2年ぶりに九輪草の群生を見に中禅寺湖千手ｹ浜へ

2015/06/13 - 2015/06/13

　連れ合いが日光東照宮で所用があり、和服で出掛けるので車で送迎して欲しいと言う。朝9時から午後３時頃までかかるというので、その間に2年ぶりに千手ｹ浜の九輪草の群生を見に行ってきた。
　2年前より、少し九輪草の数が減っているように思えたが、咲き具合はちょうど満開で見頃となっていた。ＴＶの地方局や地元の新聞でも紹介されていて、しかも週末なので予想通りの大勢の人出であった。

参考　2年前の千手ｹ浜の九輪草の様子は、下記旅行記にて
http://4travel.jp/travelogue/10786064

エリア 日光(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

連れ合いを東照宮近くで降ろして奥日光に向かう。赤沼駐車場は、9時半なのにすでに満杯！　駐車場整理のオジサンが、急ぐのだったら三本松駐車場へ行けという。やむなく、三本松駐車場に車を停め、赤沼駐車場の千手ｹ浜行き低公害バス乗り場に徒歩で向かうことにした。およそ、７〜８００ｍの距離。
三本松園地のピクニックテーブルのそばに大きなレンゲツツジが咲いていたので、ちょっと寄り道して数枚撮影。
そういえば、今年はツツジの撮影にはどこにも出掛けなかったな〜

千手ｹ浜行きのバスを待っているハイカー、観光客、写真愛好家達の長蛇の列ができている。次のバスまで待たないと乗れそうもないと思っていたところ、今日は混雑しているので、2台体制で運行している。15分ほどの待ち時間で無事、乗車。

千手ｹ浜バス停で降り、15分ほど歩くと、仙人庵という民家の敷地に着く。ここが、九輪草の群生地。
入口に、小さな小屋があって、無料のコーヒーがサービスされている。
仙人庵というのは、ここを管理している伊藤乙次郎さんという方の個人宅のことである。

千手ケ浜 自然・景勝地

今年も大勢の人達が訪れ、思い思いに九輪草を撮影している。

この土地は日光の輪王寺の所有だが、伊藤乙次郎さんが委託されて、管理しているという。かつては、千手ｹ浜一帯に広く九輪草が咲いていたが、鹿の食害でほぼ全滅してしまった。伊藤さんが管理している群生地だけ、ネットで囲って鹿の侵入を防いでくださっているので、毎年みごとな九輪草の群生を見ることができる。

九輪草は、茎の周りに２〜３段にわたってリング状に花を付ける。それが仏塔の屋根にある九輪に似ているので九輪草と名付けられた。

色は、白、ピンク、赤、紫と様々。

園内を小川が流れていて、川沿いにも九輪草が群生している。

川の水は清冽で、流れが静かなので、水面に九輪草が写り込んで、とてもきれいだ。

川の中の苔むした倒木も良い味が出ている。

2年前に来たときは、偶然川霧がちょっとの間現れて、とてもフォトジェニックな光景が見られたが、今回は川霧は出現せず。

非常に珍しい黄色の九輪草を発見。そばに近寄れないのでアップでは撮影できず。
2年前に来たときには見つけられなかった。

前ボケを利用して１カット。華やかな感じの一枚になった。

一つの花茎に咲く花でも真っ白のもあれば、ピンクと白のまだらもある。

しつこく、前ボケを入れて撮影。

小川はとても澄んだ水が流れている。源流の湧き水が近くにあるのかもしれない。

ミズナラの木の根元で可憐に咲く九輪草

園の東側に回りこんで・・

木の間からは中禅寺湖の水面がのぞいている。

伊藤さんの自宅「仙人庵」

千手ｹ浜の湖岸に出る。男体山がはっきり見えている。

帰りのバスを待つ人達の長蛇の列。
ここは、携帯の電波が届かない。赤沼駐車場に戻ると連れ合いから連絡が入っていて、予定より早めに終わりそうとのこと。戦場ヶ原のワタスゲの様子も見に行くつもりだったが、取りやめて東照宮に戻り、連れ合いをピックアップして帰宅。

この旅行記へのコメント （2）

• chikuouさん 2015/07/02 21:15:08

  いつもながらに綺麗な画像をありがとうございます。

  　こんなにたくさんのクリンソウを一人で管理されているのですね。相当広い場所に思えますが。仙人庵となず蹴られるのも分かるような気がします。
  　クリンソウが心ない人に取られないで、増え続けてほしいものです。
  　画像ののうまさには脱帽です。

  玄白さん からの返信 2015/07/03 16:45:00

  RE: いつもながらに綺麗な画像をありがとうございます。

  chikuouさん、こんにちは
  
  いつも玄白旅行記訪問ありがとうございます。
  
  ここの九輪草群生地は大体0.7〜0.8haですかね。確かに一人で管理するのは大変かもしれませんが、毎年見事にきれいな花を咲かせてくれます。
  花を摘み取るような不心得者はいないと思いますが、やはり大敵は鹿ですね。
  防護ネットで群生地を囲んでいますが、きちんとメンテナンスしないと破れて鹿の侵入をゆるしてしまうので、大変だと思います。
  
  玄白