2015/09/06 - 2015/10/12
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keithforestさん
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2013年に続いて二度目のスター・アライアンス・周回の旅 今年のテーマは「Glacier」でございます。
後半はヨセミテ・ナショナル・パークからアラスカへ転じ、生まれて初めてのクルーズ、そこから一気に南半球へ飛んでニュー・ジーランド南島のバス・ツアーへ参加します。
水がないと云われているミラーレイクへいって、あの憧れのアワニーホテルでランチだ!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝6時半に目が覚めてベランダのガラス扉を開けて外へ出てみると、すっかり涼しい。天気予報を見ていても、昼間は30度を大きく超えた気温になって鬱陶しいのだけれど、最低気温は24度くらいに降りて、気持ちが良い。しかし、これだけ暑いせいか、出てくる動物はリスか、ブルージエイくらいしか見ることができない。
Yosemite Lodge at the Falls ホテル
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レセプションの女性が、私たちの年格好をみて、「二階じゃない方が良いですよねぇ」といってレセプションの目の前の棟の一階左から二つ目の部屋にしてくださいました。
だから、裏の大きなガラス戸を開けて外にすぐさま出ることができます。久しぶりのヨセミテを思いっきり吸い込みます。ふふふ。 -
う〜っ、たまらんっ!
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このために生きてきたっ!
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ようやくお陽様がさすようになってきた。なにしろYosemite Valleyはその名の通り、谷ですから、直接お陽様がさすまでに時間がかかるわけです。それまではまだ涼しいっちゅうわけだす。
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早いうちはシャトルバスの間隔が長い上にだぁれも乗っていません。Yosemiteは外から来る人が多いのか、午前中はとても静かなんです。これ、狙い目です。
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小さくてよくわからないかも知れませんけれど、これが2015年版シャトルバス路線図です。左、つまり西の方へ伸びているのが夏だけ運営されている「エル・カピタン・シャトル」です。緑のルートが一方通行で走っている通常シャトルです。右の方をみるとグルッと回っていますが、最初のうちはこのぐるぐるで、今自分がどこにいるのかわからなくなっちゃいます。最初にこのルートマップで頭に入れておくと良いようです。
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斜めがけのバッグしきゃ持ってきていないものだから、歩くのがなかなか楽じゃないから、そうだ!、スポーツショップがあったからあそこならあるだろうと、見にいけども、この店10時から5時までしきゃ開いていない。残念。
次のシャトルが来るまでぼぉ〜っと待ちます。 -
そこへ現れたのはこのリス。はっきりいって北米の各地にリスなんて掃いて捨てるほど現れます。しかし、こいつに驚いたのは、この尻尾の長さです。
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後ろ姿ですが、なんじゃ、この長い尻尾!
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シャトル路線図の17番の停留所、Mirror Lake Tailheadで降ります。ここからMirror Lakeまでトレイルを歩こうというわけです。
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シャトル停留所18番にstableというのがありますが、これ、本当にstableでここから馬に乗せて貰うことができます。私たちは乗りませんでしたが、Mirror Lake Trailを上がっていくと、上から馬の列が降りてきたんです。
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おかげさまでございまして(笑)、トレイル全部のほとんどに馬の糞とおしっこが散乱。まさに松尾芭蕉の気持ちになることができるという素晴らしさ。(急に文学的!油断してちゃダメ!)
私たちも馬乗りツアーご一行様と遭遇。馬にも様々な大きさがあって、中にはロバまで動員されている。 -
楽しそうな人やら、もう怖くてたまらなさそうな人やら、様々で遭遇した私たちの挨拶に応える人や、身を硬くしている人もいる。トレイルは御影石がゴツゴツしているのでお馬さんにとっても歩きにくそうだ。
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やっぱり、このトレイルに倒れかかったりするんでしょうかねぇ、木が切られてトレイルの外へ。
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ね?こんなぐあいにお馬さんの痕跡があっちこっちに。
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へぇ〜、御影石の崖はよく見ると、剥がれ落ちるみたいですよ!これ、ちょっと考えると怖いですよね?かなり。
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つるんとしている御影石。
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ほぉ、水、あるじゃん?
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この御影石だって、多分上からごろんごろんと落ちてきたんでしょうねぇ。その時って、どんな音がして、どんな火花が散ったりするんだろうなぁ。見てみたい気もしないではないね。
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でっけぇ石だなぁ〜!
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ほら、ご覧よ!あそこの白いところ、あれかっぱり割れて落ちたんだぞ、怖いぞ!
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Mirror Lakeまでやってきました。子どもたちがワンワン走り回っているくらい、まったく、金輪際水なんぞありませぬ。
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誰だよ、こんなことしたの。この石、こんなほっそい棒で支えてなんてられねぇだろうよ。
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近いところ、というかSequoia National Parkの山火事で、どんどんけっちも煙ったくなってきています。朝日が差してくるのがよくわかるです。
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ほら、みてみて!まったく水ないでしょ?平原になっている。
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見事な砂原の、かんせぇぇでぇぇす!
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ところがですね、ところが、一番奥の方に上がっていってみると、動物の足跡がたぁ〜くさん!
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鹿さんでございます!いわゆるミュール!
