スター・アライアンス・周回の旅　グレイシャー・ポイントへあがります！　150912　五十七日目

2015/09/06 - 2015/10/12

　2013年に続いて二度目のスター･アライアンス・周回の旅　今年のテーマは「Glacier」でございます。
後半はヨセミテ・ナショナル・パークからアラスカへ転じ、生まれて初めてのクルーズ、そこから一気に南半球へ飛んでニュー・ジーランド南島のバス・ツアーへ参加します。

　前回も確かに上がりましたぞ、グレイシャー・ポイント。絶景のポイント。ここに行かずしてヨセミテに行ったという人はまさかいないでしょうね。

エリア ヨセミテ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

　こやつ、わが部屋と隣の部屋との間に穴を掘って暮らしておるようでございます。

　部屋の東側のベランダ（ってもそのまま地面なんですが）から見た風景です。その先に小径が通っているんですが、なぜかほとんど人は来ません。時々自転車が通り過ぎます。朝気持ちが良いんです。

Yosemite Lodge at the Falls ホテル

　私たちのようにバスでヨセミテにやってくると、グレイシャーポイントに上がるにはバスツアーに乗るしか方法がありません。さもなきゃ下から4マイルトレイルをえっちらこっちら登ってくることになります。そんなの考えたくもありません。

　1日に三回バスツアーがあって、朝8時半、10時、1時半です。これはラウンド・トリップとワン・ウェイがあります。なぜワン・ウェイがあるかというと、上からトレイルを下ってくることができるからです。下りだけだからたいしたことないだろうと思うと、エラい目に遭いそうで（なんたって4マイルだけれど、1,000m下るわけですからね。）

　ツアー料金にはシニアがあって、ラウンドでひとり35ドル。所要時間はほぼ4時間で、グレイシャー・ポイントには1時間の滞在となります。帰りにトンネル・ビューに5分間止まりますが、今日もまた山火事の煙でかなりスモーキーな景色です。

グレイシャーポイント 観光名所

　一昨日に映画も見ましたし、昨日はThe Ahwahnee Hotelでも聞きましたけれど、1872年から1968年まで、Glacier Pointにあったホテルからシーズンは毎日夜9時になると要するに大規模に熾火を蹴落として、火の粉の滝を起こしたというのです。こんな話初耳でしたけれど、まだ半世紀にならない頃まで続いていたのですから、「私はそれをみた」という人が今でも平気でいます。このツアーの中にもおられましたし、昨日のThe Ahwahneeのツアーでもおられました。で、ここがそのホテルがあったあとだというのです。

　で、それがThe Ahwahneeからもよく見えたというのですが、なるほど、上から見下ろすと、ホテルのあのラウンジはまさに真下です。

　今日のバスのドライヴァー・ガイドのおじさんもこの話をしていました。ところでファイアー・フォールは毎晩夜9時に実行されたという話は聞いていましたけれど、何回か9時を過ぎたことがあったそうで、そのうちの一回はJFKがYosemiteにきた時にアワニー・ホテルに到着したのが遅くなり、ディナーが遅れて、とうとうファイアー・フォールを遅らした時のことだそうです。

　ガイドのおじさんのジョーク「この中にテキサスから来た人いる？いない！じゃ、いうんだけれど、外国から来た人はいますか？って聞くと手を上げるんだよ、テキサスの人は。」

　トンネルは1938年に2年の工事期間で出来上がったのだそうで、あれがなかったら面白くないことになっていた、わけです。

　そして、下から大きな声で呼びかけたというCurry Villageのプールが（今年はこの時期にはもう開放されていませんが）よく見えています。なるほど、こんなに近くに見えるわけですが、これで、1,000mの高低差があるんですねぇ。

　この時間のバス一行の中に、アジア人が私たちを入れて4名。他のお二人はチャイニーズ系かなぁと思っていたら意外や意外、横浜から来られたという、多分私たちより若干年上ではないかと思われるご夫妻でした。来られてあまり時間がたっておられないのか、眠そうでした。

　つれあいが出がけに喉が痛いと言って強い薬を飲んだら、ワインディング・ロードで気持ちが悪くなって、気がかりでした。

　グレイシャー・ポイントはトイレが3箇所に8箱あるのですが、うち二つが使用不可になっていて、今日は長蛇の列でした。そういえば7-8年前に団体バス旅行で来た時もそんなことだった記憶があります。あの時は、ファイアー・フォールの話は全く知らなかったなぁ。

　ハーフドームがなんたってヨセミテの象徴みたいなものですが、まったく恐ろしい格好をしておりますなぁ。

　確かに水はないんですが、マーセド・リヴァーはちゃんと見えまんがな。

　ありゃ、見えるところからも煙が上がっているし、消火活動をやっているみたいですよ。セコイヤ・国立公園だけじゃないんだな。

　ハーフドームの上に何人かの人影が見えます。私、このポイントに来たのはこれが3回目ですが、毎回必ず見えています。

だいぶん煙ってきちゃいましたけれど、10人ほどの人影が見えています。

　いるかの口みたいな、ハーフドーム、ていっつも思っているんですが、誰にもいったことはありません。

　恐ろしい形相をした壁面ですねぇ。

　絶景！

　身を乗り出したくなるのはわかります。しかし、私なんぞはこうして見ているだけで、お尻がむずむずして、もう怖くてたまらんのです。

　見ているうちに裸足になって柵の外の飛び出した岩にでていく阿呆ものがいました。そんな奴を写真に撮ると益々増長するから知らん顔します。

　よっぽど雨が降ってないんでしょうねぇ、メドウが真っ茶色になっちゃっています。痛々しい。

　やっぱりのぞき込みにいってるわい！

　かすかぁ〜に水が落ちている滝を発見。この際これは貴重！それに横に人が来ていますよ。

　また降りていくのにも約一時間かかります。

　やれやれと帰ってきて、昼飯はやっぱりYosemite Lodge at the Fallsのキャフェテリアです。

Yosemite Lodge at the Falls ホテル

　後ろ姿、しかもピントが手前の枝に来ちゃっているんですが、
部屋に帰ってきて、コーヒーを入れて、やれやれと外を見たら、なんとそこへLynxが平然と歩いてきて、私と目が合いました！

　カメラを取り出すも、時すでに遅く、藪の中に消えようとしていたので、慌てて扉を開けて外に出ると、なんと脇からメスのミュールが突然現れ、平然と私の前を通っていくではありませんか！いくらヨセミテだとはいえ、こんなお客さんに出会えるとはびっくりです！

　うちに帰ってきてこの話をすると、みんなが「なんで写真を撮ってこない、あれだけいつもカメラを持って歩いているのに！」と大顰蹙でございます。

　これで勘弁してけろ！

　この子がミュール君です。どうしてこんなところに来ちゃったんだろ。

　おまけのリス君。

つづきはこちら
http://4travel.jp/travelogue/11066130