため多くの報道陣も詰めかけ、やや騒然とした雰囲気の第2ターミナル到着ロビー=写真=。
成田国際空港 空港
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そんな中、トルクメニスタンで開かれていた同国の永世中立20周年記念国際会議の日本政府代表として派遣され、帰国した世耕弘成官房副長官に遭遇=写真=。日本代表目当ての運動記者やカメラマンたちの、副長官完全スルーにはやや拍子抜けさせられた。
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JALパックさ〜ん。あぽやん
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第2ターミナルから、陸上競技場のトラックをイメージしてつくられた通路を約500m歩き、LCC専用として今年4月にオープンした第3ターミナル=写真=へ。国際線出発ロビー特有の華やかさなどを微塵にも感じさせない同ターミナル。LCCのコンセプトを考えれば、バスターミナルのような雰囲気にも納得。
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同ターミナルのレストラン街は、まさにショッピングモールのフードコートといった雰囲気=写真=。”バカ高いわりに微妙なものを食わされるより、リンガーハットのちゃんぽんの方が無難でいいよなぁ”とこれまた納得する。
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同ターミナルから歩いてホテルに帰還(所要時間約10分)。小生の味覚もLCCであるため、夕食は第2ターミナルのマクドナルドで購入したビックマックセット。22時ごろ就寝zzz
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翌朝、6時すぎに起床。1階のレストラン「ラ・フロリダ」で朝食バイキング。となりの南アジア系と思われる青年が焼きサバと食パンを交互に食べていたのが印象的だった。
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7時半ごろ、ホテルをチェックアウト。帰国後、ホテルのシャトルバスを待つのが面倒くさかったのと、1泊2日だと料金が2千円前後で済むということが判明したため、空港のパーキングを利用することに決め、車で空港に向かった。第1ターミナル駐車場(P1)を利用し、8時ごろ、第1ターミナル南ウィングに到着=写真=。開港当時の面影を残す第1ターミナルの重厚感と若干の緊張感がない交ぜになった雰囲気に、”やっぱり成田はこれでなくっちゃ”と自己満足。自動チェックイン後、2万円を香港ドルに両替して出国した。
成田国際空港 空港
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搭乗口をうっかり間違えてしまったため、思いがけずこの空間(第4・5サテライトを結ぶ約300メートルの地下連絡通路)=写真=を体験することができた。
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往路は全日空(NH・エアージャパン運航)809便、B767−300ER型機。
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やや空席が目立つ全日空機はほぼ定刻に出発。離陸から約1時間半後に提供された機内食はから揚げ弁当=写真=を選択しおいしくいただく。その後、機内エンターテインメントの「水曜どうでしょうClassicジャングル探検」などを鑑賞してしばし睡眠。
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出発から約5時間。着陸の最終態勢に入った機内から香港中心部を一望することができた=写真=。写真中央の突堤が、かつて香港の玄関口であった旧啓徳国際空港。現在はクルーズ客船専用ふ頭に生まれ変わったとのこと。
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ほぼ定刻、香港国際空港に到着。入国後、チップを搭載した非接触型プリペイドカード「八達通(オクトパス)」(日本でいうSuicaカード)=写真=を購入して早速、100香港ドルをチャージ。空港と香港中心部を約30分で結ぶ機場快線(エアポートエクスプレス)に乗車し、一路香港市街へ。この後オクトパスカードは、地下鉄、フェリー、ケーブルカーにと大活躍!!
