2015/07/05 - 2015/07/05
43位(同エリア165件中)
Tinaさん
函館を朝9時に出発。トラピスト修道院(北斗市)⇒横綱記念館(福島町)⇒白神岬・レストラン矢野・松前城・寺町・松前藩屋敷・松前温泉(松前町)を巡り、18時半に函館着。美味・歴史・自然を満喫!大満足の日帰りドライブ旅行をご紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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さあ、ドライブスタート!
五稜郭から約20分ほどで市内を抜けて、海岸沿いの潮風爽やかな道へ。海の向こうに函館山が見えます。見慣れた山の形と違って、クジラのよう。浅瀬には、釣り人の姿も。こんな絶景の中での釣りは気分がいいでしょうねえ!何が釣れるのかな!? -
トラピスト修道院に到着。「トラピストクッキー」でおなじみの、カソリックの男子修道院です。1896年に、フランスからやってきた修道士たちによって開院され、現在は26名の修道士のかたたちが、この地で神に祈り仕える日々を送っていらっしゃるそうです。
厳律シトー会灯台の聖母修道院(トラピスト修道院) 寺・神社・教会
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トラピスト修道院の見学は事前予約制で、かつ、男性のみ可能とのこと。この写真は海からまっすぐに続く杉並木の坂を歩いた突き当り、門の外から撮りました。俗世と隔絶された、静謐な雰囲気です。
門には小部屋があり、修道士さんたちの日々を垣間見ることができる写真展示がありました。朝3時半から20時まで、7回の祈りの時間を挟みながら労働に取り組み、自給自足で暮らしているそうです。こういう人生もあるんですね。厳律シトー会灯台の聖母修道院(トラピスト修道院) 寺・神社・教会
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散策した後は、売店で、トラピスト特製ソフトクリーム(350円)に舌鼓み。ソフトクリームにもワッフルコーンにもトラピストバターが練りこまれているそうで、濃厚な味わいです。トラピストクッキーが添えられていました。
トラピスト修道院 売店 グルメ・レストラン
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再び海岸沿いの道路を進んで、福島町へ。この町が生んだ二大横綱、「千代の山」と「千代の富士」の記念館を見学します。
横綱千代の山 千代の富士記念館 美術館・博物館
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北海道の小さな街から、2人もの横綱が生まれただなんて凄いことですね!ちなみに、昔は「大関」が最高位で、千代の山は「横綱」という位ができて最初の横綱なのだそうです。
横綱千代の山 千代の富士記念館 美術館・博物館
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記念館に入って最初に目に飛び込んできたのは、千代の富士の雄姿を描いた絵画。彼が活躍していたころ、私はちょうど小学生でした。特に相撲好きというわけではなかった私も、千代の富士が連勝記録を作っていたとき、毎日欠かさず相撲中継のテレビを見ていました。かっこいいお姿、懐かしい! 名勝負の数々を映像で見られるコーナーもあり、北の湖や貴乃花との熱戦を久しぶりに観ました。千代の富士の筋肉の美しさと、激しいぶつかりあいを制する相撲の上手さに、改めて感動です。
横綱千代の山 千代の富士記念館 美術館・博物館
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館内には、両横綱が獲得したたくさんの優勝杯や賞状などが飾られていました。写真の化粧まわしは、つい先日行われた、千代の富士の還暦土俵入りの際に使用されたものだそうです。その時の写真も展示されていましたが、還暦を迎えてもなおスタイル良く、眼光するどい千代の富士でした。
横綱千代の山 千代の富士記念館 美術館・博物館
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本物の土俵もありました!毎年夏、この土俵を使って、九重部屋の皆さんが夏合宿を行うそうです。2015年は8月10日すぎからだそう。朝8時〜10時半の間に来館すれば、稽古の様子を見学することもできるそうですよ!それは行かなくっちゃ!
横綱千代の山 千代の富士記念館 美術館・博物館
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福島町を後にして、再び海岸沿いを進み、松前町へ。北海道最南端の地、白神岬にやってきました。海の向こうには、津軽半島の竜飛崎が見えます。この辺りは野鳥のサンクチュアリなのだそうで、たくさんの鳥たちが飛んでいました。
道路沿いに設けられている白神岬展望広場から、階段を使って海辺に降りることができます。透明度の高い綺麗な海と、爽やかな潮風。爽快な場所です。白神岬 自然・景勝地
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何かいるかな?と探してみたら…いますいます、たくさんの海の生物たち。鮮やかなオレンジ色のヒトデ。かわいいヤドカリ。大きな爪を持ったカニ。子どものために探してあげるはずが、大人のほうが磯遊びに夢中になってしまいました。ビーチサンダルを持ってくれば良かった!
