2007年夏の北海道旅行は道北ぐるっと一周り（その6、十勝岳連峰を一周して旭川空港から帰宅）

2007/08/06 - 2007/08/14

久々に1週間という長めの北海道滞在となりましたが早いもので今日が最終日。とりあえず旭川空港を20時20分発の飛行機に間に合えばいいので十分時間があることと、幸いにも天気も良さそうなのでレンタカーを借りることに決定。富良野や美瑛はもう何度も周っているのでちょっと距離は長くなりますが十勝岳連峰をぐるっと左回りで周って空港まで向かうことにしましょう。

エリア 糠平湖・然別湖周辺(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

北海道に着いた初日にも泊まっていた富良野の民宿千葉荘、会社からここまで直行で来ていたので置きっぱなしにしていたスーツや仕事道具を回収して送迎の車に詰め込みます。お世話になりましたぁ〜

北の峰から見下ろす富良野の町や空知川など見慣れた景色を見ながらあっという間に富良野駅へ到着。去年7月以来約1年振りの富良野でしたが・・・ついに始まってしまいました駅周辺の再開発、既にいくつもの建物が取り壊されて更地になっています。こんなの自分の知ってる富良野じゃない・・・

富良野駅 駅

随分とすっきりしてしまいましたねぇ〜便利になるのは結構ですがやはり今まで当たり前のようにあった光景が無くなってしまうのは寂しいものです。

※ちなみに1年前の写真はこちら
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=35419871

北の峰もこんなにはっきりとは見えなかったですもんね〜完成まではもう少し時間がかかりそうですが、どのような光景に変わっていくのでしょうか。

レンタカーは富良野で借りて旭川空港で返しても同じエリアになるようで乗捨料金はかからないとのことなので便利です。この後38号線でまずは南を目指しますが急ぐ必要もないのでどこか良い景色がないか車でふらふらと。

十勝岳連峰がくっきり見えていますね〜あと一日早く見えていたら・・・

ひまわりの花と北の峰。

富良野川を渡る富良野線。

麓郷へ向かう道道沿いにあるハートヒルパークに来てみました。盆地が一望出来て気に入っている場所です。富良野スキー場の全体がよく見えていますね、麓にある新富良野プリンスホテルなんかもよくわかります。

ハートヒルパーク展望台 公園・植物園

中富良野から上富良野の方向を。今日は遠くまでよく見えています・・・

ではそろそろ富良野を後にして走り始めましょう。1時間ほど走り、こんなに晴れているのだからきっとここからの眺めも綺麗だろうなと下りてみたのは狩勝峠。十勝平野まではまだ距離があるので山々が連なる景色ですがそれでも遠くまで緑が続く景色は見事なもの。

狩勝峠 自然・景勝地

狩勝峠の看板。書かれている通り標高は644m、石狩と十勝から一文字ずつとった名前です。

狩勝峠展望台 名所・史跡

狩勝峠から先は新得町。新得といえばそばが有名な場所、坂を下りきったあたりで早速そばの畑が見えてきました。

鹿追町にある扇ヶ原展望台に到着、1年前に来たときは霧で何も見えなかったので来てみました。雄大な景色ですね〜

扇ヶ原展望台 自然・景勝地

一般的に言う「北海道らしい」風景ってこんな感じかな？広い牧場にサイロがあって・・・あとホルスタインがいれば完璧ですかね。

先ほどより標高はずっと低いものの高い場所から景色を眺められる美蔓パノラマパーク、下に畑が広がっているのでこちらの方が十勝らしい風景かも知れませんね。

美蔓パノラマパーク 名所・史跡

美蔓パノラマパークからさらに走ること40分ほどで旧幸福駅に到着。昨年近くまで無料の高速道路が出来たようで随分とアクセスが良くなっているようで。

幸福駅(幸福鉄道公園) 名所・史跡

青空の下、鮮やかな朱色のディーゼルカーが今にも走りそうな状態で線路上に置かれています。

団体の観光バスでも立ち寄る定番の観光地、お土産を買い求める人たちで賑わっています。

幸福駅の駅名票。

現役時代そのままの？ディーゼルカーの中に入ることも出来ます。いいなぁこの雰囲気、今回はレンタカー中心の旅行でしたが次にまた日数を取って北海道へ来る機会があればJRの旅もしたいものです。

幸福駅を後にしたら今度は一気に十勝岳連峰の東側を走ります。次に止まったのは糠平ダムを越えてしばらく走ったところ、遠くに特徴的な形のタウシュベツ橋梁が見えていますね・・・今からあの場所まで向かいます。

去年来たときは水位が高くてもう少しで湖に沈みそうな状態でしたが、今年はアーチの形全体が見えています。それにしても綺麗な形をしています・・・

タウシュベツ川橋梁 名所・史跡

いつ崩れてもおかしくないと言われているこの橋、「形あるものいずれは・・・」とも言いますが儚さを感じずにはいられません。

今度は見下ろすように。

聞こえてくるのは湖を渡る風の音だけ、あぁ〜なんか帰りたくなくなってきたかな（笑）
中央部が崩れているのは2003年の十勝沖地震によるものだそうです。

今できることは今の状態をしっかりと記録することだけ、思うままに写真に撮っておきましょう。

水位が低いので湖底がかなり見えています。切り株がたくさんありますね〜

あとは旭川空港まで一気に走るだけ。すっかり暗くなった空港で適当にお土産を見ていたら既にこれから乗る飛行機は到着しているようで。やっぱりJALで地方空港へ行くときはA300ですね。

旭川空港 空港

ボーディングブリッジには旭山動物園の動物の写真が。

先にAIRDOが出発していくようです。1回だけしか乗ったことないですがまた乗ってみたいですね〜

最終便の搭乗時間が近づき、お土産屋さんも閉まってしまいました。さぁいよいよ北海道とお別れです・・・

これに乗ってしまえば1時間ちょっとでもう東京に着いてしまいます・・・

とは言っても帰れば仕事も待っているわけで・・・搭乗した飛行機は順調に飛行を続けてあっという間に羽田空港に到着。そのまま夜行列車に乗り換えて・・・下り立ったのは長野県松本駅！ムーンライトながらの指定席、1席くらい空いてるかな〜と期待していましたがそんな上手くいくはずもなく。白馬行きのムーンライト信州が空いていたのでやむ無く大回りですが中央線周りで帰宅することに。

松本駅 駅

これに乗れば中津川で名古屋行きの中央線に乗り換えできるようです。ということで最後の最後に何やってるんだという感じでしたが無事昼頃には帰宅することが出来ました。
最初は道北一周、久々に行く稚内やオホーツク海側のドライブ、仁宇布のトロッコも良かったのでまた行きたいですね〜。そして美瑛を原付で走ったりと・・・しばらくはこんな1週間に渡る旅行は難しいかも知れませんがまた機会を見つけて訪れたいと思います。