香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港
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空港駅から約20分。九龍(広東語読み:ガウロン・英語読み:カオルーン)駅に到着し、同駅周辺のホテルを巡回する無料シャトルバス=写真=に乗り換える。早速、林立する高層ビルや道路をふさぐダンプカー、鳴り響くクラクションなどの洗礼を受け、”これはすごいところに来たな”と思わずつぶやいてしまった。
九龍駅 駅
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乗車して約45分。巡回の順番が悪かったのか、やっとのことで宿泊先の「香港逸東酒店(イートンホテル香港)」=写真=に到着。九龍地区のメインストリートである彌敦道(ネイザンロード)に面し、MTR(地下鉄)佐敦(ジョーダン・同)駅から徒歩約5分の好立地で、周囲は商業ビルや飲食店が立ち並びにぎやかな環境。エクスペディアで予約し約1万6千円(2名分の朝食付き)。
イートン HK ホテル
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とてもモダンなダブルベッドルームは洗面台の配置がとても独創的だった。部屋の写真を撮って妻にメールをしたら、”かわいい。ぜひ泊まりたかった!”との返信。
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部屋からの眺め。高架道路をはさんで向かいに立つ赤レンガの建物は、何かの政府機関が入居しているようで、屋上で警備員がずっと周囲を警戒していた。
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街歩き開始。ネイザンロード=写真=を南下。
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ホテルから徒歩約10分。麺専門店「麥文記麺家(マッマンゲイミンガー)」に到着。
麥文記麺家 中華
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客が次から次へと訪れ大繁盛の店内。
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”(人差し指を突き立てて)ワンタンミン”と注文して数分、旅のテーマのひとつである上湯雲呑麺(エビワンタン麺・32香港ドル)=写真=がとうとう目の前に現れた。”輪ゴム麺”とはよく言ったもので、麺はまさに輪ゴムの食感。”うまいか?”と聞かれれば、”嫌いじゃないかも”という感想。麺の下には大きなエビワンタンが数個隠れており、これはゴロゴロプリプリでうまかった。
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多くの人が行きかうネイザンロード=写真=をさらに南下。
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旅のテーマのひとつで、妻へのおみやげとして香港で一番有名だというクッキーを買い求めるため、ネイザンロード沿いにある「珍妮曲奇(ジェニーベーカリー)」へ。同店が入るビルの前は数十人の行列ができており、女子に交じって列に並ぶ。
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列に並ぶこと約30分。やっと整理券を受け取り、同店へ。ものすごい勢いでクッキー缶が売れていく光景と、購入個数をめぐり中国本土からの観光客と店員が大変な剣幕で言い争っていたことに強い衝撃を受ける(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 4種類のクッキーミックス(Sサイズ・70香港ドル)を2個購入して退散。
ジェニーベーカリー (尖沙咀店) スイーツ
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戦利品はフタに描かれたかわいい小熊が印象的。缶の中には、バターやコーヒー風味の一口サイズのクッキーが30枚ほど入っており、帰国後、早速夫婦で実食した。”ショートブレッド のような食感。甘さも控えめででとってもおいしい”と絶賛する笑顔の妻。”甘くねえし、噛みごたえのねえクッキーだな。全部やるよ”となげやりな夫。
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ネイザンロードをさらに南下する。各国料理店や両替商、安宿などが軒を連ね、かつては”悪の巣窟”とまで呼ばれたという雑居ビル「重慶大厦(チョンキンマンション・重慶マンション)」前を通過=写真=。客引きと思われるアラブ系男性に何度か呼びかけられた。
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ネイザンロードの南端に建つ「香港半島酒店(ザ・ペニンシュラ・ホンコン)」。言うまでもなく香港を代表する超高級ホテルで、1928年開業。
