ズミの花が満開！　初夏の戦場ヶ原

2015/06/01 - 2015/06/01

梅雨入りも間近。そろそろ、ズミの花が咲く頃になったので、2月のスノーシューハイキング以来、4ヶ月ぶりに戦場ヶ原へ。
初夏の戦場ヶ原は、かつては色とりどりの花が多くカラフルな湿原だったが、20年ほど前から鹿の食害でだんだん花が減り、色彩に乏しいところになってしまったのが残念。外来植物の繁殖や湿原の草原化が進行している。
それでも6月初旬は、ズミの花が一斉に咲き、あたかも桜の季節が巡ってきたかのような景観が見られる。

エリア 日光(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

自宅を8時に出発、赤沼駐車場に9時半着。
駐車場のそばのズミも満開、ちょっとピークを過ぎつつある。

赤沼からいつもの散策路を歩く。今日は湯滝までは行かず、泉門池から光徳方面への散策路を通って国道120号に出るという、戦場ヶ原を一周する散歩コース。

ズミの花をアップ。
漢字では酢実。コナシ（小梨）、コリンゴ（小林檎）とも呼ばれるバラ科の木。リンゴの木に近い種類なので、かつてはリンゴの苗木栽培の台木に使われていたこともあるそうだ。
蕾はピンク色だが、開くと白い花になる。なかには開花しても薄ピンクになる場合もある。

男体山とズミ。真ん中のズミはピンクがかった花を咲かせている

しばらく、湯川に沿って歩く。
2年前、同じ時期に来たときは。右下の流木にレンゲツツジが根付いて、花を咲かせていたが、増水で流されてしまったのか、今年はなくなっていた。

白樺の倒木。
同じところに何回も来ると、倒木、増水などで湿原もずいぶん変化していることがわかる。

ワタスゲも咲き始めている。まだ少し早いのでまばらではあるが・・

ズミとワタスゲ

ワタスゲのアップ

ズミの花を前ボケで入れてワタスゲを撮影

湯川の中の倒木に若芽が育っている。ウラジロモミノキかな？

ズミの蕾。蕾は、こんな濃いピンク色である。

開花してもピンク色が残っているズミの花

綿くずのようなものが幹についている。何だろう？　サルオガセの子供かな？？

湯川で釣りをする人。ここでの釣りはキャッチ＆リリースが義務付けられている。釣り上げたカワマス（？）の写真を撮り、逃がします。

ズミ。
ピンクの蕾と開花して白くなった花びら

戦場ヶ原と太郎山。雲の姿は、もう夏空。

2年前に木道が新しくなった。ちょっと幅が広がったような？

白のズミとピンクのズミ

平日だが、大勢のハイカーが来ている。遠足に来た小学生も多い。

ウマノアシガタかな？

谷地坊主にも新緑の髪が生えてきた。

青木橋まで来た。
ズミの花のトンネルをくぐって橋を渡る。

青木橋

泉門池。いずみやどいけと読む。普通は読めないだろうな。
きれいな湧き水が湧いているところである。ベンチとテーブルが置かれているので、戦場ヶ原ハイキングルートの休憩場所として、大勢の人が一息入れている。

池の対岸にトウゴクミツバツツジがまだ咲いていた。竜頭の滝付近はとっくに花期は終わっているのだが・・・

いつもは、泉門池から湯滝方面に向かうことが多いが、今日は光徳方面に通じるルートを行き、国道120号に出て、赤沼駐車場に戻る。

鹿の食害防止対策の柵の設置を説明している看板。

鹿よけネット。
こうして、かなりの労力を使って鹿対策をしているのだが、なかなか食害を減らすまでに至っていないのが実状。

駐車場に戻り、湯元温泉へ。

湯の胡湖畔のレンゲツツジが満開になっていた。

いつもの休暇村日光湯元で日帰り入浴。通常\900だが、栃木県人に限って、「ゆこゆこカード」というのを作ると\500で入浴できる。

硫黄の香りが強い温泉をたっぷり楽しんだあと、帰宅。

この旅行記へのコメント （2）

• 銭形幸一さん 2015/06/20 20:19:06

  いいですね

  こんばんは。
  戦場ヶ原、陽射しがもう夏ですね。
  ズミの花、可憐な感じが何とも言えません。
  南アルプスの麓でも咲いているのでしょうがまだ見たことがありません。
  湯川もだいぶ温んできました感じがします。
  
  先月末に男体山と半月山登りましたが戦場ヶ原が見えました。
  時間があれば湯元温泉に一泊したかったです。
  日光、良いですね。

  玄白さん からの返信 2015/06/21 20:44:06

  RE: いいですね

  銭形さん、こんばんは
  
  ズミは湿気が多い土地を好むようです。南アルプスの麓でも湿原があれば、生えていそうですね。花期が短く見頃は5日間くらいのようで、年によって微妙に開花時期が変わります。
  フラワーパークの人手が加えられた花も華やかで悪くはないですが、やっぱり、こういう自然の中で咲いた花に魅せられますね。
  
  玄白