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好きだなぁ・・・。
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水があったら、流木流れるんだよね。
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これじゃ、賽の河原です。
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歩き始めたMirror Lake Trailheadから丁度やってきたシャトルに飛び乗って、3番の停留所のAhwahnee Hotelへやって参りました。
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いよいよ、あのThe Ahwahnee Hotelのダイニングにランチにやって参りました。受付の兄ちゃんが気取ってやがって、東洋人の年寄り夫婦を上から目線で見るのは非常に気に入りませぬが、ホールの担当者は女性も男性も、自分の名前を名乗り(覚えられないんだけれど)チャンと、対応してくれました。
そんな対応していると、これからどんどん増えてくる中国人を御しきれねぇぞって教えてやらないことにした、フフフ。ジ アワニー ホテル
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なにしろおおよそ30年振りでございますから、このダイニングくらいしか覚えておりません。ロビーも、ギフトショップもほとんど覚えていないのは不思議なくらいです。
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外にはなにやらやたらとテーブルと椅子が並べてあるんです。一体何だろうと思ったら、どこかの大金持ちがここでパーティーを開こうってんです。いったいなんだろう?
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ランチですが、ちゃんとナプキンでくるんだパンがでます。
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サラダはシェアしたいと要望したらちゃんとサラダをわけて持ってきてくれました。ここのお皿、こんな感じです。
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私は子牛のサンドイッチ。
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つれあいはトラウトのパン粉フライ。ワイルドライス、インゲン豆。ミラーレイクの水がないのに、トラウトかい?
料理が運ばれてくると、やっぱり驚くほどの分量で、若い時ならいざ知らず、もはやとても平らげることができない。テイク・アウトさせてもらいたいというと、まるでThe Whole Food Marketでそうしたような紙の箱に入れてくれた。 -
ロビーのマントルピース。5月に私の友人がここの前で記念写真を撮ったというので、それじゃ記念写真ッてぇことで。
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これ、これ。これがアワニーホテルのマーク。30年前、このマークが皮に彫刻されたキーホルダーを買って帰り、何年も使っていました。
ちなみに今回もギフトショップに行って買いたいと思って、こんなキーホルダーはない?と聞いたら、こっちの感傷の気持ちなんかなんのその。そんなもんみたこともねぇ、ってさ。 -
ここのホテルでは午後3時からホテルの歴史についての無料ツアーがある。コンシアージで頼んでおいたのだけれど、時間になって行ってみると、なんと20人ほどの、ほとんどおじいさん、おばあさんが集まっていた。全員が白人で、ほとんどがアメリカ人。私たちが東京から来たというと、みんなが振り返る。
アワニーという名前はやっぱりこの地に30部族ほど暮らしていた先住民の名前から来ているのだそうだ。このホテルがあっちもこっちも先住民の模様から来ているからそうだろうとは想像がついた。 -
柏の木の葉もそろそろ落ちるのか。
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ところでこの建物はあたかも木造のように見えるのだけれど、実はほとんどが鉄骨とコンクリートで出来ているという。それはこの建物を設計した人が不燃建築を目指したからなのだそうで、外から見ると、各階の外壁も木材のように見えるのだけれど、実はコンクリートだそうだ。
あのダイニングも太いシュガーパインの柱だけれど、実はその中をくりぬいてコンクリートが充填されているというのには驚いた。 -
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この建物の南の端にガラス張りのまるで元は温室だったのではないかと思えるような部屋がある。ここからグレイシャー・ポイントが見える。ここからファイアー・フォールが見えたのだそうだ。
そのファイアー・フォールなんだけれど、2月の後半に夕陽との関係であるポイントからヨセミテフォールが輝いて見ることができるというのはかつてNHKの番組で見た記憶があるので、あれのことかと思っていたら、実は全然違うことだったのでびっくりです。
1968年までグレイシャーポイントにグレイシャーホテルという施設があったのだそうです。1872年、このホテルのオウナーが盛大なパーティーを開こうとして、ヴァレーのあちこちにビラを張り巡らしたら、カリー・ヴィレッジを開いたDavid Curryがそれを全部剥がしてしまい、だあれもやってこなかったことに怒ったオウナーが、盛大に起こしたファイアーの熾火を蹴飛ばして崖から落としたことが発端になったというんです。
それ以来カリー・ヴィレッジのステージで出し物が8時に終わり、しばらく経つと9時になったら下から大きな声で合図をし、上からそれに答えるとともにまさにファイアーがどんどん下へ向かって落とされ、まさに火の滝となって見えたのだそうです。すると下のステージでは「Indian Love Call」が歌われてそれを見ている人たちは感極まったというのです。今から考えると嘘のような話で、とても多くの人たちがこれを見に来たというのです。今日のツアーの一行の中にもやっぱりそれを見たことがあるというおばあさんがおられました。
1968年の1月でこれは終わったというのですが、自然環境保全という観点で中止され、その後ホテルが火事で丸焼けになってしまって今は何も残っていません。 -
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午後4時になると、二階のロビーでお茶とビスケットがでます。これは誰にでも勧めてくれます。なんで二階に上がったのかというと、女性のトイレが二階にあって、帰ってきたつれあいが「上でお茶が飲めるよ」というんで上がってきたのです。但し、紅茶だけ。通りかかっただけで、ボーイが「お茶はいかがですか?」と進めてくれるんです。
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このカップもやっぱりこの模様。ショップで売ってます。
今日はもう大満足!
つづきはこちら
http://4travel.jp/travelogue/11066076
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