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ネイザンロードを挟んで同ホテル向かいにあるシェラトン・ホンコン・ホテル&タワーズの建物に、「崇光(そごう)尖沙咀(チムサアチョイ・チムサーチョイ)店」=写真=があった。日経電子版によると、香港でそごうなどを経営する利福国際集団が、2014年12月に開業。売り場面積は約1万2千平方メートルで、中国本土から香港を訪れる観光客のショッピング需要を狙っているとのこと。香港の街中でいきなり”そごう”という巨大な日本語が現れてびっくりした。
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ホテルから徒歩約1時間半。17時45分ごろ、香港島と九龍半島を隔てる維多利亞港(ビクトリア・ハーバー)=写真=を一望できる遊歩道の「尖沙咀プロムナード」に到着。心地よい海風、林立する高層ビルと中国的なネオン、そして香港の人々の悲喜こもごもをすべて包み込み、洗い流してしまうビクトリア・ハーバーを眺めながら、”俺は今、香港にいるんだなぁ”としばし感慨に浸る。ただ、大気汚染の影響なのか、ガスっていたのが残念だった。
深刻化する香港の大気汚染、住民や観光客から不安の声
http://www.afpbb.com/articles/-/3007022
(AFP日本語ニュースサイト) -
尖沙咀プロムナードの先ある、九龍半島と香港島を結ぶ天星小輪(スターフェリー)乗り場の前には、「前九広鉄路鐘楼(チンガウゴンティッロウチョンラウ)」があった。かつてこの場所には、九龍と中国・広州を結ぶ九広鉄路(1916年開業)の旧九龍駅があったが、75年に紅磡(ホンハム)地区に移転したため、駅舎の一部だったレンガ造りの時計塔が保存され、現在は市民の憩いの場になっているとのこと。
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18時15分ごろ、スターフェリーに乗船。
【スターフェリー(天星小輪)】
1888年に運航開始。香港の中心に位置するビクトリア・ハーバーの両岸、尖沙咀?中環、尖沙咀?湾仔間を運航するフェリーで、現在は前記の4つのルートと観光客用の周遊ルートを9隻のフェリーによって運航している。その便利なルート設定と安価な運賃により、香港市民や世界中から訪れる観光客の足として親しまれ、年間でのべ約220万人が利用している。(ウィキペディア、スターフェリー公式ホームページなどより)スターフェリー (天星小輪) 船系
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ラッシュとは逆ルートのため閑散とした船内。窓ガラスがなく吹きさらしのため、ほんのり冷たい海風が気持ちよく、香港の喧騒をいっとき忘れてしまうほど、のどかな雰囲気が漂う不思議な空間だった。それが、フェリーで通勤する金融街のビジネスマンたちにとって、英気を養う大事なひと時なのかもしれないと納得した。
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光り輝く香港島中心部を船内から撮影。
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約10分の船旅を終え、いよいよ香港島に上陸。オフィスビルが立ち並ぶ香港島中心部の中環(ヅォンワン・セントラル)地区=写真=は、東京の丸の内を10倍くらいエネルギッシュにした雰囲気。
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MTR中環駅=写真=で港島線に乗車。帰宅ラッシュと重なり、新宿駅を3倍エネルギッシュにしたような中環駅。東京都の約半分の大きさに約720万人もの人が暮らす香港では、通勤は”闘い”であるということを実感する。
中環駅 駅
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中環駅から約10分、銅鑼湾(トンローワン・コーズウェイベイ)駅で下車。同駅に連絡する商業施設の「時代廣場(タイムズスクエア)」=写真=では、3日後の公開に合わせて、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のイベントが行われておりとてもにぎわっていた。
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同駅から徒歩約15分、跑馬地馬場(ハッピーバレー競馬場)に到着=写真=。1846年に開場し、香港ジョッキークラブが運営。
ハッピーバレー競馬場 (跑馬地競馬場) カジノ・ギャンブル
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レースは原則、毎週水曜の夜に開催。開催日以外は、場内の一部が市民に解放されており、当日(=火曜)は、ジョギングやフットサル、テニスを楽しむ人たちの姿があった。ナイターの光に映し出されたコースの芝が、周囲の高層ビルやスタンドの照明と相まって実に美しかった。
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銅鑼湾駅から再び港島線に乗り、金鐘(ガムチョン・アドミラルティ)駅でセン湾線に乗り換え、太子(タイジ・プリンスエドワード)駅で下車。同駅から徒歩数分の場所にある焼味(ロースト)専門店「永合隆飯店(ウィンハップロンファンディム)」へ=写真=。
永合隆飯店 地元の料理
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まばゆいばかりの裸電球と、吊り下げられた焼豚に囲まれた厨房が印象的な同店。