白神岬 自然・景勝地
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松前の城下通りにやってきました。この通りに面した建物のほとんどは、歴史的な町屋造り風に改装されていて、タイムトリップしたかのような気分に。この写真は、レストラン矢野を背にして撮ったものです。
レストラン矢野 グルメ・レストラン
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矢野旅館併設 レストラン矢野の、まぐろ御膳(2000円)。
まぐろのお刺身、炙り、漬け丼に、女将の特製松前漬けが添えられた豪華な御膳です。私が一番感動したのは、漬け丼のマグロ。口に頬張った時の濃厚な旨み…ああ、思い出しただけでヨダレが(笑)前浜の寒海苔も香りが良くて、あっというまにたいらげてしまいました。大満足!レストラン矢野 グルメ・レストラン
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さて、お腹いっぱいになった後は歩きましょう!松前城へ。
この坂は、新選組の土方歳三が馬にのって上った坂だそうです。その名も「馬坂」。松前城 名所・史跡
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松前といえば桜が有名ですが、新緑の時期も素敵です。松前城は、津軽海峡の警備を担った松前藩によって1854年に築城されましたが、その後、火事で焼失。現在の天守閣は、1961年に再建されたものです。中は資料館になっており、松前藩の資料や、アイヌ民族資料が展示されていました。
松前城 名所・史跡
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写真左手の本丸御門は、創建当時から現存する建築物。圧倒されるような迫力でした。
松前城 名所・史跡
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松前城の奥には、寺町が広がっていました。私は、松前城は以前訪れたことがあったのですが、寺町散策は今回が初めて。見ごたえのある建築物の数々に驚きの連続でした。本州からやってきた人々は、どんな想いでこの地に寺社を建立したのか…どんな苦労があったのか…思いを巡らせながらの、約1時間の散策でした。
松前神社 寺・神社・教会
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法源寺山門。江戸時代中期の建造で、北海道では最も古い建造物の一つだそうです。寺境内には、アイヌの酋長を描いた『夷酋列像』で名高い蠣崎波響の墓がありました。
寺町にはこの法源寺を含む5つの寺が現存しています。開基が1400年代、創建1600年代という古さにはちょっとびっくり(勉強不足でお恥ずかしい…)。光善寺のご本尊は、平安時代末期に作られたの木像阿弥陀如来立像だと聞いて、さらにびっくり。どのお寺も見ごたえがあります。法源寺 寺・神社・教会
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寺町は、深い森の中にあります。鳥たちのさえずりの声を聴きながら、森林浴気分で歩き進みました。突き当りに見える「松前藩主松前家墓所」の入り口には、樹齢350年を超える大ケヤキが。樹高27メートルだそうです。
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松前家のかたがたが眠る墓所。石で造られた小さなお堂の中に、五輪塔の墓が収められていました。墓所の中にも巨木が多く、写真右手のイチョウは、樹齢400年を超えるそうです。
松前藩主松前家墓所 名所・史跡
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寺町を抜けて、松前藩屋敷へ。「松前の五月は江戸にもない」とうたわれた、賑やかな藩政時代の松前を再現したプチテーマパークです。ちょうど今週は七夕なので、門に七夕飾りがありました。
松前藩屋敷 名所・史跡
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入り口はいってすぐにあったのが、籠。これは乗るっきゃないでしょう。居合わせた観光客のかたがノリが良くて、一緒に担いでくれました…が、重たい!すぐに断念。昔の人は力持ちだったんですね。
松前藩屋敷 名所・史跡
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園内には、様々な建物が。こちらは、北海道に上陸する人たちや積荷を厳しくチェックした奉行所。人間は裸にして、刀傷や入れ墨がないか等を調べたんだそうです。
松前藩屋敷 名所・史跡
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こちらは、旅籠。少し休むことにしましょう。
松前藩屋敷 名所・史跡
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旅籠の二階でしばし休憩。向かいは、近江商人の商家だそうです。彼らは北前船で北海道と大阪を行き来し、財を成しました。
松前藩屋敷 名所・史跡
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こんな展示も。展示物に触らなければ、建物内に入って、近くで見たり、一緒に写真を撮ったりすることもできます。侍や忍者、町娘などの衣装のレンタルサービス(1000円)もありました。次回、外国からのお客様が来たらここに連れてこようと思います。
松前藩屋敷 名所・史跡
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懐かしの「竹馬」もありました。久しぶりに乗ってみたら…難しい!筋肉が要りますね。
松前藩屋敷の中には全部で14棟の建物があり、それぞれ、城下町・松前で暮らしていた人々の仕事や生活が学べるようになっていて、見ごたえがありました。幕末にはこの地に、3万人もの人々が暮らし、仙台以北最大の街であったそうです。松前藩屋敷 名所・史跡
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旅の終わりに…温泉で汗を流しました。海岸沿いの道から、山間に4キロほど進んだ渓流沿い、松前温泉休養センター。名前から近代的な建物を想定していたら、瓦葺の風情のあるたたずまい。建物内には松前杉がふんだんに使われていて、レトロな雰囲気です。浴場は天井近くの大きな窓から日差しが差し込む、開放的な造り。大きな湯船にどっぷり浸かりながら、今日の旅のことをあれこれ振り返りました。
函館は「開港150年」と新しい街ですが、車でたった1〜2時間の松前周辺には中世からの歴史があり、北海道では一番古い歴史を持つエリア。見ごたえのある歴史スポットの数々には驚きの連続でしたし、海の景色や山の木々の美しさには癒されました。食事もおいしかった!どこに行っても人が少なくて、ゆったりとした気分で楽しめた反面、もっと多くの人にこの地の魅力を知ってほしいとも感じました。皆さんに声を大にして言いたい!「お勧めですよ!」 私たちは次回は泊りがけで、再訪したいと思います。松前温泉 休養センター 温泉
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