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タレがかかったご飯の上に、ローストポーク(焼肉)とチャーシュー(叉焼)がのった焼肉叉焼飯(45香港ドル)=写真=をオーダー。パリパリ皮のローストポークとジューシーでうまみたっぷりのチャーシュー、タレがいい具合にかかった長粒種のご飯がベストハーモニーを奏でており感動的なうまさだった!”人生四大うまい(愛媛・宇和島の鯛めし、讃岐うどん、ソウルのサムギョプサル、香港の焼味)”にめでたく認定。香港に来て本当によかった。厨房のオッサン=上の写真、黒Tシャツ=にグーマークをして同店を後にした。
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興奮冷めやらぬ中、廟街(ミウガイ)のナイトマーケット=写真=へ。宿泊先の最寄りである佐敦駅から徒歩約5分。
廟街のナイトマーケット (男人街) 市場
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南北に約800m続く廟街という通りには、衣料品や玩具、電化製品、観光客向けのおみやげなどを扱う露店がぎっしり並んでおり、平日の夜にもかかわらず、ぼちぼちにぎわっていた。ただ周辺はやや治安が悪そうな雰囲気で、女性観光客の一人歩きは避けた方が無難と思われる。
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その後、由麻地(ヤウマテイ・ヤウマーテイ)署前にある恵康(ウェルカム)スーパーへ。
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日本語とハングルの商品があふれる店内。おみやげとして、香港の即席めん市場において約5割のシェアを誇るという「出前一丁」(日清食品)やキャンディーなどのお菓子を購入。
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22時ごろ、ホテルに帰還。シャワーでさっぱりしたあと、コンビニで購入した夜食=写真=をいただき、0時ごろ就寝zzz
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翌朝、6時半ごろ起床。朝食付きで予約していたので、てっきりブッフェスタイルなのかと思っていたら、地下1階のカフェでモーニングセット=写真=だった。ハムとチーズがはさまったクロワッサンはおいしかったが、フロントのあるフロアには朝食ブッフェを提供するレストランがあったので、何か釈然としなかった。
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7時45分ごろチェックアウト。昨日に引き続き、ネイザンロード=写真=を南下する。
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”さすが香港だなぁ”。ネイザンロード沿いにある九龍公園では朝の太極拳。
【太極拳】
東洋哲学の重要概念である太極思想を取り入れた拳法で、形意拳、八卦掌と並んで内家拳の代表的な武術として知られる。健康・長寿に良いとされているため、格闘技や護身術としてではなく健康法として習っている者も多く、中国などでは市民が朝の公園などに集まって練習を行っている。(ウィキペディアより)九龍公園 広場・公園
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無料新聞が発達してるという香港。市内各所でこのような光景を見ることができた。
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ブルース・リー像など、香港映画を記念するモニュメントが立ち並ぶ、ビクトリア・ハーバー沿いにある遊歩道の星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)は、再開発工事で立ち入ることができなかった。銅像などのモニュメントは、近くの尖沙咀東海浜平台花園=写真=という公園に一時移転されていた。
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はい、お待たせしました、ブルース・リー像。背景がビクトリア・ハーバーでないのでちょっと残念。
【ブルース・リー(1940−73)】
1940年、中国古典劇俳優の父の巡業先、米サンフランシスコで生まれる。香港に戻り中国武術を習得し、65年から映画などに出演。71年に映画「ドラゴン危機一発」、72年「ドラゴン怒りの鉄拳」、73年「燃えよドラゴン」などに主演したが、同年7月20日、32歳で死去。日本では没年の12月に「燃えよドラゴン」が公開され、彼の筋肉美や端正な格闘スタイルが人気に火をつけた。当時の少年たちの間で、叫び声「アチョー」がはやり、武具「ヌンチャク」もブームとなった。 (コトバンク・2013年7月16日朝日新聞夕刊より) -
”さすが香港だなぁ”。尖沙咀プロムナードでも朝の太極拳。
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たくさんの人々の夢や希望、喜びや悲しみを乗せ、スターフェリーは今日もビクトリアハーバーを行ったり来たり。ご苦労さま!
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スターフェリーで再び香港島へ。ラッシュのピークは過ぎていたが、船内は通勤客らでやや混雑していた。
スターフェリー (天星小輪) 船系
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昨晩の焼味の衝撃が忘れられず、中環地区で朝から営業しているという焼味専門店「華豊焼臘専家(ワーフォンシウラップチュンガー)」を訪れたが、”焼味は11時から!ヌードルだったらあるから食べていきな!”とのことだったщ(゜ロ゜щ) 気を取り直し、近くの飲食店で焼きそば(10香港ドル)=写真=を食べた。
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”香港の一丁目一番地”といわれる中環・皇后大道(クイーンズロード)中のランドマークである香港上海銀行本店ビル(香港上海?豐銀行總行大廈)前に到着。高さ178メートル、地上44階建ての超高層ビルは、重厚感あふれる銀行の本店というより、巨大な宇宙船のような雰囲気だった。
【香港上海銀行】
イギリスの金融グループHSBCホールディングス傘下の銀行。1865年にスコットランド人のトーマス・サザーランドによって設立。商業銀行だが、1997年の香港返還までは、事実上の中央銀行の役割も担っていた。現在もスタンダード・チャータード銀行、中国銀行 (香港)とともに、香港ドルの発券銀行の一つとして機能している。米調査会社のSNLフィナンシャルが昨年に発表した、世界の銀行の総資産ランキングによると、HSBCグループは約2兆7千億ドルで世界第4位。(ウィキペディア、CNN日本語ニュースサイトなどより)
【香港上海銀行本店ビル】
イギリスの建築家、ノーマン・フォスターの設計により、三代目本店ビルとして1985年に建設。香港を代表する超高層建築で、世界的にも有名なハイテク建築として知られている。風水の影響を強く受けているとされ、90年にライバル行である中国銀行タワー(中銀大廈・高さ367m)が、隣接する場所に建設された際、大砲に見立てたという屋上の清掃用ゴンドラが、同ビルに向けて増設された。(ウィキペディアより)香港上海銀行 (香港本店) 現代・近代建築
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同行前にある香港終審法院。1912年完成の新古典主義建築。2011年までは香港立法会(香港の国会にあたる)の議事堂として使われていたとのこと。
【香港終審法院】
最高裁判所に相当。トップである終審法院首席法官は、香港の司法機構の長でもある。上訴・上告のみを扱い、香港の法律を解釈することができる。ただし、香港基本法(ミニ憲法)の解釈権は全国人民代表大会常務委員会にあり、終審法院にない。香港返還後に設置。返還前は、イギリス枢密院司法委員会が香港の最終審を担っていた。(ウィキペディアより) -
同院前から香港上海銀行ビルを見上げると、確かにライバルである中国銀行に向けられた”大砲”が二つあった。
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同行本店から、ほぼお隣りといった場所に建つ中国銀行(香港)本店ビル(中国銀行タワー・中銀大廈)。
【中国銀行 (香港)】
香港第二の銀行。2001年、中国銀行(北京)の香港法人だった12の系列子会社と合併し、現在の名称となった。香港ドル紙幣を発行している三行の一角。総資産を比較した最新の銀行ランキング(2015年)によると、中国銀行(北京)グループは約2兆6千億ドルで世界第5位。(ウィキペディア、CNN日本語ニュースサイトなどより)
【中国銀行(香港)本店ビル】
中国系アメリカ人建築家であるイオ・ミン・ペイの設計により1990年完成。高さ367m、地上72階建て。アジアで初めて高さ300mを超えた超高層ビルで、香港のイメージを変えた建物といわれている。(ウィキペディアより)中国銀行大廈 建造物
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Harcourt Road沿いにある”武者返し”が特徴的な人民解放軍駐香港部隊ビル(中國人民解放軍駐香港部隊大廈)。香港の治安ににらみを利かす最後の砦。返還前は駐香港イギリス軍が入居し、プリンス・オブ・ウェールズビル(威爾斯親王大廈)と呼ばれていたとのこと。
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人民解放軍ビルに隣接する、香港特別行政区政府庁舎=写真手前=と行政区立法会ビル=写真右奥=。政府庁舎の奥には行政長官弁公室のビルも建っている模様。それぞれ2011年に完成。
【香港特別行政区政府】
香港基本法(ミニ憲法)に基づき一国二制度が実施されている香港特別行政区の行政府で、トップは中国政府が任命する行政長官。同行政区は高度な自治権を有しており、省や直轄市などの地方政府と比べるとより強い権限を持っている一方、完全な内政権までは有していない。(ウィキペディアより)
【行政区立法会】
基本法に基づき設置された同行政区の立法機関。香港市民の直接・普通選挙によって選出された議員(35議席)と、各種職能団体を通じた間接・制限選挙によって選出された議員(35同)の二種類(計70同)。(同)
【行政長官弁公室】
行政長官の官房組織。主任と常任秘書長、報道官が設けられている。(同) -
中国銀行タワー前の坂=写真=を上り、ピークトラム乗り場(花園道駅)を目指す。
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10時ごろ、ピークトラム・花園道駅=写真=に到着。数十人の乗車待ちの列があったが、10分ほどで乗車できた。
【ピークトラム】
1888年に開業した鋼索式鉄道(ケーブルカー)。当初は、標高が高く、涼しいとされるビクトリア・ピーク(太平山、標高552m)に住むイギリス人が主な利用客だったが、現在では夜景で有名な同山への観光鉄道となっている。花園道〜山頂駅間(1.4km、標高差363m、最大斜度27度)を約10分で結ぶ。(ウィキペディアより)ピークトラム バス系
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かわいらしい車体だが、急斜面を力強くのぼっていく、ほぼ満員のピークトラムに揺られること約10分、山頂駅に到着。標高398mの同駅周辺は北風が強く肌寒かった。徒歩数分の場所にあり、中国本土からの観光客でいっぱいの獅子亭観景台(Lion's Pavilion Lookout)から、おなじみの風景を望む=写真=。念願の風景に感慨深かったが、やはり大気汚染の影響なのか、ガスっていたのが残念だった。
ビクトリアピーク 山・渓谷
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山の斜面に建つ山頂駅=写真左=と、通信設備が立ち並ぶビクトリア・ピーク山頂=写真右奥=。
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下山後、ふたたび「華豊焼臘専家」=写真=へ。
華豐焼臘専家 中華
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シックでおしゃれな店内は、ランチタイムを前にして閑散とした雰囲気。
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ランチ限定というローストポーク定食(たぶん70香港ドル前後)=写真=。塩味が利いてパリパリ、ジューシーな焼味と、タレが少しかかった長粒種のご飯が抜群の相性。本当に香港に来てよかった。この感動を妻と味わいたかった涙。
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香港島の目抜き通りである皇后大道(クイーンズロード)=写真=は銀座と新宿とニューヨークの五番街を足して3で割って、さらに倍にしたような活気触れる雰囲気。
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多くの自動車が行きかう干諾道(Connaught Road)を横断。
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香港国際金融中心(国際金融センター)内の香港駅=写真=からエアポートエクスプレスに乗車し空港へ。
香港駅 駅
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出国後、”やはり焼味でこの旅を締めよう”と決め、フードコート内の「正斗粥麺専家(チンタウヅォッミンチュンガー)機場店」で叉焼飯(90香港ドル前後)=写真=をオーダー。 これも抜群だった!ただ、満腹のため途中でギブアップしかけたが、何とか完食( ̄3 ̄)=3 ゲプッ
正斗粥麺専家 (機場店) アジア料理
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復路は全日空(NH・エアージャパン運航)810便、B767−300ER型機。
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激しく揺れる機内から台湾の脊梁(せきりょう)といわれる中央山脈を撮影=写真=。眼下に広がる大山脈を目の当たりにし、”台湾は山岳国家である”ということに気づかされた。
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乱気流の影響により、機内食はだいぶ遅れて提供された。しょうが焼きなど=写真=をおいしくいただいた後、機内販売で妻のおみやげである化粧品を購入し、その後、持参したiPodで落語を聴きながらしばし睡眠。ほぼ定刻、成田空港に到着し、家路を急いだ。
【旅の感想】
今回は1泊2日というごく限られた時間と、狭い行動範囲の中での旅ではあったが、古くは中国本土への中継地として、現在ではアジアの金融センターであり、世界有数の観光都市である香港の繁栄ぶりを十分実感することができた。金融街を颯爽と歩くビジネスマンや、食堂やマーケットなどで出会ったエネルギッシュな人たちすべてに、中国だけど中国ではない都市国家に生きる”香港人”としての誇りを強く感じた。返還時に約束された”50年不変”の後退が叫ばれ、昨年に起きた反政府デモの盛り上がりなど、今、香港が揺れている。旅の経験をもとに、今後も香港の動きを注視していきたいと思う。ありがとうございました。
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